日々のエッセイ

  日ごとに春らしくなってきますね。 春は風が強い。 新調した日傘をさして歩いたら、とたんに折れてしまいました。 風は花粉も運んでくるから、アレルギーの人にとっても厄介ですね。


    季節柄、雛人形を飾っているお店をよく見掛けます。 こんな吊るし雛も、今年は多く見ました。 九州では、『さげもん』と呼ぶところもあるみたいですね。 女の赤ちゃんが元気に育つように、おばあちゃんやお母さんが、着物や布団を作った余り布で、いろいろな縁起物を拵えて飾ったのが始まりのようです。 可愛らしさを表す「ひよこ」や、長寿のシンボルである「海老」や、娘に悪い虫がつかないように「唐辛子」なんてものも。 春を呼ぶ豪華な花束みたいです。

                  

  さて、今年も来月、4月4日(火)から15日(土)までの約2週間、ギャラリーウシンでBOOK展に参加します。 こちらのギャラリーは、昨年までは小手指でしたが、今年からは川越に移転。 氷川神社のそばの、桜並木に沿って歩いたところにある、落ち着いた佇まいの一軒家ギャラリーです。

                      

   今年のBOOK展のテーマは、「お茶と物語」なので、架空のカフェ『ペパミント・スプーン』というお店を創り、そこで起きる様々な出来事を物語にして展示します。 この展覧会のために、ショップカードや、豆本も作りました。 無料で配布していますので、ささやかなお土産として、お持ち帰り下さい。 ショップカードのアドレスは、語呂合わせで遊びました。 郵便番号は、『花よ咲く咲く』、電話番号は『いい日に和むよ』という言葉を、数字にしてありますので、注目してくださいね。  詳しいご案内は、来月改めて。



                           


 世間では、小動物、特にハリネズミの愛好家が増えているみたいですね。 雑貨や文房具にも、ハリネズミのデザインがたくさんありますし、ハリネズミを主人公にした本なども、流行っています。 そんなハリネズミと触れ合える『ハリネズミ・カフェ』が六本木にあるというので、ちょっとのぞいてみました。 お店へ入る前のマットも、上の写真のようにハリネズミ柄。

                    


   いました、いました。可愛いハリネズミが、いっぱい! そして、夜にもかかわらず、お客さんがいっぱい! お馴染みの茶色いハリネズミもいるし、まっ白なハリネズミも。 そばで見ると、意外と大きいですね。 こちらのお店は、自由に触ってもいいというので、ハリに気をつけながら、そっと持ち上げようとするのですが・・・、これが、なかなか難しい。 どうも、夜8時近くという時間帯が、夜行性のハリネズミにとっては活動的になる時間なので、大人しくしてくれないようです。 しかも、昼間からの接客(?)で、ハリネズミも相当疲れているそうで、気も荒くなっている・・・。

                        


    触れ合うのは諦めて、見ているだけにしました。 こちらをじっと見る瞳も、可愛い。 このお店の上の階は、うさぎカフェで、うさぎと会えるようです。横浜のほうには、爬虫類カフェもあるそうで、いつか行ってみたいです。

                         


     お店の壁にペイントされた電球。 やわらかいムードを醸していました。


                       

      
  日本で有名なハリネズミといえば、ゲームキャラクターの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』でしょう。 ソニックというくらいだから、すばしっこく、風をきって走ります。 このハリネズミや、仲間のハリモグラたちをイメージした曲のCDを、時々、車で流しています。ロックっぽくって、なんだか元気になります。(歌詞は英語)

         
                         

   ネズミときたら、猫、というわけでもないですが、春らしい絵本として子どもの頃に好きだった一冊が、上の写真。 買ってもらったのは小学校低学年くらいだったでしょうか、初めて自分で選んだ洋書です。ニューヨークの出版社から出された、かなり大型の絵本。アメリカっぽい明るい絵柄ですね。  主人公の女の子が、軒下で捨て猫を拾い、バスケットに入れて、大事にしていますが、とにかく猫kたちは、やりたい放題。 どこへ連れて行っても大暴れ。

                      

  最後には、猫たちを泣く泣く手放すことになるのですが、一匹だけ、とっても控えめな猫がいて、その子だけ飼うことになります。  猫たちが出てくる各場面で、その大人しい猫がどこにいるのかを見つけるのが、当時、楽しかったなぁ。(みんなと離れた、意外なところに身を縮めているのです) ウォーリーを探せ、みたいな感覚で、この絵本を読んでいたみたいですね。  どのページも、思いっきりカラフルで、春らしい絵本です。


                          


     紅白のチューリップが咲いているお庭がありました。  春らしい風景です。 皆さまの3月も、「花よ、咲く咲く、春」になりますように!




                                2017年 3月

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