KWM(HF)-380 SB、SIL一覧

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KWM(HF)-380に発表されている性能改善情報Service Bulletin(SB)、Service Information letter(SIL)を和訳して掲載する。なお、シリアル番号による適用要否があるが、詳細は次のリンク先のSB本文を参照願いたい。 CCAサイトSB掲載ページ

SB タイトル 適用
カード
作業時間見込み 内容

製品改善 A3 2時間
  • マイクの終端を270Ωから3.3KΩに変更
  • マイクゲインを18dB増加させる
  • VOXゲインの調整範囲の拡大
  • CWせみブレークイン運用の為にVOXの最小遅延時間を50ms以下に減少させる
  • SSBのVOX運用改善の為にプリエンファシスアンプを追加
  • ライン出力を−10dBm以上に増加させる

送信スペクトラムのピュリティー改善 A5A1 2時間 下桁257KHzで送信する場合(例えば:14.257MHz)のスプリアス強度を−50dB以下に改善する

受信スプリアス改善 A5A2 1.5時間 1MHzバンド幅において最も高い周波数に出る受信スプリアスを改善する

周波数同調の不具合改善 0.5時間 時計回りにエンコーダーを回す場合に周波数がスムーズに変化しない症状の改善

AFゲイン、RFゲインのカーブ改善 0.5時間 AFゲインとRFゲインの変化の不自然さを改善するためボリウムを交換する

送信ハム改善 1時間 送信ハムを改善するためにJ2を交換しバイパスコンデンサーを挿入する

受信スプリアス、周波数同調バックラッシュ改善 A8 2時間
  • 4〜5MHz、7.259MHz、14.259MHzに発生する受信スプリアスの改善
  • 周波数を上げた後に下げる時、またその反対の動作をした時に1カウントだけ逆の周波数変化が発生する不具合を改善する

製品改善 A3 3時間
  • AGCを入れたときにメータが振り切る現象を解消
  • AGCアタック時に発生するポップ音の改善
  • RFゲインによりAGCスレシホールド値が影響を受けないように改善

PAの寄生振動と電流ゲインの改善 A1
A1A1
4時間
  • 0.5MHzに発生する寄生振動の改善
  • 高SWR下における寄生振動の改善
  • PAトランジスタの性能偏差により発生する電流ゲイン偏差の改善

10

KWM-380のWARC対応 A8 NIL メモリーを直付けからソケット実装に変更しWARC対応のメモリー(U17)を実装する

11

受信部AF回路にローパスフィルタ実装 1時間 受信音の高音域に発生するヒスノイズを低減するためにローパスフィルター(A15)を追加実装する

12

CW波形改善 A3 1.5時間 CW波形の立ち上がりを1ms以上としてキークリックを改善する(SB18と一緒に実装が必要)

13

AGC時定数変更 A3 0.5時間 AGC時定数を変更しノイズに対する耐性を改善する

14

送信AF特性とSNの改善 A3 1時間 送信AFの周波数レスポンスを300〜2400Hzで5dB以下とし、マイクゲインを絞った状態で確認されるノイズを低減する

15

アンテナ帯電の放電路確保 A2
A2A2
0.5時間 アンテナの帯電によるダメージを回避する為にダイオードを搭載する

16

受信スプリアスと500Hz近接スプリアスの改善 A5A2 1.5時間
  • 1MHzバンド幅において最も高い周波数に出る受信スプリアスを改善する
  • CWフィルタを使用時に500Hz離れた所に発生するスプリアスを改善する

17

CU-380アンテナカプラー対応 A3 2時間 オプションのアンテナカプラーが使用できるように改造を行う

18

CW送信波クリックの改善 A3 2時間 キーダウン後の開放時に発生する送信波のオーバーシュートを改善し、符号間の受信復帰時間を20msに増加させる

 

SIL タイトル 適用
カード
作業時間見込み 内容

1-81

ミュート機能追加 A3 NIL 外部受信機を使用するためのミュート機能を追加する

2-81

フォーンパッチ接続方法 NIL 312B-4、5を接続してフォーンパッチを使用する為の解説

1-84

製品改善 NIL 高出力を環境下で発生するマイクやスピーカーへの回り込みの改善

2-84

製品改善 A3 NIL SSBトークパワー向上、VOXの安定性改善

3-84

製品改善 A1
A1A1
NIL PAからのスプリアス改善

1-88

製品改善 A3 NIL 送受信切替リレーの過渡、受信端子からの高入力によるフロントエンド周辺回路の保護