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「暖食」
「季節」
「あの日の灯り」
「枯葉を焼く においが恋しい風」
「なにを?」
「テーブルの上で ポーズ」
「価値」
「真っ赤な秋」
「変わらずに」
「目」
「北国だまし」
「雪」
「秋」
「ほめ言葉 最古」
「痛いのも忘れないけど
寒いのも嫌なので」

「さみしいバス停」
「クリスマス」
「旅がしたい」
「四十九日」
「旅がしたい」
「手動にしてみた」
「雪だるま」
「太陽が走る」
「ストーブ点火 秒読み」
「雪虫」
「ビートルズ」
「ロックギター?!」
「ごめんよ〜」
「みつけた写真」
「枯葉の前で 青」
「命名」
「秋の夜長」
「ループ」
「冬着が欲しい」
「LPレコード」
「大きく羽織る」
「秋の柄」
「まどろむ秋」
「癒し いただきセッション」
「みんなの歌」
「耐える」
「今日の朝」
「傘」
「今遊び」
「冬ラン」
「GPS付きウオッチ」
「デパートはデパートに行く時用のモノを買う所?」
「冬は やはり湯ぶね」
「正月」

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「暖食」

煮た野菜はキャベツが好き

鏡でもないのに
反射する壁に写り

周りのほどよいボカシも暖かく

おどろきの声を
残せというメッセージ?

また暖かさが心を包む

寒くなったら

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「季節」

奥に山

手前にふぞろいな景色

良い〜

奥行きが増すのはなぜ?

指さす指の絵を
リアルに描くなら

答えが欲しい季節が

おとずれる

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「あの日の灯り」

祭りの後の提灯は
また使うのかい?

風が吹くごとに
描かれた呪文は削れて行く

手に持ちたいと言う子には
優しい灯りだった

今では灯台の灯りに

想えて

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「枯葉を焼く においが恋しい風」

神社の裏で人知れず売る

ポテトチップ

揚げたて

いやいや

一時間もの
二時間もの

この かおり

神社庭の掃除も
掃きすぎてはいけない

目利きが大切

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「なにを?」

バラの花びら

木ノ上に落ちたなら
願いが叶う

土の上なら
願いは 叶わない

僕の目の前に
散って枯れたなら

涙が落ちる

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「テーブルの上で ポーズ」

体がなくって
腕だけがある

それが この腕

とても良く働くんです

頭がないから 悩まない
足がないから 迷わない
口がないから 言い分けはしない

とても良く動く
腕なんです

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「価値」

ボールペンが一本で50円
そのボールペンで車の形を作るには何本使う?
で いくら?

じゃグランドピアノを
ボールペンで形作ったら
いくらになる?

技は?って?

ボールペン作りにだって

技はあるのだし

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「真っ赤な秋」

真っ赤な夕陽が
電線にからまるものだから

赤トンボが
とまれないでる

燃える夕陽

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「変わらずに」

空から のぞくモノを
ごまかせ

部屋にいても同じ

やはり
見られてる♪

手を合わせると

分かる

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「目」

雪が降る

ガリガリと音がしますか

なら それは
削り節が降るんでしょう

白い蝶々が舞います

目に痛いですか
なら それは斬り倒される
木の木くずでしょう

空が青い

横に見るズーッと向こうの
空が青い

目から溢れなければ

見上げないで

いましょう

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「北国だまし」

この昼の暖かさは
やっと やっと

包帯で
隠し終わらなければ

中から靴下がみえる
手袋がみえる
腹巻きがみえる

10月の札幌の
夕方がくる〜

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「雪」

突然寒い

道に白いモノが
それは道路のラインでしょう

ほら白いヒラヒラと落ちてくる
あれはコンビニの袋でしょ

ズーッと向こうの
お山のてっぺんに白いモノが

あれは雪

初雪でしょ〜〜

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「秋」

毛糸の帽子を
かぶる仕草が
素敵なら

布一枚分の
ひと様よりの
寒がりを隠せる

さー時計を

オータム・タイム

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「ほめ言葉 最古」

でこぼこ つぎはぎだらけの
アスファルトが好き

日本最古のアスファルトの
称号を授けようか

アスファルトを占領しようとする
雑草にさえも思いが とどけば

友達になれるかもヨ

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「痛いのも忘れないけど
寒いのも嫌なので」

これから雪が降るまで
あちらこで工事が

ぼくの好きなあの町を
作ってくれないでしょうか

片隅だけでいいんですが

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「さみしいバス停」

人様の植木柵に
刺されたペットボトル

膨張して飛んで
行けるのかと
見つめる



力を使いたくない
想いも使いたくない
やる気も使いたくない
心も使いたくない

重たい
潰れる

そんな人たちが
もっともっと乗らないと
出発してくれないバスの

バス停前

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「クリスマス」

玉入れの玉を乾かす?
やはり赤白分けて乾かす?

