御嶽山 田ノ原の駐車場に迫る雲海
奈良東大寺、二月堂へ。午後から雪になり、大和平野は見渡す限り銀世界。チェーンを着けるには及ばないが、ステアリングの手ごたえはやや軽くなったりする。 オド 15265km
西名阪¥600
先週、車検を終えて(¥114000)、軽く名阪国道を往復することにした。松原入口は連休のため渋滞しているので、藤井寺ICまで回り道。天理出口も郡山ICまで渋滞が伸びていたので、迂回して国道旧25号線を走る。名阪国道福住ICまで整備された2車線の立派な道になっている。
名阪国道は交通量がやや多いくらいで、快調に流れている(名神は大渋滞らしい)。関トンネル近くで小雨(霧雨に近い).亀山から往路を引き返す。気温が15℃ぐらいまで上がって車内は暑いくらいだ。 オド 15494km
給油32L(¥4000)トリップ333.9km(10.4km/L)、西名阪¥1200、山菜そば¥350
3ヵ月ほど全くエンジンを始動しなかった。バッテリーが完全に放電。¥9800でNS60相当のバッテリーを購入(元のバッテリーは寒冷地仕様のNX100)。
ダッシュボードの右下を加工してStandardの150/430MHz2バンドアマチュア無線機を取り付ける。アンテナは2バンド共用の長いもの。リアバンパーの右コーナー上に孔を開け、ステーで補強したアンテナ台座を取り付ける。アンテナケーブルは念のためアンチロックブレーキの電子制御装置を迂回して引き回す。
風光明媚な瀬戸内、鷲羽山スカイラインへ
出発、阪神高速に入って忘れものに気づき、土佐堀経由で半周し取りに帰る。40分ほどロスタイム。阪神高速の湊町合流付近は6時前と6時30分とではクルマの流れが相当違う(多くなる)。
第2神明、加古川バイパスから姫路市街地にかけて国道2号線は朝の通勤時間帯で少し混雑する。2号線を西に向うクルマは山陽自動車道に入るものが多いのか、後続車が途絶える。2号線を走っても山陽道の滝野西IC〜備前ICまで30分。岡山市街を通り抜けずに岡山バイパスを経由してくる長距離輸送のトラックに注意して見ていると、国道2号線から岡谷バイパスへ乗り入れる抜け道が分かる。
快適な県道(岡山・児島線)を鷲羽山スカイラインまで。途中、本州四国連絡道路のICの工事現場を過ぎる。鷲羽山スカイラインから水島湾の石油コンビナート地区も望める。スカイラインそのものは対向車もほとんどなく50〜60km/h、3速で走りきれる。
鷲羽山展望台のすぐ近くを瀬戸大橋が架かっている。橋のたもとすぐ下を道が通り抜けていて、間近で見る瀬戸大橋の大きさに圧倒される。展望台から遠く四国まで島の間を飛び石伝いに、長大橋が連なっている様はなかなか壮観だ。
児島の町並を抜け岡山市街まで来た道を引き返し、国道53号線を津山まで北上する。はみ出し禁止の2車線が続くものの交通量は少なくこちらも快適な道である。途中ドライブインで昼食。津山14:00。人形峠あたりまで一回りするつもりでいたが、出発が遅れたのでやめにする。中国道を快調に走行し、帰宅。 オド 16035.7km 給油41L(¥4840)、トリップ542.5km(13.2km/L)。
阪神高速¥450×3、阪神西〜太子竜野バイパス¥900、鷲羽山スカイライン¥450、駐車場¥200、院庄〜池田¥3500、昼食¥700(スタミナ丼)
御嶽山と西穂高岳の登山に
東名阪を桑名東で下りて、岐阜羽島ICまでいつもの長良川沿いの抜け道を走るつもりでいたが、道を間違える。国道258号線を名神高速大垣ICまで走ると1時間余りかかるが、こちらの揖斐川沿いの道は1.5車線幅ぐらいで大型車とのすれ違いに注意する他は全く快適に(所々路面が悪くなるが)走れる。
