千丈ヶ岳
戸台 | 9:30発 | |
丹渓 | 11:45着 | 12:00発 |
北沢峠 | 13:40着 | 13:50発 |
仙水小屋 | 14:40着 |
27日夕方より大阪は雨。くろよんと増結のちくま81号は近郊を走る快速電車の車両を使っているようだ。相当な混雑を覚悟したが、思いの外すいていた。関ヶ原あたりで雪になったが、名古屋では雨。塩尻で20〜30cmの積雪。
上諏訪駅の構内に露天風呂ができていた。伊那北でも同様の積雪があった。いつもの国鉄バスは運行されておらず、駅に居合わせた登山客と7人でタクシー2台分乗し、戸台へ。
河原歩きは積雪で踏み固められ歩きやすくなっていた。一時晴れ間がのぞいた後は、薄く雲がかかり、小雪がちらつく。大平小屋までの登り途中で2箇所工事用の林道が切り開かれていた。
年末年始の登山にはまだ少し早いせいか、北沢峠付近は閑散としている。仙水小屋までの途中に砂防堤防ができていた。トレースはあるものの新雪であまりよく踏み固められていないため、少し歩きにくい。小屋に水車が備えられていた(今年から水力発電を始めたそう)。泊り客5人。
仙水小屋 | 6:30起床 | 7:45発 |
樹林限界前 | 9:25着 | 9:35発 |
千丈ヶ岳 | 11:20着 | 11:40発 |
大滝の頭 | 12:40着 | 13:05発 |
仙水小屋 | 14:05着 |
快晴。小千丈あたりは雪煙が舞っている。出発が遅れたため、北沢のテント場はほとんどのパーティーが出払った後らしく、ひっそりしていた。
雪煙舞う小千丈岳
樹林帯の登りで何パーティーか追い抜き、樹林限界の手前でダブルヤッケ、オーバーズボンのフル装備。小千丈の登りから吹きさらし。目出帽とサングラスで、顔を出せない寒さ。少し先を行くパーティーのトレースが消えかかっている。降雪の後で、風の強い割にはクラストしていないので、アイゼンは要らなかった。
千丈ヶ岳の頂上には数人だけ。強風で後から来るパーティーがなかなか登ってこない。素手でカメラを操作し手早く写真を撮っただけで、あまり長居できなかった。
北岳の肩越しに富士山
八ヶ岳(左奥)甲斐駒ヶ岳
中央アルプス と 御嶽山(右奥)
伊那・高遠 乗鞍岳(左奥)と 穂高連峰(正面奥)
南アルプス3000m級の盟主 塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳
下りは走る。途中、樹林帯の中でダブルヤッケ、オーバーズボンを脱ぎ、ザックの中に吹き込んだ雪を払い出し、カメラのフィルムを入れ替え、また駆け下る。小屋泊り客6人。毛布5枚重ねで寝る。羽毛シュラフより暖かい。
仙水小屋 | 5:30起床 | 6:40発 |
浅夜峰 | 9:15着 | 9:25発 |
早川尾根小屋 | 10:50着 | 11:00発 |
赤薙沢ノ頭 | 12:00着 | 12:20発 |
高嶺 | 13:20着 | 13:30発 |
薬師小屋 | 15:35着 |
風強く、雲が多い。吹きさらしの中を栗沢峰めざして登る。急坂で風によろけながら登るので、行程がはかどらない。
北岳
甲斐駒ヶ岳
浅夜峰に着くころ風が凪いで快晴になる。ここで同じコースを行く3人パーティーと向こうから来た3人パーティーに会う。ラッセル・トレースの心配がなくなったので気が軽くなる。
早川尾根の小屋は新しくなった。無人。赤薙沢ノ頭で休憩。無風。陽光でほのかに暖かい。
野呂川渓谷 千丈ヶ岳 浅夜峰 ミヨシ 早川尾根ノ頭 甲斐駒ヶ岳
大樺沢と北岳
白樺の稜線 甲斐駒ヶ岳
地蔵岳(左奥) 高嶺
高嶺の登りで向こうから来るパーティーと2〜3回すれ違う。岩場伝いに登りきると地蔵岳のオベリスクが目の前に迫る。観音岳も近くに見えるが、疲れた体には案外遠い。
地蔵岳のオベリスク
観音岳
風が少し出てきたので、ダブルヤッケを着込む。薬師岳から小屋の屋根が見えるものの、下り道がよくわからない。左側が枝沢越しに小屋へ行く道らしいが、右手の尾根通しに歩いたほうがわかりよいかも。
小屋は数パーティー入っているだけで空いている。小屋内は石油ストーブ一つで室内の気温はかろうじて氷点下にならない程度。
薬師小屋 | 5:40起床 | 7:00発 |
杖立峠 | 8:15着 | 8:25発 |
夜叉神峠 | 8:55着 | 9:05発 |
夜叉神荘 | 9:25着 | 9:45発 |
芦安 | 10:00着 | 11:10発 |
昨夜早く(18:30)寝たわりには、少し寝過ごした。小屋周辺には小雪が吹きすさぶ。樹林帯の中を駆け抜ける。20分ほどで南御室、辻山から苺平まで樹林帯を抜け出たところで雲の下に出て、展望が開ける。
杖立峠
富士山は山頂に薄く雲の帽子。太陽がまぶしく、晴天の模様。夜叉神峠付近で登山道に露地が見え始め、スーパー林道に降り立つと小雨模様に変わる。
夜叉神荘でコーヒーをすすりながら、愛想のいい店のおじさんと話し合ううちに、下から登山客3人を乗せたタクシーが着いた。店内にもう一人下山者がタクシー待ちしていたが、甲府タクシーを予約していたそうで、一人タクシーに乗り込む。同じ電話でタクシーを呼ぶなら、芦安観光タクシーの方が早く来て安いと店の人は言っていた。
芦安のバス停で1時間ほど待ち時間ができたので、芦安温泉に入る。
甲府までバス。次の特急あずさ17号12:38発で松本へ、14:38発の普通で簗場へ。小雨が続く。スキー場のリフトの登りが雨でスキー客が少なくなり、暗くなっていたせいか、閉鎖されていた。無理を頼み願い出てみると、乗せてもらえた。スキー場から大谷原への林道は、昨年不通だった橋の架け替えに伴って、いくらか拡幅され、鹿島方面にかけて除雪されていた。翔羊山荘17:30着。