いやいや
ちがうって

クリスマス衣装

そろそろかけてる
クリスマスソング

EUROPEAN JAZZ TRIO
にもあったさ♪

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「四十九日」

言葉が途切れても
メロディーは流れてる

チョコに
コーヒーはブラック

切られても咲く花

見上げれば

太陽のおかげ
みんなのおかげ

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「旅がしたい」

地球に重力がなくなったら
どこまで飛んでゆくのだろう

大きな お皿に すわってゆく
瀬戸物なのに
ぐんにゃり曲がる

ブラックマターの力を
お尻に感じる

その加減が唯一の舵取り

なにを着てゆこうか

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「手動にしてみた」

赤信号は寝てる
黄色信号は まだ うつらうつら
青信号で目覚め

あ〜

こんな時間じゃ
チャルメラも来てくれないし

もう一度

赤信号で疲れて寝た
黄色信号は
まだ自分を分かってない
青信号で朝を迎える

あ〜

____________________

「雪だるま」

雪だるま

技がまだまだこれからの
軍団は2軍

人様の目につかないところで
さらに技を磨く

1軍はすでに
店頭やネット上で
姿を表す

さすが1軍

立ち姿が素晴らしい

キリッ!

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「太陽が走る」

日だまりさえ横に広がる

お花畑をくぐり抜け 走る
池に鯉のいるお庭をまたいで走る
空に行けるとしか思えない上り坂を走る
遠近感が嫌でみんなのもとに走る

知らないうちに
みんな僕の秘密

横に太陽が広がるなら

こんなにも秘密を作れるのさ

____________________

「ストーブ点火 秒読み」

この時期の部屋の
ストーブをつけるには

ダーツが
うまくては
いけない

お酒を飲んでも
酔ってはいけない

真ん中に刺さるだけが素敵

そんな冷や汗を
温かなストーブだけが
温め消し去ってくれると

手をかざす

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「雪虫」

今年も雪虫

あなたの里は

とけて流れゆく海

では

ないのですね

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「ビートルズ」

ツーリングで
ひと気のない小路の
納屋の向こうの景色を
知らないままに
今日まで過ごしてきた

優しい歌詞の曲を
作れそうな思いで

一曲で いい

出来たなら

いつまでも
優しい人

____________________

「ロックギター?!」

僕の からだが波うつ

なにか小技が効いたのか

表通りすぎるベランダで

ジミーペイジ風

えっ
ホテルカリフォルニアの人?

