-Part1-

■せつない恋愛本

1.レターズ (ダーク・ボガード)
切ないといえば、一方が恋してるのにもう片方はそうじゃない、これは切ないです。
しかも恋する女は「彼」より年上で、「彼」は映画スター、ときては。「レターズ」は、ひょんなことから手紙を交わすようになった、俳優ダーク・ボガード(「ベニスに死す」「愛の嵐」など)と、ミセス・Xなる婦人との書簡集。とはいえ、そのうちの「ボガードからの手紙」のみで編まれています。
 文通を始めるにあたって「彼」は条件を出します。ふたりは決して会わない・写真も見ない・声も聞かない。「彼女」はそれを守り、「彼」からの手紙をすべて大切に保管し、自分の死後はその手紙達を「彼」のもとに送り返すように言い遺して逝きます。だから「彼からの手紙」はそっくり残り、一方「彼女」から「彼」に送られた手紙は、わずか2・3通を残すのみで散逸してしまったのです。文通は約5年続き、「彼女」の死をもって終わり、「彼」はビスコンティらによって二枚目スターから演技派への道を歩きだします。成り立ち自体が切ない一冊です。
 (弓立社・絶版)
2.ナイン・ハーフ(エリザベス・マクニール) 映画化されたけれど(ああ。ミッキー・ロークはいま何処)、原作はもっとずっと苦いです。原題に沿ったこの題よりも、初出版時につけられていた邦題「飼われた猫のように」のほうが好きです。(早川書房・絶版)
3.きりん(橋本治) 「生きる歓び」といえば、保坂和志にも同名の作品があるけれど、今回はハシモト版。
男が男に寄せる、淡い切ない恋とも呼べない思いの話。最後の一行が泣けます。(「生きる歓び」所収・角川書店)
きな

■インパクトありすぎ! な美少女小説

1.TUGUMI(吉本ばなな) 悪魔のように意地悪で、狂暴、しかも破天荒で超ひねくれ者――この作品に登場するつぐみという病弱な少女は、「薄幸の美少女」という言葉がもつ清楚なイメージをことごとく打ち壊してしまいました。(中公文庫)
2.バガージマヌパナス(池上永一) あくせく働くことが嫌いで、自由気ままに生きることに情熱を燃やす仲宗根綾乃という美少女は、なんと神様の「ユタ(巫女)になれ」というお告げをことごとく無視し、天罰を受けたりします。(文春文庫)
3.後宮小説(酒見賢一) けっしてなにものにも物怖じしない銀河の天真爛漫な性格が、「後宮」の淫靡なイメージを一掃してしまった稀有な作品。なお、本書は彼女のほかにも個性的な美少女がてんこもりです。(新潮文庫)
八方美人男 URL

■救われない終局、の話

1.脂肪の塊(モーパッサン) 勝手だね。勝手だね。にんげんって、かってだね。な話。(八方美人男さんにリクエスト書評してもらいました)
2.お末の死(有島武郎) 叱られて自殺してしまった子供の話。叱られた前後のお末の心情がよく分かるだけに、果てしなくむなしく納得いかない。
3.反逆児(ラッセル) ユダヤ人差別の話。この性格、ユダヤ人でなくても嫌われたかも…イヤ差別ゆえに偏屈になったのか?最後の一行が非常に印象的。(著者名違っているかも…正しいの知ってる方教えてください)
スウ

■お気に入りの本

1.地下鉄の友(泉麻人) 「こんな人見たことある!」とか、「あっそうそう!そうなんだよねぇ〜!」とか妙に?説得力ある文庫本。(笑)
その他、地下鉄の素、地下鉄の穴、地下鉄100コラムなどがあるよ。
この本を読んだら、かなり気に入ってしまったので、友達に勧めてます。評判がいいです。(エッセイ/講談社文庫)
2.村上朝日堂はいかにして鍛えられたか
  (村上春樹(文)安西水丸(絵))
私が1番好きな題名は、「長寿猫の秘密」「長寿猫の秘密・出産編」「長寿猫の秘密・寝言編」がすきです。
安西さんの絵もほのぼのしていて、とても好きです。(エッセイ/新潮文庫)
3.陰陽師(夢枕獏) まえから、気にはなっていたんだけど読む機会がなく、映画版の「陰陽師」を見に行こうかなぁ〜と思って読みはじめました。
でも、見事にはまってしまった・・(笑)
清明のキャラがまた、独特でいい。(文春文庫)
kinoko

■女にだらしなくしょうもない、でも悪役ではない、男が出てくる話

1.浮雲(林 芙美子) 富岡。この人は、ほんとにしょうもない。いわゆるリゾラバ不倫か?戦時中だっちゅうの。でもなぜか女は彼に惹かれてしまうのね。
2.おはん (宇野千代) 別れても、相手の女に悪く思われたくない男の心理。
3.源氏物語(紫式部) 言わずと知れた。まあ他に思いつかなかったので・すんません。ホホホ。(笑ってごまかす)
スウ

■「偏愛猫本」オールタイムベスト

1.グーグーだって猫である (大島弓子) 猫との暮らしを淡々と描いたエッセイマンガ。(あまりにも好きなので紹介文が書けない^^;)
2.ノラや (内田百)  元祖にして最高の?ペットロス症候群体験記かも。
「猫の御飯・猫の御馳走 明治に生まれし百濶・は 餌という語を使ひ給はず」←おそまつさまです
3.タンゲくん (片山健)  絵本です。とにかく迫力のある絵に圧倒されます。余分な言葉がひとつもないのも素敵です。
きな

■こんな恋愛は嫌だ

1.愛の続き(イアン・マキューアン) 怖い。八方美人男さんのサイトに書評があります。
2.恋(小池真理子) 当事者にはなりたくない。
3.朗読者(ベルンハルト・シュリンク) そもそも恋愛が成り立っていないような。
くら URL

■せつない恋愛本

1.ブラームスはお好き(F.サガン) 年の差はかくも決定的な決別の理由なのか。
2.トラッシュ(山田詠美) 自分の失恋とダブる。こんなに激しい事は無かったけど。
3.ハチ公の最後の恋人(吉本ばなな) いまある幸せを尊く思う。
スウ

■SF!

1.雪の女王(ジョーン・D・ヴィンジ) アンデルセンの童話を下敷きにしたストーリーですが、「スターウォーズ」のような冒険ものです。上下2冊の長いお話でしたが、展開がおもしろくて一挙に読んでしまいました。
2.銀色の恋人(タニス・リー) SF版「ジェーン・エア」というような感じの物語です。私は両方読んで、どちらの本にも感情移入してしまいました。
3.竜の戦士(アン・マキャフリイ) 代表でこれにしましたが、この作者の本はみんな強いヒロインの出てくるお話ばかりです。この〈バーンの竜騎士〉シリーズの他に創元SF文庫の〈歌う船〉もはまりました。
いし

■大切な詩集

1.三好達治詩集 日本語の美しさ、情景の浮かぶ鮮やかさに陶然とする。
2.ヘルマン・ヘッセ詩集(高橋健二訳) 「困難な時期にある友達たちへ」は、若かりし頃、ツライときにはお世話になりました。
3.ともだちによろしく(きのゆり) 母がくれたもの。あったかいミルクティーのような一冊。
スウ



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