30L-1をICOMで使う (リレー回路のインターフェース=ソフトリレー) |
Top > コリンズのメンテナンス > 30L-1をICOMで使う |
30L-1はリレー回路の制御電圧が高く、近年のICOMに代表されるトランシーバと直接接続すると問題が発生する。例えば、IC-756Proシリーズの場合、リレー接点の耐電圧が16Vと低く、30L-1の様なリレー電圧が−110Vもあるリニアアンプと組み合わせて使った場合、アークによる接点の溶解が発生する。これを防止する為に、種々のインターフェース回路(ソフトリレーと称される)が考案されているが、部品点数が少なくシンプルで、安価な回路を見つけたので再現してみた。 | |||||||||||||||||
1.部品と回路図 バラックで部品を組んだのが右の写真である。実態配線図として参照願いたい。本機の特徴は、
2の特徴により、リニアアンプとトランシーバの間に挿入するだけで稼動し、接続が非常にシンプルになる。部品表と参考価格は下記の通り。パワートランジスタ、ダイオードは秋葉原の小澤電気商会で調達出来る。
|
実体配線図 |
||||||||||||||||
2.組み立て 実装は右の写真を参考にされたい。
|
小型ケースに入れた模様 |
||||||||||||||||
3.利用方法 リニアアンプとトランシーバを接続するケーブルの間に本機を挿入し使用する。
TL-922の様にリレー電圧がプラスの場合は、次の回路変更を行う。
参考のために、本機のオリジナル回路が掲載されているページを紹介しておく。なお、ここで使われているパワートランジスタは既に絶版となっている。 |
完成品(+電圧用、−電圧用) |