1.自己紹介
6.ひとこと
〈本格的に東大をめざした勉強を始めた時期〉
高三夏休み
〈生活パターン〉
3学期制で、2学期までは平常通り授業があり、3学期は自由登校という私立にありがちなパターンです。
・学校がある日
起床(6時)→登校→授業(~15時)→学校の自習室(~17時)→下校→就寝(23時)
・学校がない日
起床(6時)→東進or図書館の自習室(9~16時)→帰宅→就寝(23時)
〈各教科の勉強方法〉
◎現代文
一切のーたっち。
本試でも余り点数入ってないと思われる。
◎古文漢文
学校でもらった東大模試の過去問をひたすら解いた。
問題解く→解説読んで語彙文法確認→音読
参考書は、300語の単語帳を二周した。
この300語をベースにして、足りない部分は問題解く度に補完。
◎数学
端的に言ってしまえば、問題演習をするしかない。
初見だとどう手を付けてよいのかすら分からなくても、解答を見てみると簡単に思えるはず。
解答に使われている手法をたいていの場合知っているから。
数学には定石があって、ある問題に対していかに様々な解き方を考慮できるかが勝負。
使える手法を増やし、柔軟に解けるようになるには、結局のところ訓練するしかない。
日々の問題演習の中で、ただ漫然と解くのではなくて、飛躍ができる限り少なくなるように思考する練習を。
極々単純な話では、最小値が絡むから微分をする、とか、円が絡むから三角関数に置き換えてみる、とか、解法を一々自分に説明するように。
教科書準拠問題集(精説高校数学)と過去問しかこなしていないので、お勧めの問題集はなし。
必要な内容は十分に含まれているから、焦らず教科書準拠問題集をやろう。
過去問は丁寧に。解答の作り方、出題の意図を意識するべき。
答案の書き方が分からなければ、先生に積極的に添削してもらえばいいと思う。
勿論、数学の得意な友達でも。
大学入試数学の答案なんて、誰が書いてもそんなに変わらないはず。
◎物理
問題集を一冊仕上げてしまえば、入試で扱われる問題なんて全て類題みたいなもの。
色々手を出す必要はないから、一冊気に入ったのを丁寧にやろう。
重要問題集を3周した。
問題を全て解く→解けなかったもの、時間がかかったものにチェック→チェックした問題を解き直し→それでも時間がかかったもの、迷ったもの、解けなかったものにチェック→チェックした問題を解き直し。
◎化学
物理と同じく、問題集を一冊丁寧に仕上げるべき。
時間との勝負だから、計算問題は余り考えなくても解けるよう、慣れるまで繰り返し演習。
リードαを2周して、新演習を0.8周くらいした。
リードαは間違えた問題、時間の掛かった問題のみ2周。
元々新演習も2周するつもりだったけど、夏休み終盤に始めたから、結局終わらなかった。
新演習は細かい知識問題が多い。
リードαか重要問題集を丁寧に解く方がいいと思う。
被ってる問題も結構多いから、両方こなす必要はない。
◎英語
長文を読んで出会った単語や表現を大切にしよう。
一度読んだ文章はすらすらつっかえずに読めるようになるまで音読。
短ければ丸暗記するくらいの気持ちで。
それを繰り返してれば自然にできるようになっているはず。
とにかく授業を大切に。別に英語に限った話ではないけれど。
英語は教科書や与えられた文章を読むだけで勉強になる。
日々の授業で読まされる文章だけでも相当な量になる。
一回だけ読んで終わっていては勿体ない。
参考書や予備校の講義に手を広げる前に、授業の取り組み方を振り返ってみて。
音読してれば英文の内容も吸収できる。
入試も含めて高校で扱う英文はオーソドックスな論調のものばかり。
論説文に対してまたこの話か、という感覚を持てれば勝ち。
文法の問題集や単語帳は相当高いレベルを目指すのでなければ東大には不要だと思う。
記憶の引き出しが少ない分、覚えにくいような気がする。
問題集としては、数研の入試長文読解シリーズがお勧め。
①~⑤まであって、東大志望者は高二~高三で④、⑤をやるといいかも。
問題がついてるけど、それは解かなくてもいいかも。
