北海道社会科教育研究会は、昭和２２年より北海道の社会科教育の充実、発展を願って真摯に研究を続けてきている研究会です。

　研究主題を「主体的に社会に参画できる児童生徒の育成」〜習得した知識・技能を活用し協働して問題解決に向かう学習を通して〜と題した今年度の第６８回北海道社会科教育研究大会が、去る平成２７年１０月２３日(金)、札幌市立東栄中学校を会場に、第２５回北海道生活科研究大会と合わせて開催されました。
　小学校では、札幌市立新琴似北小学校の小西正一郎先生が２年の生活科「新琴似ってどんなとこ？」
　　　　　　　同札幌市立新琴似北小学校の石橋純平先生が６年の社会科「新しい日本、平和な日本へ」
　中学校では、札幌市立東栄中学校の遠藤　肇先生が１年の地理的分野「変わる産業と貿易」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜日本とタイの関係から
　　　　　　　同札幌市立東栄中学校の松尾浩之先生が歴史的分野「繰り返される要求と改革」
　　　　　　　同札幌市立東栄中学校の船渡川生子先生が公民的分野「地方自治の制度」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜地方議会・首長のはたらき
の５つの授業公開が行われ、その後の分科会では参会者による熱心な討議が行われました。
　大会の最後には、広島大学大学院教育学研究科教授の小原友行先生による記念講演が『主体的に社会に参画できる児童生徒を育成する社会科の創造』〜「協働」して問題解決に向かう学習を求めて〜と題して行われ、多くの示唆に富んだ、そしてすぐにでも実践に生かしていくことができる貴重なお話を聞くことが出来ました。