日々のエッセイ

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
                         
  2021年、元気で良い年にしたいですね。今年の冬はいつもと違う、「マスクあり」の静かな冬を強いられていますが、パッと明るい春はもうじきと思って、お家時間を大切にしながら過ごしたいです。
                  

 今年ラッキーな事がたくさんあるように、招き猫もたくさんの画像をお届けします。ここは、「招き猫」の発祥地と言われる豪徳寺の境内。大きいのから小さいのまで、すごい数の招き猫を見ることが出来ます。小さいのは小指の先ほどのサイズで、可愛い。お願い事をした人たちが、願いが叶った御礼に、招き猫を納めるために集まったようです。願いが叶って喜んでいる人がこんなにいると思うと、見ているだけでも笑顔になれますね。

      
 新しい年のお祝いムードを盛り上げる金と銀の鳳凰。この像は、明治神宮鎮座百年祭の時に飾られていたもの。伝説の鳥「鳳凰」が現れるのは「良い事が起きる前触れ」だそうです。画像であっても効果がありそうだから、きっと良い年になりますよ!

 今年は初詣も「密」になるからと、我が家も遅いお参り。外出を控えて、のんびり読書。今まで知らなかった作家さんのミステリーなど読んで、楽しんでいます。本屋さんやネット書店で買う本は、最初から「これ!」と決めて購入することが多いけれど、今回の本は近くの一箱古本市で買ったもの。古本市って、以前からとても興味があったのですが、実際にゆっくり訪れたのは、初めて。とても面白かったです。
            
 穏やかな昼の陽射しが降り注ぐ、住宅街の中の公園。そこがカメブックスさんが主催する古本市の会場でした。ガーランドで飾られた会場を遠くから見つけた瞬間から、もうワクワク。出店する人たちが、それぞれ、みかん箱ひと箱くらいのスペースに、自分の売りたい本を持ち寄って、各自でお店を開きます。どんな本を選ぶか、値段はいくらにするか、POPを付けたり、オリジナルのショップカードを置いたり、そういうこと全て、自由に店主が決めるそうです。小さなお店が並んだ様は、ちょっと文化祭みたいで「本との出会い」にトキメキます。古本は、自分の手に届く前に、誰かが大切に読んだ本。ページに可愛い栞がはさまっていたり、意外なところに書き込みがあったりするのも、嬉しいおまけかな。

           
 本は結構重たいので、店主さんたちの中には、スーツケースに本を詰めてやって来て、そのケースを開いて什器代わりにしている方も。一箱古本市ならではの、素敵なアイディアだなぁと思いました。こういう個人的な本屋さん、誰かが「ラインナップに人柄が出る」と言っていましたが、まさにそう。興味を魅かれる本を一冊でも見つけると、それを出しているお店に並んだ他の本たちも、好みにぴったり!だったりして。趣味が合う本屋さんを見つけられたら、とてもハッピー。知らない作家さんの本でも、「きっとハズさないだろうな」と、迷いなく買うことが出来るのです。まぁ、もともと古本市は、びっくりするくらい安い値段がついているので、損はしないものですが。
 昔からパリの公園などにあった気軽な古本市、日本でもいろいろな場所で開かれたら、本好きな人たちの良き交流の場になるし、普段手を伸ばさない本との嬉しい出会いもあるし、紙の本文化が広がりそうで、応援したいです。今年は5月に同じ場所で開催されると聞いたので、また行ってみよう!

            
 今年は丑年、『ラッキーカウ』という、いかにも縁起が良さそうなお酒を飲みながら、やりたい事を
スタートさせましょうか。立体のお茶目な牛さんは、小野寺美樹さんの作品です。しっぽも三つ編みになっている女の子の牛。

            
 新しい扉を元気良く開けて、のびのびと挑戦する年にしたいです!
 皆様にとって、2021年が良い年になりますように!

 2021年1月

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