曙 類
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晩春から斑を現し始め、夏以降も斑を広げて行き、中斑に成る物や
斑が全葉に、及ぶもの等を言う。 この事を、後冴えとも言います。 |
春の曙類
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春から曙斑を現しますが、夏以降は緑を戻し、斑色が薄くなる品種で、
あまり紅葉も冴えません。 この事を、後眩みとも言います。 |
白斑曙類
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春に葉先から白斑を現し、春から初夏に掛けて、斑を深め全葉を
白に染める物も有ります、夏にはやや緑を戻します。強日管理では、
白斑が黄色を帯び、これを金に例え、金銀斑類とも言います。 |
白斑類
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緑の葉の葉先だけに、純白の本斑(固定斑)を現す品種です、
葉の先に現れるため、葉を手に準えて、爪斑類(白爪)とも言います。
緑の葉に、固定の白の爪斑を持つ品種を指します。 |
刷毛込斑類
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葉の地色とは異なる、白や黄色等の固定斑(本斑)が、ペンキを
刷毛で塗った様に、大きく小さく、又は矢筈形、等に表れ、時には
芯芽全体が斑色に成る事も有ります。(この系統の地色は主に緑色です) |
砂子斑類
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葉の鱗の先に、強く斑が現れるため、葉全体を見ると、葉に砂を
撒いた様な感じを受ける品種です。(固定斑では無く、斑載りは管理に
よって大きく変るので、広い視野では、曙斑の一種と言えない事は無い) |
萌黄葉類
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読んで字の如く、葉の地色が萌黄色をした品種の総称です。
黄色の強い品種や、緑勝ちの品種も有りますが、葉の地色が萌黄系
の品種です。 此処に類別された品種でも、多くは曙斑も現します。 |
青葉替類
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緑の地色で斑は現れ無いが、葉形に特徴があり、観賞価値が高い
と評価された品種で、掲載されている9品種の内の、7品種が名を
変え事もなく、現在に引き継がれ、愛培されています。 |
一本葉類
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「岩檜葉」つまり、「岩に自生する檜の葉」が、名称の由来と
思いますが、一本葉で常葉(檜葉形の葉)が全く無い品種か、又は、
常葉の極少ない品種です。 この様な葉を龍葉とも言います。 |
出物斑入
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「出物」の正確な意味は解りませんが、江戸時代から共に伝わる、
朝顔などでは、一代交配種等の突然変化種で、その種を撒いても
同じ品が出現しない物を、「出物」と言ったと聞いた事が有ります。
此処に掲載された品種は、不遇期と言われ、記録も見当たらない
大正期を生き延び、殆ど現在に引継がれており、出物の意味合いは、
別の所に有る様です。従って、特徴による分類では無いと思います。 |
出物青葉
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