日々のエッセイ

 夏真っ盛りですね。今年の夏は関西での大雨、関東でも台風があったり、気温も信じられないほど高くなっています。皆さんは、どんな風に涼をとっていますか?

               

 プールに飛び込んで、思いっきり泳ぐーーーのも良いですね。でも、上の写真は、本物のプールではなく、床に描かれた絵なので、ご注意を。竹橋駅近くのビルの中にありました。絵とわかっていても、涼しくなります。

                
 船に乗って、のんびり空と海の青さを眺めるのも、いいだろうなぁ。横浜の歩道には、こんな船のタイルが嵌め込まれています。さすが港町。私の作品の中で、船乗りさんを主人公にした絵本が、中国語版になるとお話したのが、5月でしたね。夏になって、その中国語の『ふなのりたんてい ラッタさん』が届きました。
               
 中国語になっても、雰囲気は変わらないラッタさん。夏休みの子どもたちに楽しんでもらえたら、いいな。
               
 西川おさむさんの絵が、船乗りさんの生活を、どのページでも涼しげに楽しく表現してくれています。夏らしい絵本でしょう?
               
 日本語版の絵本には無かった、ラッタさんの工作ページがついています。夏休みの冒険に持って行きたい、紙で作る双眼鏡。上にちょこんとラッタさんが乗っているのが、作者としては嬉しいな。

 夏らしい本といえば、こんな貝殻の本を読みました。『ときめく貝殻図鑑』(山と渓谷社)。
                     
 子どもが小さかった頃は、よく海へ行き、貝殻拾いをやったものです。探せば、きれいな桜色の貝や巻貝が、いくつも見つかって、きれいに洗って、飾っていましたっけ。
                    
 ハート型をした可愛い貝は、リュウキュウアオイという名前なんですって。きれいな赤い色の貝を見つけて、大事にしまっておいたら、片恋もいつかは両想いに・・・。貝殻はロマンティックです。
                 
 我が家のリビングの片隅に置かれた巨大な貝は、夫がパラオで買ってきたもの。自然のものなのに、緻密に造形されたオブジェみたいです。

 夏といえば、花火も欠かせません。下の写真は、盛大な花火大会で有名な、新潟・長岡市のお土産です。ズバリ、打ち上げ花火の花火玉の形をしています。
                
 中には、火薬ではなく、お菓子が詰まっていますから、安心して開けてください。もらって楽しいお土産ですね。

                 
 今月18日と19日は、いよいよ、NHK東京児童劇団の公演『空気のようなボクだから』が行われます。子どもたちが、のびのびと演じてくれて、観客にとっても、演者にとっても、印象に残る夏の一日になったらいいな、と願っています。

                  
 公園で盆踊りの飾りつけが進められていました。少しは涼しくなった夕暮れ時、大人たちが集まって、屋台の準備。やがて、子どもたちも集まってきて、ちょこまかと手伝ったり、子ども同士でふざけっこになったり。いたずらをする子どもを叱る大人も、なんだか笑顔。だって、もうすぐお祭りが始まるんですものね。あたりが暗くなり、提灯に火が点り、笛の音が響いて・・・。何十年も前から、きっと変わらない風景なのでしょう。

 暑さ厳しい今年の夏。
 みなさま、お身体に気をつけてお過ごしください。

 2018年8月

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