名神高速の高架を見落として走りつづけ、谷汲、根尾谷方面の案内標識を見て行き過ぎに気づく。名阪国道を出てここまで45分くらい。転進し国道を岐阜に向かい、岐阜羽島ICに着いたのはさらに1時間後だった。
中央自動車道に入ってもクルマの数は少しも減らず、夏の観光シーズン真っ只中を痛感する。中津川ICを下りる少し前で『この先渋滞中』の電光掲示があった。中津川ICから国道19号線を北上するつもりが、中津川市街地先でも渋滞していたので、木曽川の対岸を抜け道にとったが、土砂崩れ復旧工事中で通行止めにあった。
点在する集落を結ぶ狭い山道の中で引き返す道を見失い、クルマの整備工場の主人に道を尋ねるまで迷いまわって、ここでも1時間ロスした。12時ごろになってまだ国道19号線中津川あたり。予定が大幅にずれ込んできた。
元橋を分岐したところで昼食にする。ハンバーグ定食が¥1650、少し高いかと思ったが長く待たされてテーブルに出されたものは、まず価格に見合うものかと納得。
観光バスが何台も王滝方面へ向っていく。スキー場の中を、林道とは名ばかりの立派な観光道路が田の原まで通じている。駐車場はほぼ満車。御嶽講の集団が観光客、登山者を数の上で圧倒している。
午後3時15分と遅い時間は気になるが御嶽山の頂上を目指す。下山する人の列の間をすり抜けながら、1時間で頂稜。噴気煙が間近に音を上げ、付近は硫黄の臭いと硫化物で黄色っぽく染まった山小屋がある。20分で山頂。霧中で展望なし。
下山するのがもったいなくて、頂上小屋に投宿する。カメラと財布だけ、ふつう考えられないような軽装で3000m峰に登山している。小屋は新築して間もない様子。テレビが鮮明に映っている。午前中雨に降られ、曇がちだった天気も回復に向っている。 オド 16450.3km
西・東名阪¥1600、中央道中津川ICまで¥2000、昼食¥1680、林道黒石線¥600、頂上小屋宿泊費¥6500
快晴で御来光。富士山は見えなかったが、雲海の上に御嶽山から見渡せる山々はほとんど姿を見せた。
御嶽山山頂から乗鞍岳・穂高岳を遠望
駆けるように下山。昨日の雨で泥だらけになったクルマを朝露ごと洗い流してから出発。国道19号線の給油所は木曽福島先の日本石油が早朝から営業中(24時間か?)の他は(日曜のせいもあって)軒並み休業していた。
境峠を越え、乗鞍スーパー林道へ。料金所は各区間ごとに、こちら側から入る方向に1箇所ずつ。昨日は500台入ったと言っていた。追い抜くクルマよりすれ違うクルマの台数の方がはるかに多い。峠から下りの一部分がラフロードの他は快適。白骨温泉郷は思ったより開けた感じ。最後の区間はラフロード走行に終始する印象。わだち、穴ぼこ、ぬかるみと林道の名に恥じない(?)。
安房峠越えは林道終点から渋滞。それも下から続いている様子。工事規制かと思ったが、1.5車線の曲がりくねった道に大型の観光バスが対向して、すれ違うのに手間がかかっているためだった。峠までのわずかな距離を抜けるのに、小一時間かかった。
新穂高温泉まで閑散としていたのに、終点のロープウェイ発着場で駐車待ちになった。観光客が多く、ロープウェイが10分間隔でフル稼働(1回につき60人くらい)して、1時間待ちの状態。12時をまわり昼食どきだが、途中の乗鞍高原でブランチをとりあまり空腹感もないので、焼きとうもろこしだけにする。ロープウェイ終点から登山道を駆け上がり30分ほどで西穂山荘に到着。素泊まりする。 オド 16602.7km
