10月のレースから早いものでもう6月のリベンジレースが近づいています。
今回、前回で折れたステップ廻りとエンジンを見直し、テストを繰り返しました。
私もB/Sの走行会で10年ぶりにRZをテストしましたが、中速付近のボコツキがある為、圧縮をUPし、
レスポンス向上させた結果、なかなか良いフィーリングになった様子です(ライダー弁)
今回、練習時間があまり取れなかったのが不安材料です。
予選スタートして何周かラップを重ねストレートを見る限りトップクラスのスピードでラップしています。
タイヤも新品の為そろそろタイムUPを計った8週目、ピット前を29番通過しません。
マシントラブル?転倒?などいろいろ考えながらアナウンスを聞いても何も放送も無いまま予選終了
ライダーが押しながら帰ってきました。
裏のストレートで焼きついたらしいとのコメント
今回はここからが大変でした。
まず、チャンバーを外すとピストンの破片がゴロゴロと出てきます。
エンジンを開けて見ると無残な状態、粉々です。
またリタイヤかと考え数分、2戦連続マシントラブルではライダーに申し訳ない。
とにかく直そう、でもスペアーも無い、誰か持っていないかと考えパドックを駆け回りましたが、
やはり見つかりませんでした。
諦めかけて最後に芝生内で行っているフリーマーケットを覗きに行きますと
なんと、必要なクランクシャフト、ピストンが並んでます。売主に説明すると売主は
(お金はいらないから早く直して決勝レース走って!)とのこと、涙が出るほど嬉しかったです。
決勝までは残り約3時間位です。
ここからクランク交換が始まります
ここからは、忙しかった為、ほとんど画像がないのですが、とにかく色々な方々に手伝ってもらい
復旧作業にかかりました。特殊工具を貸してくれたGENS FACTORY様有難うございました。
当日は沢山の方々がこの作業をご覧になっていたと思いますが、エンジンが復活した時、何人かの
方々の拍手を頂いた時はとても爽快な気分でした。
しかし、復活いたとはいえ、修正したとはいえ大きくキズが入ったシリンダー/ヘッドなど不安な
状態で迎える決勝レースです。
排気ポートより上側はキズが少ないのでよほどの事が無い限り大丈夫だとは思いましたが、、、
サイティングラップが始まり、前回のレースではグリッドに戻って来ませんでしたが
(前回はピットロードに戻ってきました)
今回こそはと10番のグリッドに帰ってくることに期待をかけました。
しかし、、、、やはりライダーは戻って来ません。
やはりエンジン?と考えながらピットロードを見ますが、戻って来ません。
無常にも今回もレースはスタートしました。
原因はなんとライダーのガソリンコックの入れ忘れでした。つまりガス欠!
(予選時の事があったため壊れたという気持ちも解らなくもありません)
結果は今回もスタート出来ずというリザルトでしたけれど、最後まで諦めないという事を
改めて教えられた1戦でした。
次回もZERO2クラスに再リベンジします。
今度こそベストリザルトを目指して挑みます。
最後に今回、クランク/ピストンを譲ってくださった方、工具等を貸していただいたGENSの
皆様、現場にて手伝っていただいた方々へ改めて御礼申し上げます。
有難うございました。
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