違うっしょ

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「ごめんよ〜」

スキップをしようという子の前に
飛び出した僕は

急げ自転車おじさん

お気に入りのお店の
温かい席に向かうつもり

ポットにお湯を
きらさない季節

そんな思いを

いただきに

____________________

「みつけた写真」

桜を見てた後ろ姿
止まってた

コーヒーの湯気も
待ちたいと止まる
喫茶店の傍

打ち直した布団

その言葉

外も中も柔らかく

もみほぐしてくれる

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「枯葉の前で 青」

青がいい

青にも色々あり

塗り間違えると
青い塗料にぶつこむ

あがってきたら青

そこに
さらに青色スプレーを

まさに 青

青がいい

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「命名」

チラシ立ての横

チラシの墓場

ボールペンを
立て掛け

ボールペンに次々集まる
夢あるチラシたち と

命名

____________________

「秋の夜長」

四角の外に丸をおさめる
その丸の中に丸をおさめる

やはり
新しいビルが出来た

ごほうびに 周りを
お堀で囲んであげよう

橋は水中に

夜明けまでつづく

妙案

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「ループ」

自転車に乗る僕で
本を書こうと思ってたのに

自転車の調子が悪い

路面電車の通った後の
レールの温かさが
路面電車をグルグル
追い駆けると聞いた

描けたらと
気を取り直し
路面電車に乗っても

置いてきた
自転車のことばかり
考えながら

うとうと
ゆられて

降りたら

自転車が

夢じゃなかった

____________________

「冬着が欲しい」

ダウンパーカーの
つぎはぎにチャレンジ

いえいえ
そんなことをしなくっても

こすれば まだ青になる色かも

いやいや
なに思うや黄色かと

いやいや
もっと刹那に
こすってみても
赤くなるのかも

えっ

買い換えなさいと

真っ赤にじむのか

____________________

「LPレコード」

欲しいサックスの音が
遥か向こうに
みえる溝で鳴る

進む針をとめたい

手の届かない背中の
かゆみに似て

まごの手が いいか
森の中で拾う小枝もいい

今では信じられない頃の

音のいただき方

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「大きく羽織る」

今年買った
派手なアウターを脱ぐと

カーテンの向こうに
クリスマスツリーの
シルクが映る図柄が

去年と同じ

足りなくなったモノがあっても

そのままに

アウターを羽織る

____________________

「秋の柄」

雨に濡れた黒いアスファルトに
散る枯葉たちの柄が素敵と

小耳にはさめば

乾いたグレーのアスファルトの
風に飛ばされる枯葉は

何度でも描ける柄

世の中の素敵な曲は
みんな僕が作ったんだ

枯葉たちは みんなが

そう思ってる


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「まどろむ秋」

どれだけ焼いても
焦げ目のつかないサンマ

押し花にしようにも
寝返り好き枯葉

オーイ いわし雲〜
と叫んでも

私は いわしではありません〜
私たちは まだ
秋ではないんでぇ〜す

時を待って

って 秋のど真ん中を

まどろんでる

____________________

「癒し いただきセッション」

オーボエやファゴットに
癒されながら

ココア始めましたの
張り紙をする

北国のジャズ屋

ホイップクリーム入り

と書き忘れてる

____________________

「みんなの歌」

クリオネマンション

えっ どこどこ
と素朴にクリオネを探す
令和の子のために

幼稚園の前に
幼稚園が建ち直す

もう導入曲がなければ
からだが動かない
ノレない

久しぶりにみた
みんなの歌は

そんな曲が

乱舞

____________________

「耐える」

耐えきれずに
おちてきた雪が

僕の日々に積もる

寒い

耐えなければいけない その上に
さらに降り積もる

足元 首筋 手首
みんな温めて

人と目を合わせれていれて

耐える

____________________

「今日の朝」

いくことはないだろうけれど

砂漠で迷子になったら
どうするか

一応知っとこう
と思って迎えた朝に

雪が積もる

真っ白く吹きだまり
前が見えない
右も左も分からない

喉が乾く
ダメその辺りの雪は

開けてこぼれた
サボテンの水の
舞い降りた雪
下痢をするかも

今日1日分の達人に
今風に言いたい

マジあり得ないんすけど

____________________

「傘」
傘を開いたら
中から画ビョウが落ちてきた
いつもなにか
この前は
雨がやむ前に
踊り 語り合い
思わず早口で歌いきった
う〜ん
素敵なワルツ
も 降ってくる〜
そーっと閉じて
ボタンも閉めて
また春に

____________________

「今遊び」

自転車のかごに落ちる枯葉

あちらでも
こちらでも

そんな編みの小さなかごでは
ゲームは生まれない

通りすぎる人の後ろ姿に

ルールがあれば足を
とめてくれるし

ウーンもう少しなんだけどね

雪冬にまけない

今遊びを考えて〜

____________________

「冬ラン」

冬ラン

転んだ そこは

腹筋するぞ場所?
腕立てするぞ場所?

いえいえ

休憩場所

ふう〜

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「GPS付きウオッチ」

歩幅 ピッチ
などと気になる
年頃の枯葉が

ブラックアイスを
歩く?ってしてみる

あちらにぶつかり
こちらに引っかけ
あそこで転び

あちらこちらが
ちりちりボロボロ

人様のダウンパーカーの
破れる理由が分かった気持ち

今日の最大心拍数も分かり

天気は晴れ〜

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「デパートはデパートに行く時用のモノを買う所?」

外は危ない

みんなデパートの中に
住むことに

真夜中は暖房が切れて寒いけれど
朝の開店までガマンすれば
また一日しのげる

朝日も素敵です

その毎日

デパートで買ったものは
一度は外に出てからでなければ
身に付けれないらしい

やはり外で
ゆで上がったおじさん

突然蟹横歩きで入ってくる

靴だけでもと真っ赤な色を
買っといて

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「冬は やはり湯ぶね」

ノンフィクション

なんというあいまいな言葉

フィクションより字数が多い

本当のことなら
簡単な言葉で いいはず

言いたいことを
言い切れないでいると

歯にはさまり
歯磨きに手間がかかる

ホカホカ 湯ぶねの中

だからいいけど

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「正月」

今年は餅を何個予約する?

餅をつく日の湿度分

それじゃ予約じゃないし
脚下 脚下 笑

柿の季節の終わりに
歌を聞かせてくれた方たちの会話

事の始めは山間の
お家でと 思い浮かべる人たち

今年こそは
柱という柱の角を丸くする

正月には まだまだ
日にちがあると思い

みんなが なにをしようかと

アイデアマン


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