日々のエッセイ

 今年の夏は暑い!と、天気予報がずいぶん前から繰り返していました。暑い夏が、いよいよやって来ます。

  

 近くの小学校では、体育の授業がプールになったようで、ビニールバッグを提げた子どもたちが、元気よく登校する姿が見られます。スクール水着はだいぶ様変わりしたみたいですね。今では、男女が同じ半袖・半ズボンのジェンダーレススタイルが多いとか。体型を気にしなくていいから、楽しくプールに飛び込めそうです。

  
 
 夏は、虫が活発に動きまわる季節。虫が苦手な私は、蚊にも悩まされます。ドラッグストアの除虫コーナーには、多種多様な虫よけが置いてあり、特に今年、目についたのが「オニヤンマ」くん。数年前から、オニヤンマのフィギュアを身につけると、蚊に刺されないという話が出回っていましたが、今年は正式に除虫グッズとして売り出されていました。試しに一匹、買ってみました。まだ効果のほどはわかりませんが、フィギュアとして可愛いので、軒先にぶら下げています。

 


 
夏といえば、うちわ。これは今年のはじめ、101歳で他界された柚木沙弥郎さんのデザインです。シンプルで懐かしい感じがして、でもすごく現代の生活に溶け込むオシャレなデザインだなぁと思います。スッキリと、涼しげ。

 

 夏といえば、旅。夏休みが取れて、どこかへ行く予定をワクワクしながら立てている人もいることでしょう。コロナ禍が落ち着いてきたので、今年は国内外への旅が盛んになるのでしょうか?
 旅につきもののトランク。大きくて古い、船旅にでも使ったようなトランクを、テーブル代わりにしたお店がありました。トランクの上にカップを載せ、旅の計画を話し合えば、楽しい予定が生まれそうですね。


 


 ホテルのカウンターに恐竜? 何とも変てこなホテルですが、その名も本当に『変なホテル』というのです。恐竜はロボットで、ちゃんと動いて誠実に応対してくれます。ロビーを掃除しているのも、真面目で働き者のロボット君。

 

 人間が誰もいないホテルって、まるで物語の中に入ってしまったような気持ちになりますね。生身の人に触れたくなります。

 

 今年は、パリオリンピックが開かれます。東京でオリンピックが開かれたのは、三年前。フェンシングのチケットが当たり、喜んでいたのに、コロナ禍で無観客になって幻のチケットと化した思い出があります。三年前が、何だか遠く感じられます。 上の本は、フランスのポスター画家として知られるサヴィニャックの展覧会カタログ。

 


 
聖火を掲げるポスターは、「前へ、シトロエン!」という1981年のものです。シトロエンは、フランスの自動車ブランド。くさび型のエンブレムを聖火に見立てた、わかり易い広告ですね。色のあふれる都会の街角に、余白を活かしたこのポスターは、きっと映えたでしょう。

 

 フランスの名作『星の王子さま』の豆本を、今、作っています。読み返すと、「大切なものは目に見えない」とか「さばくが美しいのは、どこかに井戸を隠しているから」とか、名言が響きます。名作豆本は『不思議の国のアリス』に続いて、第二弾。今月中には完成させて、月末に開かれる豆本展に飾りたいなと思っています。

 


 7月末からの小さな展覧会は、絵本カフェ『アチェロ』さん(船橋市)で行われる予定です。こちらのカフェは、お馴染みの絵本をテーマにしたメニューがあったり、絵本に出てきそうな楽しいメニューがいっぱい。本棚には人気の絵本、店内には絵本から飛び出したキャラクターたちが並んでいる可愛いお店です。 今回の展覧会は、人形やイラストを創る小野寺美樹さんとの二人展。
 詳しいことは、またHPやSNSでお知らせしますね。

 
 
 ソフトクリームのコーンかと思いきや、植木鉢です。でも、遠くから見ると、どうしてもアイスに見えてくる・・・。この暑さのせいでしょうか。

 皆さま、暑さに負けず、夏を元気に過ごしてくださいね!

 2024年7月

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