ロープウェイから西穂高岳
給油38L(¥4826)、トリップ466km(12.2km/L)、乗鞍スーパー林道ABC区間¥800+¥400+¥500、昼食¥700、新穂高駐車場¥900、ロープウェイ¥2400、西穂山荘宿泊¥4500、焼きとうもろこし¥250
4時30分に周囲の出発仕度の物音で目覚めて40分には小屋を出発。しばらく寝ぼけた状態でガスにまかれた稜線を登っていく。岩稜伝いになるころには視界が開けてくる。独標を越え、西穂高の頂上まで一般の登山コースとしては思ったより険しい。途中、いくつかのパーティーを抜いて1時間と3分で西穂高のピークに先着する。
西穂高から乗鞍岳を望む
期待以上の展望に満足して下山。新穂高の村営共同温泉浴場は9:00〜4:30(11月中旬から4月までは閉鎖)。開く前から行列ができている。すぐ満員になり、あまり落ちついて湯につかっている気にはなれない。9時45分、新穂高温泉を出発。
平湯まで昨日の道を引き返し、高山方面へ。高山市街地の迂回路を通って国道41号線飛騨街道へ。真夏の天気で暑い熱気がガラス越しに伝わってくるようだ。先行車のガラスに太陽がまともに反射して目の疲労に追い討ちをかける。美濃加茂で国道21号線と分かれて名古屋市街へ向う方面は渋滞の模様なので、少し逆戻りになるが中央道の多治見ICへ転進した。岐阜羽島ICから名阪国道を経て無事帰着。給油。 オド 17014.4km
中央・名神岐阜羽島ICまで¥1100、昼食¥900、東・西名阪¥1600、給油44.7L(¥5500)、トリップ511km(11.4km/L)
3日間で、計¥36756 総走行距離978.7km
北九州周遊
昼頃には九州に着きたいので、出発を早める。中国池田ICからしばらく長距離貨物トラックに合わせてスピードを上げる。少し前を行くトラックから何やら暗い影が舞う。ヘッドライトに照らし目を凝らして見ると大きな幌シートのようだ。と思うまもなく正面に向かって飛んでくる・・・きわどく回避。加西サービスエリアを過ぎると上下線とも交通量は少なくなってきた。山崎バリアから明るくなったが霧がでてきたのでしばらく灯火は消せない。
山間部を切通し、架橋、トンネルでどんどん西へ進んでいくが、似たような景色が続いてやや単調だ。広島北JCTから先、九州方面は2車線対面通行の部分が続く。11時に関門海峡を渡って九州に入った。
国道10号線は中津まで結構交通量が多い。給油。高速道路ばかりなので燃費が伸びる。宇佐から湯布院に向けて抜け道を通る。1車線ながら案内標識もあり快適だ。湯布院ハイツに投宿。この日は699.6km走行。 オド 17714km
阪神高速¥450、中国道¥9900、給油44.7L(¥5585)、トリップ638.6km(14.2km/L)、宿泊費¥7890
湯布院盆地から水分峠まで登り、やまなみハイウェイに入る。しばらく山稜に沿って道が続いていたが高原に移ると正面に九重山が威圧的な姿を現す。一旦クルマをとめて写真に撮ればよかった・・・と思っても、カメラは持ってこなかった。それから牧場の中を抜けるように走り、阿蘇の外輪山の壁を下ると町並みが広がる。
国道57号線は少し交通量が多い。阿蘇いこいの村へ分ける細い抜け道に入る。抜け道はいこいの村から先が立派になり阿蘇登山道路の料金所手前まで一気に駆け上がった。牛や馬が放牧されて、車道に糞が広がる。
