日々のエッセイ

 過ごしやすい気温になりました。すっかり秋ですね。
 秋といえば、読書の秋。忙しい毎日の中、大人も絵本を開いて、ほっとする時間を作ってみてはいかがでしょう?

   

 百円ショップのダイソーから、私が文を担当した絵本が出ます。『ハンカチのぼうけん』(大創出版)です。絵は、菅野由貴子さん。この絵本、2008年に、鈴木出版の月刊誌『こどものくに』(チューリップ版)として出された絵本なのですが、ダイソーと鈴木出版のコラボで、ダイソー店舗に並ぶことが実現しました。
 税込み110円で買える本。子どもたちが、自分のおこずかいで本を選んで、お家の本棚の仲間にしてくれたら嬉しいな、と思います。

   

 おもちゃ屋さんのシーンが好き。ガチャポンが並んだ、赤い外壁のおもちゃ屋さんって、どこかの街の商店街に本当にありそう。入ってみたくなります。

   

 主人公は、リンくんの水色のハンカチと、ランちゃんのピンクのハンカチ。ご近所に住む、友人の息子さんが”凛”君というお名前なので、そこから名付けた思い出があります。その息子さんも、今は立派な社会人。

 みなさんの街のダイソーで、お買い物ついでに、本コーナーもぜひ見てくださいね。

 


  春からやっていた大阪万博も、いよいよ今月半ばで閉幕です。当初は行かないつもりだったけれど、誘われて、駆け足で見て来ました。キャラクターのミャクミャクには、あまり関心が無かったのに、実際に会場で見ると、すごく強烈で、すごく愛嬌があり、好きになりました❤

   


 至る所で出会うから、親しみがわくのでしょうか? いやいや、やっぱりデザインに魅力があるのでしょう。しっぽにも目があって、後ろ姿も可愛いとネットで評判になっていましたね。

 

 日本のパビリオンのアトムも目立っていました。もちろん、ガンダムも。

   


 あまりにもすごい人波で、歩くのも大変という状況でしたが、頑張って並んで、どこかのパビリオンに入ろう、ということで、通りかかったドイツ館へ。並んで正解、こちらのキャラクター・サーキュラーちゃん(上の写真)が、とても可愛かったです。
 入館時に、この子(?)を一人ずつ、手渡され、それを持って館内をめぐります。
 言語を選ぶと(ドイツ語・英語・日本語)、学芸員さながら、サーキュラーちゃんがサステナブルなドイツ館のあれこれ、ドイツの街のあれこれを流麗に語ってくれます。
 色も何色にも変化して光るので、連れて歩くだけで楽しい。
 ドイツ館は資源の無駄を無くすため、釘までも再生可能な木材で出来ているとのこと、ドイツといえば森のイメージですものね。

 

 会場の中央には、”静けさの森”という緑の多い場所があり、ここはわりと人が少なく、ちょっと安らぎました。頭上に掲げられた巣箱の中には、鳥ではなく、木片がたくさん詰まっていました。

 


 大屋根リングの下は、日よけになります。夕暮れ時になり、暑さも収まったので、エスカレーターでリングの上へ。見晴らしが良く、灯りの点り始めた各パビリオンの姿が、それぞれ綺麗でした。片側では、海が眺められるのも、気分が変わって良いです。

 ハロウィンの季節ですね。
 かぼちゃのケーキが食べたくなりました。
 夏の余韻、秋への期待が重なるこの季節を、ゆっくり過ごしましょう。

 

 2025年 10月

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