『ロード・オブ・ザ・リング〜二つの塔』を観て熱く語るオフ


そもそもは「オフ会をやろう」というつもりでは無かったのだけど、2月22日の公開初日に夜勤明け仮眠2時間の夫をひきずり出して観たあの日から、興奮がとまらずつい「2度目行くぞ〜だれか一緒に行こう〜」と掲示板で口走ったところ、あっという間に参加者が集まり気が付けば総勢8人に。観るのが2回目という人がほとんどだったので、吹替え版を観ようじゃないかという事になりました。

●先行組みはランチから

映画は2時からだったけれど、早くいっぱいしゃべりたかったので無理やり11時の集合にして早めのランチを食べましょうという事にした。

くらさん、風太さん、八方美人男さん、yuiさんと新宿駅で落ち合い、本格カリーで有名な「中村屋」でサンドイッチ系のランチをいただいた。くらさんの頼んだのがドンブリみたいなものに山盛り入っていたのでみんな驚いた。
わがままを言って、風太さんに第一部のパンフレットを持ってきてもらった。
アラゴルンの1ページドアップに「キャ!!!」とときめき大興奮。なぜか一部の時はそれほどかっこいいと思わなかったアラゴルンが、今回震えるほどかっこよく感じるのが不思議。
そして風太さんの胸にはアラゴルンのバッチが。そして携帯の待ち受けもアラゴルン。でも原作から入った風太さんはアラゴルンならぬ「馳夫さん」なのだ。

 へんな訳ですよねでも「韋駄天」じゃないですよね。いまだったら「ストライダー」でいいかもしれないけどよく「馳夫」なんてしましたね。 ・・・  原作ではアルウェンあんなに出てこないのに、やっぱり何かの力が! ・・・ イライジャ・ウッドこんな大作映画に出る人だと思って無かった〜 ・・・ メリーとピピンの野菜泥棒の末の成り行き同行はちょっとヒドイ〜 ・・・  字幕の戸田さんは大変な原作ファンを敵にまわしてしまってお気の毒 ・・・ などとひとしきり盛り上がる。

この時まだ映画を観ていない八方美人男さんの事をあまり気遣わず「馬(飛蔭)が出てくるシーンで、もうハアー!」などとアホヅラで何でもしゃべりまくっていたのが恥ずかしい。

 

八方美人男さんにもらった第一部ビデオレンタル宣伝のティッシュ→

こうして見ると、ボロミアがうすーい、悲しい〜と思っていたら、
ギムリはSがかぶっているんである。何たる事。

ランチの後は「紀伊国屋」できなさん、いしさんと合流。
店先で初参加のいしさんを皆さんにご紹介。こんなところでずらり並んで自己紹介は出来なかろうと勝手に速攻で紹介してしまった。覚え切れたかな?

●ぞろぞろと映画館へ

くらさんのお導きによりスムーズに映画館へ移動。着いた時は誰も並んでいなかった。ちょっとフライング。先に居酒屋の場所を確認後、紀伊国屋で15分ほど時間調整。
実はまだ一部を観ていなかったといういしさんと共に再びパンフやMOEを眺め予習。
その間「ちょっと文庫のところへ行ってきます」ときなさんが去り、あっというまに数冊購入して下りてこられた。さすが。

約1時間の並びタイムはずっと指輪話で盛り上がっていたので全然待つのも苦では無いというか、あっという間だった。 「アラゴルンの役を1週間でクビになった人って誰なんでしょうね」という私と風太さんの疑問に即座にお答えになるくらさん。さすが。

いよいよ開場!と分かった時には足踏みをして(いや私だけ)勢いよく席を取りにくらさんと走った。でも実際はけっこう余裕があって走らなくても全然余裕で席がとれた感じだった。やや苦笑。
7人ずらっと横並びで映画を観た。正面からみたら面白い光景だろうなあと思った。(とくに映画鑑賞中)

●字幕と吹替えを比べつつ観て思った事

字幕で良かったのは一番はアルウェンの囁き声がとても幻想的に聞こえたところ。
でも吹替えのほうがガラドリエルが何を言おうとしていたのか良く意味が分かって、なぜエルフの援軍が来てくれたのか納得がいった。
吹替えですごい迫力を感じたのは、戦闘場面で聖火ランナーが突っ込んで来てアラゴルンがいち早く危険を察知し、「レゴラス!あいつを殺せ!」と叫ぶところ。「殺せ!」と何度も言う声とレゴラスが弓をす早く何度も射るところがすごく感覚的に訴えて来るものがあってどきどきした。