阿蘇の火口に11:00着。圧巻。国道325号線回りで下る。国道57号線の合流は阿蘇行き登り方面が混んでいた。熊本まで交通量が多く、少し疲れる。宇土半島に入るとやがて交通量も少なくなる。天草五橋を渡る。松島から島原までフェリー。シーズンオフで便数は少ない。クルマ2台に客4人で出発。三角から出る国道フェリーの方が便数多く待ち時間も少なくてすみそうだったが、気付いたのは後。
雲仙の到着が遅れるので電話で宿の手配を試みた。収容人員の多い休暇村はどうか?と問い合わせてみたが、この日は団体客があるらしく断られた。民営国民宿舎の青雲荘はOKだった。陽が傾き、曇りがちで夕暮れの中を雲仙まで駆け上る。 オド 17943km 走行229km。
やまなみハイウェイ¥900+¥400+¥500、阿蘇登山道¥1200+¥500、フェリー¥4700、宿泊費¥4950
土曜日ということで念のため宿泊先数軒電話で問い合わせてみたが、ことごとく満室。佐賀市内の有明荘がOKということで、今日はそこまで。
国道57号線小浜温泉からしばらく橘湾の眺めのよいところを走る。諫早まわりの国道57号線より251号線の方が快適だろうと判断して大当たり。矢上大橋から国道34号線と合流して長崎市街へ入る。峠道が渋滞。長崎市内も大変混雑し、行き先も思うに任せない有様だったのでそのまま通過し市外へ。
大村湾沿いの国道206号線を快調に走る。オランダ村で軽く休むつもりだったが、駐車場が400m先にあったのでやめにする。国道202号線、35号線で有田に寄る。有田焼の窯元の古いレンガの煙突が散見できるが、じっくり歩いてみないとどんな街なのかわからない。
佐賀城跡をぐるりと一回りして、やっと有明荘を見つける。給油。 オド18130.7km この日は187km走行。
給油41.5L(¥5185)、トリップ478.6km(11.2km/L)、宿泊費(国家公務員共済組合連合会有明荘)¥6226
前日に満タン給油済みなので、今日は大阪までひたすらハイウェイ走行するだけ。九州横断自動車道は交通量少なく走りやすい。北九州自動車道は海岸まで山が迫っていてアップダウンとトンネルが多い。北九州市の「阪神高速」かと想像していたが、中国道へのバイパスに見えた。雨天のためか家族連れの行楽客のクルマが少ない中国自動車道を、休みもそこそこに走りつづける。
とあるサービスエリアで休憩したときのこと。見晴らしのよい休憩所から駐車場を見下ろすと、如何にも・・・といった二人乗りのセダンを発見。駐車場の中をゆっくり移動している。周囲のクルマと見くらべて私のクーペが一番スピードを出しそうに見えた?のか、近くに停めて出発を待つ様子。後を追われてはつまらないので、先に出るまでこちらも気長に待つことにした。
新見、津山ICあたりで雨もやみ、落合ICあたりから関西方面のナンバーのクルマが目につくようになる。慣れた道まで来ると自然とスピードアップ。ただしエコ・ラン、むやみに加減速せず大阪まで給油なしで走りきる。
八尾まで伸びた近畿自動車道を下りるとクルマで混んでいたが、阪神高速も夕陽丘で工事渋滞とあったから、こちらの方が早いはず。 帰宅前にガソリンスタンドへ寄る。満タン何リットルのクイズをやっていて、当たれば景品が出るそうだ。トリップメーター(700km余)と燃費(14km/L)の見当から、迷わず50と即答したら大当たりだった。販売員も多少は手加減しているだろうが。ちなみに景品は電気シェーバー。 オド 18855.2km この日は724km走行。
九州〜中国自動車道¥12700、近畿道¥400、給油50.2L(¥5020)、トリップ722km(14.3km/L)。
4日で、計¥66606、総走行距離1840.8km
6ヵ月点検。オイル交換。 オド18869.2km
