室根山のふもと |
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ホ オ ジ ロ春先から夏まで、澄んだ美しい声で鳴き続けます 初めは春のホオジロです春まだ浅い、早朝
木の芽もかたい枝に、ただ1羽
枝先で陽光を浴びる
松の木のいただきで、毅然と
枝がたわんでも、動ぜず
目の先には室根山が
ただ1羽、山に向き合う
桜の芽をしっかり抱いて
珍しく、まっすぐこちらを見つめる
四阿の屋根から眺める、満開の桜
斜めのツタにも姿勢を変えず、矜持ある姿
春田の準備を確かめるよう
胸一杯にふくらまし
満を持しての、さえずり
鳴き声は、室根山に向かう
夏のホオジロ
朝もやのかかる山あいを見下ろし
もやに向かってさえずる
夏の日盛り、目の前にあるのは、室根山
じっと、山を見つめる
朝もやは家々もおぼろに
その家並みの上の、山に向かってさえずる
キッと、もやを見通すかのように見つめ
全力で、さえずる
方向を変えて、さえずる
稲の成長を見ながら一休み
真夏の空に向かって、さえずる
さえずる
さえずる
ヴェールに覆われた室根山に向かって
近々と迫る、いただきに向かって
<休憩> ホオジロの様々な姿を集めました
珍しい2羽のホオジロ
左側のホオジロは、青虫をくわえています
秋のホオジロ
朝霧の立ちこめる早朝
冷気を引き裂いて、ダイビング
木の葉も透き始め
栗の木のこずえで、下にメスが連れ添う |
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