一回目の時もっと大きなスクリーンで前から5列目で見たので、画面の迫力的には一回目のほうが勝っていた。フロドがエルフのマントでサムを隠す瞬間の目つきまで良く見えたのだがこれがもうどきっとするような目つきだった。
今回はそれが見えなかったので残念だった。本当に、この映画はスクリーンが大きければ大きいほど見応えのある映画だと思う。

あと、夜の飲み会でも話題になったアラゴルンがギムリを投げる前のセリフ。
字幕だと「内緒だぞ」、吹替えだと「エルフには内緒だぞ」となっていて良かった。
でも字幕だとささやくようなアラゴルンの声が素敵なのだ。

宣伝ティッシュ ←ティッシュの片面。
私は第一部上映当時、このポスターの顔を「帽子かぶせりゃスナフキン」呼ばわりしていた。

●バーバままさんと合流

映画が終わって興奮冷めやらぬうちにバーバままさんとの待ち合わせに移動。
店の中を少し見ただけで、混んでいたので外でお待ちすることに。これがいけなかった。
みんなで盛り上がりながら待つのが全然苦で無くなっていた為に、
 ガンダルフおいしいとこ持って行きすぎ!
 サム入りチョコエッグおいしい!
 馳夫さんの携帯待ち受けキャー!
などとあほな興奮状態で待つこと10分。ハッ!私にメールが入るかもしれないんじゃん!
と気づいてチェックしてみると案の定しっかり「〜にいます」と入っていた。
慌てて風太さんと中に入り、すぐにお会いする事ができたけれど、とてもとても申し訳ない事をしてしまった。反省。

それにしても、バーバままさんが八方美人男さんを見て開口一番「あ、絵のとおりです」
とおっしゃたのには笑った。久しぶりに息子に会った母、のようだった。
居酒屋へ移動中、振り返るときなさんとバーバままさんが「旧知の友」状態で仲良く歩いている。そして自己紹介もしていないのに誰が誰だか居酒屋を探す動きなどで分かってしまったらしい。
その超自然な溶け込み方がすごい!と思った。

●夜の部「熱く語る会」へ

やっと全員そろって心置きなく映画の話や本の話で盛り上がった。
バーバままさんがおみやげにちくわを持ってきて下さり、丸々1本づつ食べておいしかった。店員に隠しながら食べたのもまた楽し。

字幕と吹替えの違い、原作との比較、各俳優、名場面の事など等話題のネタが尽きる事がない。
同じゴラムの葛藤シーンでも、私は字幕のほうが違いがはっきりしていたと思い、くらさんは吹替えのほうが分かりやすかったとおっしゃる。そんな風にひとそれぞれ注目するところや感じかたが違う所が面白いし、満場一致であれは!と叫ぶのもいい。大勢で映画を観てそれを語るという面白さを知った。
私は酔った勢いで盛り上がりに拍車がかかり、風太さんと一緒に「アラゴルン、ドア、バーン!」とか、「エルフ軍、みんなイケメン!ああ!イケメンが殺される!」とか叫びまくって最後まであほ丸出しだった。

yuiさんは、原作は読まない、とマイペース。でもフロドの瞳には魅了されているらしい。バーバままさんは「原作を苦労して読んだのにイメージが固定されるのが嫌」だったらしいけれど、最近の掲示板での盛り上がりでついに映画を観るように洗脳された(出来た?)らしい。でもそのお陰でこうしてお会い出来たのだから良かった事だ。3才のお孫さんが第一部のビデオを毎日見ているという話も印象的だった。
会報メンバーのいしさんも、ファンタジーやSFに強いという印象だったので今回の話にはもしかして乗ってくれるかも、と思っていたら参加してくれたので凄く嬉しかった。くらさんはやはり映画情報に詳しくてさすがーと何度も思った。八方美人男さんは男性一人、「もう慣れました」というのが笑った。
それにしても、きなさんが持って来てくれた本の写真、どっちがオーランド・ブルーム(レゴラス)だったんだろう?

○ ○ ○

居酒屋を2時間で追い出された後はいしさんとお別れ→偶然新宿で飲んでいたワガ夫と合流→喫茶店でお茶→またお会いしましょう〜と散会。

今回呼びかけ人=幹事だった訳でそれなりに気を使ってはいたけれど、ウラ幹事くらさんに甘えっぱなしだったり、自分のしたいようにしか行動していなかったと反省する所が沢山あった。でもやっぱりこんな風に楽しいことはまたやりたいものよのう、と思った一日だった。

改めて、「指輪」に感謝、みなさまに感謝、です。



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