ディーラーへ搬送。 オド18881.8km
紅葉の志賀高原へ
近畿自動車道路の延長工事に伴って西名阪の松原ICの入口出口とも南側へ移設されていた。名阪国道の大阪行き(反対車線)は舗装工事中で、一車線通行。上り坂の箇所に貨物トラックが延々と渋滞の列をつくっていた。
小雨模様になる。鈴鹿のサービスエリアに名神の吹田〜京都南間の夜間通行止め案内があった(9:00〜6:00)。早朝に(深夜に)走ることがよくあるので、ある程度は事前に、知っておいたほうが良さそうだ。例のように、桑名東ICから名神に向けて抜け道をとる。中央道は雨。前回来たときのような濃霧に巻かれずに済む。
諏訪 ICから麦草峠越えのため国道299号線に入る。このあたりは白樺湖、ビーナスライン方面の案内が多く、うっかり左折すると方向違いを進むことになる。地図に示されているように道なりに真っ直ぐに進んでいたら、案内標識が現れてちょうどバスが左折するところだったが、迷わず直進。しばらくして、渋の湯方面は沢筋一本隔てた別の道であるのに気づく。進めるだけ登りつめて、沢筋を渡る細い道で山腹を横断し、予定の国道に戻る。
紅葉の盛り。ただし、雨模様なのでさえない。佐久甲州街道(国道141号線)を佐久市まで、佐久市街から御代田あたりは昨年東北の帰り道で迷いこんだところ。先を行く地元ナンバーのクルマの後を追いかけ、すんなり中山道国道18号線に出る。12時を少し過ぎ昼食の頃合だが、なんとなく進むうちに国道146号線峰の茶屋への登りにかかり、結局昼食抜きになる。
草津道路の入口で給油。前回、和田トンネル経由で来たときに比べて20km余分に走った。草津温泉から先は霧に巻かれて展望なし。渋峠には登山者の姿もあったが、あいにくのお天気。明け方暖かかった気温も雨で下がっている。
志賀高原か湯田中温泉で一泊するつもりだったが、公共の宿に空きが見つからない。翌日の天気もこんなものだろうと思い、少し強行にはなるがこのまま帰ることにした。
中野市に入り郊外を適当に走っていると方角も現在地もわからなくなった。こんなときは人に聞くのが一番。県道沿いに小布施、須坂を通過し、国道406号線で菅平高原、上田、和田トンネル経由で諏訪を目指す。夕刻5時菅平。空腹に耐えかねて夕食にする。ジンギスカン料理のレストランで1時間近くかかってラム、マトンその他野菜の皿盛りを平らげ、元気を取り戻す。今年初めに取り付けたフォグランプを使ってみる。暗い曲がりくねった山間の道では、コーナリングランプの代用になり具合は上々。
上田市街は少し渋滞ぎみ。岡谷ICから中央道に入る少し前に給油。中央道は走行車線にトラックのわだちがあり雨水がたまる状態。50km/hに規制されたところをいつものように走ると、深みにはまってハイドロプレーンになったりする。水しぶきがフロアパンを叩き、“ゴーッ”と大きな音とともにインパネのアンチロックブレーキの警告灯が点灯した。
往路を引き返す形で、いつもの岐阜羽島ICから桑名東IC、名阪国道。気になった渋滞はなく、楽々帰宅。 オド19948.1km 1日で1066km(22時間)は過去最長の記録。
名阪¥1200×2、名神¥4400+¥4300、志賀草津道路¥300+¥300+¥300+¥200、和田トンネル¥600、給油42L(¥5670)トリップ 539km(12.8km/h)、20.1L(¥2472)トリップ181km(9.0km/L)、夕食¥1150、缶ジュース¥100×7 計¥23592
奈良県のスキー場、和佐山へハイキング