時間決めて通読→(一応問題解く)→精読→(答え合わせ)→解説読んで文法語彙確認→音読
僕はこんな感じの流れで使ってた。
本試では大きく失敗してしまって、原因がいまいち分からないけど、英作文の対策を疎かにしたせいかもしれない。
〈過去問の利用について〉
科目毎に時間を計って解きました。
25ヶ年を単元別に解いて問題集と同じように使っている人もいました。
国語は触れてません。
◎12/15~
過去問を解き始めたのは、12月15日から。
取りあえずまとめて2年分解いた。
それからは数学のみ時々。
化学は新演習、物理は重要問題集。
英語は模試の復習のみ。
ここで英語2ヶ年/数学6ヶ年/理科2ヶ年
◎~センター~2/5~
理科・数学の過去問をメインに。
ここで英語3ヶ年/数学9ヶ年/理科10ヶ年
◎~本試
計 英語5ヶ年/数学15ヶ年/理科12ヶ年
・コメント
これだと始めるのが遅すぎます。
理科は新演習と重要問題集を終わらせてから過去問に取り組もうと思っていたのですが、結局終わらなかったので、センター後に打ち切ってしまいました。
また、直前期に過去問が膨大に残っていると焦ります。早め早めにこなしてください。
ただし、背伸びをしないこと。
数学は4stepレベルや精説、理科は重要問題集レベルの内容が身についてれば合格点は超えられるはず。
その上で、過去問は厳しく制約された時間の使い方の確認用。
11月頃までに一通り問題集を終わらせて、過去問に入れるようにすれば理想的。
余裕を持って1ヶ年に付き2日くらいで計算すれば良いと思う。
英語10/数学20/理科15やるとすれば、3ヶ月。
〈併願校とその合否/併願校の対策〉
・慶應理工○
→直前に過去問二年分
・東京理科大理工○
→直前に過去問一年分
〈センター対策〉
数学、国語の過去問を中心にそれぞれ追試合わせて15セットくらい(?)やった。
メンタル的な問題で、直前期になると不安でいてもたってもいられなくなってしまって過去問解いたけど、こんなにやる必要はなかった。
労力を二次対策に回すべき。
その他の科目は直前に2年分くらいずつ。
〈模試成績〉
高2冬
東大レベル模試 理一D 理三D
高3春
第一回全国模試 理一B 理三E
高3夏
第一回東大OP 理一A 理三D
第一回東大実戦模試 理一A 理三E
高3秋
第二回東大OP 理一A 理三C
第二回東大実戦模試 理一A 理三A
高3冬
第三回東進東大本番レベル 理一A
河合直前プレ 313点(判定は出ず)
〈センター得点開示〉
英語 194
国語 42+50+50+30=172
1A 94
2B 100
化学 97
物理 95
日本史 89
→前期841
〈東大得点開示〉
英語 79
国語 42
数学 76
物理 53
化学 37
計287
〈当日の過ごし方〉
首都圏住みだから電車で行けるけど、満員電車に乗るだけで疲れてしまうので、湯島にあるホテルリンデンに前日から二泊宿泊。
前日は応援のメールを送ってくれた友達に返信とか電話とかして過ごしてた。
一人の時間に耐えられなかったから、気が紛れて本当に助かった。
試験1日目はホテル戻ってから数学にショックを受けて、本気で号泣してた。
で、やはり連絡をくれた友達と電話とかをして、自己採点、解き直し。
泣きながら解き直しをしてたのは、今思い返せばちょっとどうにかしてたかもしれない。
ホテルだと疲れなくて良いけど、家族と話せないのは大きなデメリット。
〈自分の受験会場こんなところでした〉
暖房は効いていて、結構暑い。温度調節のしやすい服装は必須。
机の奥行きがなくて、解答用紙が入りきらないけど、折ってはいけないらしい。
トイレは尋常じゃなく混むので、試験終了後の待機時間(10分くらいある)に試験監督に申し出て行くのがお勧め。
昼休みはお散歩。
思い詰めちゃ駄目です。気楽に構えていれば人間なんとかなるものです。
息抜きの時間、睡眠時間をしっかり確保して、余裕のある生活を送って下さい。
心の持ち方一つで成績なんて良い方にも悪い方にも急変します。
是非本音で相談できる友達や信頼の置ける先生を見つけて下さい。