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自分の目で現実を見る。

そして、未来の日本を牽引せよ。

顧問より

社会部は3年前に、当時高1の特進生徒たちが中心になって設立されました。
今年卒業した彼らはみな、東大や早慶といった、
いわゆる有名大学に進学しましたが、
彼らが語ってくれたのが社会部での経験が、
彼らの世界観を広げた、ということです。
「社会部のおかげで、滅多にみられない世界を見て、
ふつうなら会えない人たち(政治家や企業の社長や被災者や…)に会えました。
おかげで、それまでの自分がどんなに狭い世界しか見ていなかったか気が付きました。
世界がものすごく広いものだと分かり、それが結局、
昔の(理系や文系といった枠組みでしか考えていなかった)自分なら
選ばなかっただろうな、という学部や大学を選ぶことになったと思います。
そういう意味で、
自分の人生を決める機会を与えてもらえたと思います」と言っていました。
顧問として、目指していた部活が少しはできていたんだな、と思え
大変ありがたい言葉でした。

社会部で究極の目標にしているのは、
「未来社会のリーダーを育成する」ということです。

グローバル化がどんどん進み、地球規模の環境問題や、
日本の少子高齢社会問題といった複雑な課題は、多くの人間の知恵と決断力、
そして共感と協働がなければ解決できません。
そして課題を解決できる人に必要なのは、
単に「ものをたくさん知っている」ことではありません。
問題を率直に把握し、アイデアを出し合い、みんなで一緒に解決し、
全体を救おうと考えるような、心構えとコミュニケーション能力が必要なのです。

社会部はいわゆる「文化部」ですが、活動範囲も、見る世界も、学ぶ世界も、
学校内では終わりません。
大量に本を読み、常に世界情勢に目を配り、自分の意見を持つことを奨励されるので、
好奇心がなければつとまりません。

ここで鍛えていく能力は、皆さんが将来、
大人になって国境を越えた仕事ができるような立派な人間になるときに、
必ず求められる能力です。
ですから半端な気持ちでかかわらず、愚直に全力投球してもらいたいと思います。
学校の勉強でも、家庭でも、友達との遊びでも、掃除でも、
すべてに全力でかかわってもらいたいのです。
そうするとさまざまな課題があることに気が付き、
そしてそれを皆と一緒に解決していこうとしてほしいのです。

そうすると、世界や社会の様々な課題に直面した時に、
困って動けなくなってしまう側ではなく、
「なんのこれしき」と立ち向かっていく側の人間になれます。
「こうしたらどうだ」と動き出す側に立てます。
大震災の時、ただ茫然と助け出されるのを待っていただけの人々がいました。
助けが遅いと文句だけ言っている人もいました。
その一方で、自分たちでトイレやお風呂まで作って、
食糧も発見して、みなで笑顔を絶やさずに、
けっこう快適に暮らしていた人たちもいました。
両者の違いは、その時だけではなく、震災から4年たったいま、
もっと大きな違いを生んでいるそうです。
私は社会部の部員には、
「いざ」というときに後者のような行動に出る人たちに
なってもらいたいと思っています
(しかし、実際そういう人ばかりですね!)
死ぬほど勉強してもらいますし、
海外に語学留学に行くのも奨励しています。
『ご飯を食べるように勉強する』
(というか、本を読むことや企業や国家の経済について
 調査することを勉強だと思わない)タイプの人に向いています。

このような部活だと知って、わあたいへんそうだ、
ぼくにできるんだろうか、と思う人もいるでしょう。
そう思って新しい世界から尻込みしてしまうなら、
あなたはこの部活に向いていないかもしれません。
でも、大変そうだけど、面白そうじゃん!
世界広げたいしな!と思ったような、
好奇心旺盛な人にはとても向いている部活です。
一緒に世界を探検してみませんか?

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部員より

高3

部長 K.A.
進学コース理系です。
私が社会部に入ったのは、学校という限られた世界にいて満足するのではなく、
もっと社会に出て、様々な人に出会いながら自分たちの視野を広げていくという
社会部のコンセプトに共感したからです。
社会部に所属していますが、国語をはじめ文系科目は苦手です。
社会部のいいところは、自分のやりたいことを口にすると
先輩や後輩そして先生が全力で手助けをしてくれるところです。

K.T.
もともと経済や政治に興味があり、
同じような考えをもつ同級生達と社会部を立ち上げました。
社会部の特徴は、ただ知識を増やすだけの「勉強」ではなく、
それをどう生かしていくか、学年の別なく学ぶことができる点にあると思います。

A.O.
進学コース文系です。
私は本郷での学校生活を送るにあたって学内の勉強や行事だけでなく、
学外での学習という点に強い興味をもち、
様々なコンテストやイベントで豊富な経験を積める社会部に入部しました。
苦労することも多々ありますが経験したことは
様々なことに活かすことができるのでオススメします。
兼部をしながらでも大丈夫なので
興味のある方は社会部を覗いてみてください。

Y.S.
最初は社会部部活なんて・・・と思っていました。
ですが、少し軽い気持ちで活動に参加したのが運の尽きで、
もう社会部の活動なしには学校生活が送れないようになってしまって・・・
今となっては社会部がない学校生活なんて想像できません。

高2 

R.K.
特進コースです。
僕は主にアクティブなところや外部で研究発表をする活動に魅力を感じ入部しました。
ではここで昨年度の活動の一つである「ヤマト運輸高校生経営戦略セミナー」をご紹介します。
これには社会部からは僕だけが参加していて、外部の2人とエントリーしました。
提示されるテーマに添ってヤマト運輸さんに、
顧客に、利益のでる経営戦略を高校生目線で考え重役の方々の前で発表するのです。
実際やってみて、企画の楽しさと難しさを感じました。
特に夏休みから1月までという長スパンで行われるので、
ここに書ききれないほどの紆余曲折を辿ってきました。
もちろん、このほかにもたくさんの活動をしてきました。
しかしどれもなかなか機会がないとやらないもの。
ぜひ社会部に入って有意義な経験をするチャンスを得ませんか?お待ちしてます♪

中2

T.N.
僕は運動が大嫌い!
しかし、社会部というものを知らなかったので
入学当初、「しょうがない、運動部でも入るか…」と思っていた。
しかし、部活紹介で社会部というものを知って僕の人生が変わった。
社会部は新聞が大好きで、政治経済に興味があって、
人前で説明するのも好きな僕にはピッタリな部活だったのだ。
僕は社会部に入ったおかげで今、日々の生活が最高のものとなっている!
社会部のいいところは、何かやりたいことを提案すれば何でもできるし、
先輩が色々と手伝ってくれるところだ。

さあ、君も一緒に世界を探検しよう!!!

Y.N.
僕は大会だけ参加している助っ人的な準部員です。
上のT.N.に誘われて、活動し始めました。
僕が参加しているのはディベート大会です。
ディベートというのは、
論題(ちなみに今年は「日本は刑事事件の実名報道を禁止するべきか」)
に関して、肯定・否定に分かれて議論」する大会です。
また、ビジネスコンテストや会社経営の大会や株取引ゲームもやりますし、
英語によるプレゼン、他国の学生と協力する大会、
国連に関する大会もあります。
なので、政治家、弁護士、金融に関する職業、国際的な職業、
国連にかかわる職業などを目指す人にもおすすめです。