大和高田から橿原神宮あたりまで抜け道をとる。国道169号線の山間部は特に凍結したところはなく快適。トンネルを抜け、スキー場のある高原まで林道風の急坂・急カーブの登り。切通しの法面が崩れて道路一面に落石が散乱している箇所で、木の切り株がクルマの底につかえた。タイヤのサイドを岩でこすり抜ける様は、まさに四駆の世界。 オド20142km
南アルプス甲斐駒ケ岳登山
恒例の年末登山で、国鉄(JR)の夜行列車と伊那バスを利用して入山していたが、今年はクルマで行くことにする。下山した後にスキーを予定しているので、一緒に積み込めて(トランクスルーが)便利。
名阪国道からいつものように名神岐阜羽島ICを目指す。長距離トラックに囲まれて走るかと思っていたが、案外少ない。長良川の堤防沿いの県道が工事中で、全面通行止めになっていた。迂回路の案内が随所にあったので、迷うことはなかったが、暗がりの不慣れな道を慎重に走るので、時間的には国道258号線を走るのとたいして変わらなかった。中央道は帰省ラッシュで混むかと思っていたが、これも案外空いていた。伊那ICから桜の名所高遠を抜け、戸台まで。 オド20531.2km 走行距離389.2km
西名阪・東名阪¥1600、中央道岐阜羽島IC〜伊那IC¥3800
山小屋(仙水小屋)から甲斐駒ケ岳往復。
仙水峠から雲間の甲斐駒ケ岳
前日の雨が凍りついて、クルマ全体が氷で覆われていた。エンジンは容易に始動。往路を引き返し、伊那市街を抜け、権兵衛峠越えの分岐と分かれて伊那盆地を見下ろせる高原の道を北上する。快晴の青空に南アルプスや八ヶ岳の山並みが映える。八ヶ岳と仙丈ヶ岳の頂上から無線が入感する。地元の局と交信していたようだ。
抜け道ガイドに従って塩尻市街を抜けようとしたが、案の定間違えて国道に出てしまった。コイン洗車があったので、一息入れる。フェンダーの内側まできれいになった。松本盆地から北アルプス(槍ヶ岳まで見えた)、妙高、戸隠がはっきり見渡せる。信濃大町で買出しに寄り、大町温泉で一風呂浴び、給油に一旦大町まで戻ってから、大谷原に向う。
今年の年末は暖冬続きで鹿島の先までクルマが入る。爺ヶ岳スキー場からバスが運行されているようだ。林道に入り日が暮れ、凍結した路面が現れ始める。平坦地では注意してスリップさせずに走行できたが、調子に乗りすぎたようだ。
以下、私家版「死ぬかと思った」
大谷原の最後の登り坂のところで、いきなりタコメーターの針が跳ね上がる。タイヤが空転し前進不能になった。そのまま坂道のまん中でクルマを停める。
サイドブレーキを引きドアを開け車外に出ると、靴裏の感覚は氷の上だった。
ドアを閉めようとすると、クルマが音もなく坂を滑り始めた!
あわててクルマに身を乗り入れ、とっさの判断でステアリングを左に切る。道路の側溝に左後輪を落としてクルマを止めた。
ブレーキが利かない氷の上でも、タイヤが回っていればステアは利く・・・のは本当だ。
道路の右側は谷。転落を避けたのは幸い・・・。
気を取り直してタイヤチェーンを用意するが、坂の途中でクルマは動かせずジャッキアップもできない状態。それでいてタイヤの裏側の下でチェーンのフックを掛けなければならない。月明かりの暗がり下でタイヤチェーンを巻き終えるのに40分悪戦苦闘する。
タイヤチェーンを着け発進を試みるが、落とした左後輪が上がらず脱出できなかった。翔羊山荘はすぐ近くだったので、救援を求める。クルマを押し出してもらい、なんとか脱出した。 オド20620km 走行距離88.8km
温泉博物館薬師の湯¥500、給油42L(¥5120)、トリップ532.9km(12.6km/h)