ステアリング右側のアクセサリーボックスに収まった(新)ETC車載器
高速道路をよく利用するので、料金所の支払いにハイウェイカードは必需品でした。割引率のいい高額ハイウェイカードが使えなくなった折、ETCの前払いでも同様の割引があったことを知り、平成16年(2004年)2月の継続検査を機に、ETCを取り付けました。
ディーラーの担当者とETCの取り付け方法を相談しました。
センターコンソールの純正カーステレオの下にあるアクセサリーボックスに空きがあり、ここに取り付ければ視認しやすくETCカードのセットも便利です。
試しにアクセサリーボックスの中にETC本体を入れてみると、アクセサリーボックスの奥行きが少し足りません。ETC本体後部の配線を引き出す必要もあり、ETC取り付け前に、アクセサリーボックスの底(奥)を四角く(ETC本体の幅×高さの大きさで)くり貫かなければなりません。
標準的でない取り付け方法なのでディーラーに任せきりというわけにもいかず、アクセサリーボックスの加工だけ自分ですることにしました。
センターコンソールから、純正カーステレオごとアクセサリーボックスを取り外し、自宅内で作業します。アクセサリーボックスの加工はプラスチックカッターで比較的楽にできます。
ETC本体の寸法(幅、高さ、奥行き)はカタログに記載されているので、厚紙(はがき2枚)でETC本体の実物大模型を作りました。それを両面テープでアクセサリーボックスに貼り付け、ETCの取り付け見本とします。
後は、純正カーステレオとともに元どおりクルマに戻し、ディーラーに預けてその位置にETCを取り付けてもらうだけです。
アクセサリーボックスにETCの模型を取り付ける
(マウスオンでロールオーバー)
ETCの登録作業が必要とのことで、全部DIYで取り付けというわけにはいきませんが、ディーラーに任せて期待したとおり上々の仕上がりでした。
ETCカードのセットが運転席から容易に目視で確認でき、使用感はすこぶる快適でした。
同じ年の12月にカーナビを取り付けました。それに先立ち、ETC本体を移設することになりました。
ステアリングの右側に、サンルーフとフォグランプのスイッチの下に小さなアクセサリーボックスがあります。この部分は当初ETC取り付けの第一候補でしたが、ETCを注文する前にアクセサリーボックスの取り外しを試み、その堅さに一度あきらめたところです。
センターコンソールのパネルを外した時はマイナスドライバーを使い慎重に作業していましたが、その後カー用品店にパネル外しの専用工具があることを知り、早速入手しました。
これで取り外し作業の際ダッシュボードに傷をつける心配が無くなり、力任せの作業ができるようになりました。
アクセサリーボックスを取り外し、ETCの配線を引き回す
幸い、ETCの配線の長さに余裕があったので、新たな取り付け位置まで引き回しました。その奥には配線の束があり、アクセサリーボックスの背面にスポンジが貼り付けてありました。
このアクセサリーボックスもくり貫き加工は容易でした。ETC本体を両面テープで貼り付け、背面に(念のため)スポンジを貼り付けておきました。
アクセサリーボックスにETC本体を取り付ける
(マウスオンでロールオーバー)
ETC本体の後部が少しアクセサリーボックスから突出しますが、ダッシュボードに元どおり取り付けられました。
ETC本体の移設後も、問題なく使用できています。 もちろん、使用感は快適そのものです。
(旧)ETC車載器 21年で御役御免
令和7年(2025年)2月、ETC車載器を更新しました。
きっかけは昨年、ETCゲート通過後に(旧)ETC車載器からエラーの音声警告があった時のこと。IC出口一般ゲートの係員に状況を告げETCカードを手渡し診てもらうと、ETCカードにIC入口の記録がない・・・という、ETC車載器が原因らしき障害でした。
それ以降、ETC利用時に障害が頻繁に起こるわけでもなく、カード型クリーナーで車載器の接点を清拭して、しばらく様子を見ていました。
26年目の12か月点検に出向いた際に同様の障害があり、ディーラーの担当者に相談の上、新しいETC車載器の取り付けを依頼しました。
(旧)ETC車載器の取り付け図を示して説明し、あとの作業はお任せ。翌日引き取りに出向くと、きれいに仕上がっていました。
新しいETCアンテナがフロントガラス上部正面にあって、外部スピーカーを兼ねているところが目新しいです。
外部スピーカー兼用のETCアンテナ