北海道社会科教育研究会は、昭和２２年より北海道の社会科教育の充実、発展を願って真摯に研究を続けてきている研究会です。

　１１月５日(金)､昨年度は中止となってしまった研究大会が､札幌市立篠路西中学校で､第７４回北海道社会科教育研究大会及び第３１回北海道生活科研究大会として開催されました｡
　今回の大会は､新型コロナ感染症対策のため､事前収録した研究授業を視聴して､研究討議を行うというこれまでにはない方法での研究大会となりました｡研究授業は４つ実施しましたが､当日は都合により３つの授業を視聴していただき､それぞれ分科会で授業について､研究内容についての討議が行われました｡
　　視聴した研究授業
　　　　札幌市立手稲中央小学校 島本圭介教諭の１年生活科「おもちゃラボ」
　　　　札幌市立厚別北中学校 吉岡和剛教諭の１年地理的分野「アメリカ合衆国にみる生産と消費問題」
　　　　札幌市立前田中学校 大島一晃教諭の３年公民的分野「政治参加をしてみよう｣
の３つの授業でした｡
　研究討議では､参会された先生方から多くのご意見等をいただき､また､助言者の先生方からの研究についての示唆に富んだご意見等をいただき､次年度の研究につなげることが出来ました｡
　日程後半は､札幌市教育委員会教育課程担当課指導主事の阿部晋也氏を講師にお招きして､｢『指導と評価の一体化』のための学習指導と学習評価｣をテーマに全体研修会を行いました｡新学習指導要領による新しい評価が始まっていますが､大変参考になるお話があり､早速日々の実践に役立てることが出来るものとなりました｡