仏壇開眼
仏壇開眼とは
お仏壇を求めたら、必ず開眼供養(かいげんくよう)を行います。
新築やリフォーム、お引越しの際には仏壇開眼、開眼戻しを行います
開眼とはご本尊さまの眼を開くという意味です。眼は自分やこの世を見る観察力となり、詳しくは次の五種があります。
- T 肉眼(にくげん)−人間の眼。感覚器官の眼。
- U 天眼(てんげん)−天上の神様の眼。遠近、内外、昼夜、上下にかかわりなく見ることができるといわれる望遠鏡や顕微鏡のように人間の眼の力を超える眼。
- V 慧眼(えげん)−智慧のまなざし。私たちのさまざまな姿を観察し、苦しみやわざわいの原因を見極めて、その解決法を見出すことができる眼。
- W 法眼(ほうげん)−叡智の眼。この世は諸行無常、生成流転しつづける真理を見極める、その在り方を知る眼。
- X 仏眼(ぶつげん)−ご本尊様の眼。上の四種の眼を総括する慈悲の眼、そのまなざし。
開眼供養とは
そして、仏像、仏画、位牌、墓石、塔婆などが、ご本尊さまとしての仏徳をそなえるための作法です。長い生活の中で、先に旅立たれた大切な方、ご先祖様のために用意されたお仏壇には、必ず仏壇開眼を行い、ご本尊様の眼を開くことが肝要です。
仏壇の開眼戻し
仏壇の開眼戻しとは
仏壇の開眼戻しとは
、仏壇を新たに購入された際に仏壇開眼を行い、ご本尊様の眼を開く作法を行いますが、この逆で、開いている目を閉じるものです。仏壇をお寺にお持ちいただくことは難しいと思いますので、僧侶を自宅に迎え開眼戻しを行います。家の引っ越しやリフォーム等の際にはあらかじめ仏壇の魂抜きといわれる開眼戻しを行う必要があります。
や、の購入など、の際には、仏壇を新規購入あるいは既存の仏壇を移動することがあります。まず、仏壇を新規購入した場合には必ず仏壇開眼を行います。そして引っ越しなどで仏壇を移動する前には必ず(簡単に言うと、仏壇の眼を一度閉じること)を行います。仏壇を新居等に移動したのち、改めて閉じた目を開くを行います特にお仏壇だけを新しくした場合は遷座(せんざ=ご本尊さまを移す作法)の法要を行い、開眼します。仏壇開眼についてのご質問はこちらのでお気軽にお問い合わせください。
位牌、墓石の「開眼もどし」
開眼戻しは仏壇だけに限らず、位牌、お墓等を新しく用意された際にも行います。位牌、お墓の墓石等を修繕、改修したりする場合には、前もって「開眼もどし」の作法をし、修復後に再び開眼作法、供養の法要をつとめます。
についてのご質問や、関東地方・埼玉県の菩提寺のない方で仏壇の開眼や引っ越しの際に仏壇の開眼、開眼戻しをご希望の方。仏壇の開眼についてご不明な方はご遠慮なく、にお問い合わせください。また電話にてお問いただいても結構です。真言宗智山派 成就院 電話 0495-72-0568(成就院の水子供養ページTOP)