上野新年会オフ〜国際こども図書館に行ったこと〜

2003年1月19日(日)、上野に集まって国立博物館の大日蓮展や、国立国際こども図書館に行きました。
参加者は 初参加のkinokoさん、風太さん、きなさん、yuiさん、八方美人男さん、くらさん、鯵さん、スウ
皆さんとのお話はもちろん楽しかったのですが、今回はレポートというよりも、図書館のことだけを日記として書いておこうと思いました。


こども図書館 外観●まず、建物が!
すごく荘厳な建物にびっくりした。
昔の西洋建築にとってつけたような立派なガラス張りの入口があって、デパートの受付嬢のような受付がふたりもいた。
3階の特別展示の部屋は、まず天井に目がいった。真っ白いお城のような造りがすごくて感激した。
※特別展示は「絵本に見る夢―ヨーロッパの国々から―」
  ヨーロッパ14ヶ国の最近の絵本を5冊ずつと、
  日本で読まれているその国の児童書がガラスケース内に展示してあった。


イギリス・ギリシャ・フランス・ドイツ・デンマーク・スウェーデン・アイルランド等などの各国の絵本出版事情が添えてあって、それぞれの違いが面白かった。民話などが多いところや、成長の糧となるようなもの、ポストモダン的なもの、絵本作家が少なくて翻訳に頼っているような国、等々。

●バーバパパはフランス生まれだった
国によって、この話はこの絵が当たり前と思っていたものが違っていて驚いたりもした。アリスがエプロンドレスではなかったり、アメリカのピーター・ラビットはどちらかというとバックスバニーに近かった。これはこれで味だけど、なんか違いますよね〜と風太さんと顔を見合わせた。
バーバパパはフランスの絵本だったと初めて知った。こうして見ると翻訳ものの絵本というのにたくさん触れていたのだなあと分った。懐かしい絵本たちにまた会えたのが嬉しかった。
ピーター・ラビットのおおもとになった絵手紙も展示してあった。この作者(ビアトリクス・ポター)は、"安価で子供の手が持ちやすい本の大きさにこだわった"というのが、いかにも絵本作家らしい姿勢だなあという気がして好感を持った。
※アメリカのピーターラビットは「ピーターラビット誕生100年記念」というくくりの特別展示内。

Nightそして、さすがに展示品だけあって絵が本当に味があってきれいなものが多くて、すごく中が見たい!さわりたい!とうずうずした。本は、やっぱり手にとってめくってみたくなるものだ。
でも、見たかった本は1階の世界の本の部屋で見ることが出来たのでよかった。言葉は分からなくても、絵でなんとなく分かる、というものだった。

●こどもが絵本に夢中になる風景

1階の本が読める部屋では、円形のテーブルがあって、絵本の読み聞かせをしている親子が数組いた。最初は、絵をぼーっとみているだけのように見えて、ホントに聞いているのかしらん?と思っていたが、えらいうけて笑いだした時は本当にかわいかった。それを見てきなさんと微笑み合った。

「おもしろいからもう一回読んで」とか、「これでいいや」とたくさんある本の中から選び出すところなんか、みていてうれしくなった。ひとりで真剣に読み耽ったり、私がいじった後を追うようにして本棚をさわっていた子もかわいかった。あおむしの絵本をお母さんにみせて、「これおもしろいよ、はやく読もうよ」と手をひっぱっていく子もいた。
「今の子はホントに本を読まない」という話題をkinokoさんとした後だったので、こういう光景をみてなんだかちょっと安心した。
もちろん、活字と絵本は違うし、読む親、読む子、がわざわざ来ている所なわけだから、というのは分かっているのだけど。

●それぞれの思い入れ
この部屋は、新しいものから古いものまでいろいろあった。さすがに国立のプライドで良書を揃えてます、という感じが伺えた。
これはという名作を、ほかの人はだいぶ読んでいたようだけど、私はあまり読んでいなかった。今からでも読めるけど、子供のころ読んでいれば良かったなと思う。
くらさんの子供の頃のお気に入り『まんげつのよるまでまちなさい』は、子供がじりじり待つ感じと、暖かで大きな存在のお母さんが良かった。
きなさんが偏愛猫本にあげていた『タンゲくん』は、タンゲくんのハードボイルドっぽさと女の子の猫に対する直球な愛情がしみじみと良かった。風太さん・きなさん・くらさん・スウのお勧めである『穴』は、八方美人男さんはきっと何回も「コレコレ」とにじり寄られた事だろう。
風太さんのお勧め『ザ・ギバー』、は表紙しか見ていないけれど、児童書っぽくない装丁で深そうだった。私も、漠然とした話と絵しか覚えていないお気に入りだった絵本の話を聞いてもらった。
※そんな中、鯵さんとyuiさんは自分の好きな本をマイペースにじっくり読みふけっていた。

図書館にこうして数人で行っていろいろと話しながら眺めるというのは実に楽しい体験だった。絵本はすぐに読みきれるし、もともと子供の話し声や読み聞かせの声がわさわさしている部屋だからこそ出来たことだ。

たぶんここは、一日中いても飽きないと思う。中には庭も見れるカフェテリアもあったし、お腹がすいたら軽食も食べられそうだ。ほんの一時間ちょっとしか居られなかったのがもったいなかった。
会社をさぼって一日中いたらさぞかしよかろうと思う。

[DATA] ・国際こども図書館 特別展示「絵本に見る夢―ヨーロッパの国々から―」は、1/19で終了しましたが、山形・宮崎・大阪と巡回するそうです。詳しくは国際こども図書館のホームページをご覧下さい。
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