1.自己紹介

2.東大受験 ―勉強方法

3.センター/併願校について

4.模試成績と入試得点開示

5.東大入試本番について

6.ひとこと

・ペンネーム:quand123
・科類:文科三類
・現浪:一浪/予備校
・塾/予備校:東進ハイスクール(現役、浪人共に)
・出身:茨城県
・出身高校の例年合格者数:大体20人前後

〈本格的に東大をめざした勉強を始めた時期〉
高2の秋頃

〈生活パターン〉
現役時は、6時起床、6時半出発、8時から19時学校、その後22時まで塾にいて、家に帰り、24時には就寝
浪人時は、6時半起床、7時出発、8時から21時塾、家に帰って24時には就寝

〈各教科の勉強法〉

◎国語
現代文は、誰か信頼における先生の解き方を覚えること。それからはとにかく一問一問大事にして解くこと。古文漢文は、まずは古典文法、単語など知識を入れることが先決。それから沢山問題を解く。

◎数学
定理公式を覚えるのは当然必要。証明できるようにした方がなおよいが、その時間があるなら、問題を解いて、この問題はこう対処する、と身体に覚えさせた方が早いかもしれない。

◎世界史
知識をまずは入れる。その際、出来事、原因、場所、主要人物、結果や影響、などには特に注意すること。どの辺りでどういう順で起きたかわかっていれば、年号を覚える必要はないし、東大はそんな細かいことは覚えずとも太刀打ちはできる。それから、嫌と言わずに記述問題を解きまくった。同じテーマの問題が過去何年も出ることが多いからだ。

◎日本史
教科書の理解をするのが最優先。こちらも同じテーマが出ることがあるので、過去問研究をした。

◎英語
単語、文法、構文、熟語(熟語はあまり重要視しなかったが)を覚えるのは当然。要約は文全体の構造を読み取ること、英作文は沢山書いて第三者に採点してもらうこと、リスニングはシャドーイング、文法和訳は慣れ、長文はとにかく楽しんで読んで解く、という感じで勉強した。

〈過去問の利用について〉
時期は、高3の春からが理想か。夏からでも間に合うか。なるべく多くの過去問にあたり、問題への対処の仕方を学びたいからだ。
使い方は、始めは時間無制限でとにかく考える(歴史系は教科書を理解してから自分で教科書なしで考える、でもいい)。考える経験をまずはすることが重要。慣れてきたら、時間を決めてやること。どちらの使い方にしろ、解答解説を読んで、答案の書き方、問題に対する考え方、新たな知識を学ぶことが重要だろう。

〈おすすめ参考書〉

国語:現代文は各人にあったものを。自分は塾のテキストを使ったのみで市販テキストは一切買っていない。古文漢文も同様だが、自分は、漢文はZ会の漢文道場を使った。

数学:河合塾協力の下書かれた、『システム数学』(啓林館)。非常に難しいが、ためになることは間違いない。ある程度数学ができる人にお勧め。

世界史:東進の出版する、『荒巻の新世界史の見取り図(上中下)』(東進ブックス)。世界史の教科書とは違う見方ができ、また教科書より深く世界史を学べる。

日本史:『東大日本史問題演習』(東進ブックス)。教科書と併用して問題を解くと東大を受けるにあたって必要な知識を得られるだろう。

英語:『速読英単語』(Z会出版)。面白い文章が載っている上、速読法も載っているため、参考になる。単語力もつく。和訳ならば駿台出版の『英文和訳演習』が解説も細かく、採点例も載っていて非常に優れている。レベルも分かれていて、各人に合ったレベルが選べる。

〈併願校とその合否〉
現役時は併願校なし。
浪人時は上智経済学部経済学科、早稲田文学部、早稲田社会学部(センター利用)、慶応文学部を併願し、全て合格。

〈併願校の対策〉
東大に本気で受かりたいなら、併願校対策は程々にしといた方がいい。問題傾向は最低限知ること。日本史に関してはどこも細かい知識を問う上、それが東大に関わらないので、日本史は除外するのが得策。

〈センター対策〉
とにかく解く。これに関してはそれしか言えない。解けない問題は基礎の欠落の印なので、即刻その欠落を埋めること。あとは、時間はきっちり計り、徐々に早めていくのがよい。

〈模試成績〉
現役時は夏にBを一回取ったのみであとはC。浪人時は全てAだった。

〈センター得点開示〉
現役時は767点、浪人時は827点。

〈東大得点開示〉
現役時は8点差で落ち、浪人時は3点差で受かった。(正確な点数は流石に覚えてません)

〈当日の過ごし方〉
自分は机に向かうよりもベッドの上で勉強していた。とにかくリラックスしたかったのかもしれない。あとは、ホテルの綺麗さにやたら感動してみたり。夜は、少しだけ色々出歩いたりもした。緊張しっ放しでは自分は身体も心ももたなかった。

〈自分の受験会場こんなところでした〉
現役と浪人、なんと同じ場所。11号館の1101教室というところ。椅子が固定されているから少し慣れないかも。トイレは、近くに三つほどあるのでそれほど困らないはずだが、その清潔さの感じ方は個人差。そんなに綺麗でないかなあ(笑)

受験するにあたって、皆、「自分は大丈夫だろうか」「周り皆頭良さそう」と思っているのが当たり前!
東進日本史教員の野島先生の言葉を借りれば、「ふんぞりかえって受験する」くらいで受けること。身体と心は繋がっていて、身体が緊張すると心も緊張してしまう(はず)。だから、身体の力を一回抜いて、「俺はこの中で一番頭が良いんだ」くらいに思って受験すると、心持ちは違うだろう(普段はこんな姿勢で勉強しないこと。あくまで受験本番時の話)。
あとは、普段の勉強を頑張り、本番で全力を尽くすこと、これに尽きる!
皆さんの健闘をお祈りしています!