日々のエッセイ

 すっかり春らしくなりました。陽射しが柔らかく、植物たちがいきいきと伸び始め、動物たちも活発に動き出す季節ですね。人間もアクティブに毎日を過ごさなきゃと思います。

 まずは、BOOK展のお知らせ。毎年、ギャラリーウシンさんでやっているBOOK展に、今年も参加しています。豆本をいろいろ並べています。本や、本にまつわる物たち、素敵な銅版画やカリグラフィーなど、本の世界を楽しめる展示になっていると思います。

    

    


 
BOOK展
  3月2日(水)〜3月26日(土)
  11時から5時まで
  初日は1時から
  休廊日は、日曜・月曜・火曜と16日
 ギャラリーウシン
  川越市宮下町2-20-3
  049-227-3506
  川越氷川神社のすぐそばです。

      
 豆本『ウエディング・リング』を会場で販売予定です。

      
 小さな小さな豆本『キャンディー豆本』は、自由につまんで(?)お持ち帰り頂けたらと思います。

      
 ギャラリーのある道は、春になると桜が咲き、舟も通って情緒があります。川面に映る桜も綺麗だし、舞い落ちた花びらの筏も絵のようです。日本らしい春を見てみたい方は、是非、一度いらしてください。きっと満足できると思いますよ。

      
 うちのご近所に、ガーデニングのお好きな方がいらして、通りに面した道の置物に、こんな可愛い花冠。ウサギさんも、ぐんとエレガントに見えます。

       
 こちらは別のお家(というか、雑貨屋さんのお庭です)で見つけた、ウサギさんのホースホルダー。お庭に水をまく作業は、ちょっと面倒になることもあるだろうけれど、こういうグッズがあれば、楽しめそう。

        
 お庭の木には、クマさんもいました。そのそばで、本物の猫ちゃんも春の陽をあびて、のんびり寝転んでいて、思わず「ニャー」と話し掛けたくなります。

        
 お家の中にも、白馬や小鳥など、動物モチーフの雑貨がいっぱいで、初めて訪れたお店だけれど、絵本の世界にまぎれこんだみたいな賑やかさ。

          
 飾り棚に女の子の顔がついていて、それがとっても可愛かったです。子どもの背たけくらいの棚なので、小さな子が自分のお気に入り絵本を並べるのにぴったりだろうなぁと思いました。棚の女の子に会いたいために、読んだ本をしまいに行くだろうから、お片付け上手になれるかも。

         
 春になると開く絵本は、その名も『はるになると』(文渓堂)。たんぽぽみたいな色の表紙で、アングランドの絵が可愛い、メルヘン風な小さな本。アングランドの最初の絵本は1958年に出版され、それ以降、140冊もの絵本が残されているそうです。ひと目見るなりアングランドだってわかる、独特の顔や姿の子どもたち。丸くて小さくて、デザインっぽい。

            
 アングランドの描く、樹木の絵が好きです。花も木も風も心も、動き出す春。アングランドはこの本で、春を「未来」と呼んでいます。新しい何かが、喜ばしい何かが始まる季節。

 皆さまの春も素晴らしい季節になりますように!

 2022年3月

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