日々のエッセイ  

 クリスマスが近づくと、大人になっても心が躍りますね。夜に出掛けると、どこもイルミネーションがまばゆくて。
 LEDが普及したせいでしょうか、発色のはっきりした光の装飾が多くなりましたね。逆に、素朴な電球光が新鮮だったりして。
            

 町の、それぞれのお家やお店の、工夫を凝らしたクリスマスツリーを見て歩くのも、12月ならではの楽しみです。ツリーがそこにあるだけで、華やぎます。我が家も、もちろん飾っていますよ。
             

 去年の今頃、本屋さんへ行った時に、通りの隅に、レゴで出来た大きなサンタクロースを見掛けました。トナカイもソリも、見事な完成度。どのくらいの時間をかけて作るんだろう?と感心したので、一年前の写真ですが、ご紹介しますね。
           
 レゴと言えば、私の書いた『リトル・ダンサー』(国土社)という本の裏表紙には、レゴで作ったバレリーナの絵を描いて頂いています。この物語の主人公は、バレエより、レゴで遊ぶのが好きな男の子。レゴで培った、着実に積み上げて形にする力を、主人公はラストでみんなに披露します。彼の作った傑作″を、本でぜひ見てくださいね。
            

 大袈裟なプレゼントではなく、ほんのちょっと、相手に負担をかけない贈り物に、こんなものはどうでしょう? 一見、タバコとマッチ箱、でも本当は、タバコは鉛筆、小さなマッチ箱はメモ用紙、大きなマッチ箱はチョコレートティーが入っているのです。遊び心いっぱいで、クスッとほほえんでもらえそう。禁煙が徹底されてきた世の中、タバコやマッチ箱を見るのも、珍しくなりつつあります。
           

 ドイツが有名なクリスマスマーケット。日本でも各地で開かれるようになりましたね。クリスマスのグッズが一か所で手に入るから、クリスマス準備には便利です。東京の大きなマーケットでは、巨大なくるみ割り人形が待ち合わせの目印になりそう。付け足したいオーナメントや、カードを買いに、出掛けてみましょうか。
          

 去年までのクリスマスシーズンは、天皇誕生日の祝日があったので、みんなが集まり易かったのですが、今年のクリスマスは平日。集まるとしたら、22日の日曜日かなぁ、でもケーキは売ってるかしら? などと考えています。ケーキ屋さんに聞いてみなくちゃ。
          
          
 レストランの看板豚さんの置物も、クリスマスが近づいて、ドレスアップ。ちゃんと赤いケープを巻いていました。寒そうだったから、良かったなぁ、なんて通りすがりにホッと眺めています。

         
 山のように積み上げられたプレゼント、とまではいかなくても、心のこもった、ささやかな贈り物と美味しいお料理があるクリスマスになったらいいな、と思います。そして、クリスマスが終わると、慌ただしく来年の用意。その他に、12月は小さな絵本の制作もやっていて、毎日が飛ぶように過ぎていきそう。でも、元気に過ごせるのは、とてもうれしいことです。
           

 みなさまも、風邪に気をつけて、楽しいクリスマスシーズンを過ごしてくださいね!

 2019年12月

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