9月29日(日)

今日は一日中、移動に時間をとられるので観光はありません。
朝起きて外を見ると、雨がしっかり降っています。旅行に出かけて一番いやなのは、雨です。この時期は東南アジアでは雨季にあたり、スリランカでもオフシーズンでした、そんな時でも、今まであまり雨に降られたことはなかったのですが、今回はそうは行かないようです。ホテルを出てまずは今日は南部の町クルナに一気に移動したいと思っています。駅に行ってチケットを買わなければ・・・日曜日で人気の列車のチケットが手に入るかなぁ・・・と思いながら、駅に行き、あっちこっちの窓口をうろうろしながら、英語の通じない駅員の人に「クルナ」を連呼して、何とかクルナ行きの1等寝台をGET!やれやれです。14:00発の電車です。ホテルから、歩いて駅まで行き、チケットを買ったら、もうお昼です。今から、見て回るところもないし、市内をただただ、テクテク歩いて時間をつぶします。

ついに、雨が降ってきたっ                         のどかなホームも、列車が入ってくると             少しにぎやかになってくる              手前の人の顔が怖いかもしれないけれど、ただ見ているだけ
14時前に、駅について指定の座席を探します。駅員に聞くのが一番です。「一番手前の車両だよ」って教えてくれました。 とりあえず様子を見に行くと・・・・バングラディシュの親戚らしき4人組が座っていて、個室に入っていくと、
ちょっと 気まずい雰囲気、「あれっ 日本人がきちゃったぞ」、足を向かいの椅子に投げ出していた人たちもとりあえず、足を下ろして 窮屈そうです。しばらくそこに座っていたら、車掌に何か、そこのうちの一人の人が、話して、私は隣の小さい個室に一人で入れるようになった「やったー、これでくつろげる」 しかし、しばらくして、本来のそこの席の乗客が乗ってきて、追い出されるということは、よくあることなので、まだまだ、予断は許さないのですが・・・ひとまず、動き出した、列車の窓からぼんやり、外を眺めながら、今後の予定を、今のうちに、何通りか考えておかなければならない。
今回、クルナに行くのには、ロケットスチーマーといって 名前とはかけ離れた外輪のローカル船に乗って、移動したいと思っていたからです。湿地帯の多いバングラ南部は、船によって行き来するので、都市と都市をつなぐ連絡船が多く就航しています。その中でも、船体の外側に、回転輪をもっ外輪船に乗っておきたかったのです。このような国は、今後あっという間に、発展をしてこのような風情のある乗り物は、次々となくなっていくのでは、と思いおおよそ20時間くらいの船旅を体験しようと思っています。
しかし、ここで問題があり。季節や川の水量によって、どこからどこまで就航されているのか、変わるらしいのです。
本来、雨季であれば水深も深く、水量も多いので、一番奥の都市クルナまで、着ているはずなのですが・・・・
列車の中で 外輪船に乗るクルナの港の位置と、今日の宿を探す為に、ホテルの多くある地域を調べ、鉄道駅からのアクセス方法と近くに食堂街もあるか、小さな地図を凝視して、現地であわてないようにして、おかなければと・・・
列車は、のんびりガタゴト、レールの継ぎ目で揺れながら走っていきます。乗りごごちは、まずまずです。ミャンマーの床に落ちそうになる、横揺れに比べれば快適な部類に入ります。
しばらくすると、日も落ちてきて、個室の中は非常に薄暗い電球1個だけでウトウトしてきました。特に歩き回った一日ではないのですが、やっぱり 気疲れします。
日が暮れると、あっという間に 睡魔が襲ってきます。幸いこの部屋には、乗客がいないようで、誰も乗ってきません。
外は相変わらず、雨がザーザー降っています。南部に入っても雨季の終期はどこでも、長雨が降っているのでしょうか
ドンドンドンドン
ヘーーーィ フィニュッシューーーーッ
突然、部屋のドアが乱打されて、飛び起きました。
当初何が起こったのかもわからず、あたりを見回して、どうやら もう列車はとっくの昔に、クルナに着いて掃除をしていて、私に気がついたようです。どこかに回送される前に、あわててリックや貴重品を持って、列車から降りたが、そこはホームから離れた場所で、思わず飛び降りて足をくじきそうになりました。
雨は土砂降りであっという間に、びしょ濡れです。ああ 本当にびっくりした。と思ったら、帽子を車内に忘れた!
また、あの高い車両をよじ登って、客室に行くのかと・・・思っていると、掃除のおじさんが、ニコニコしながら、持っていました。
リックやら靴やら、あわてて背負って、担いだので、もう一度、荷物をまとめて、駅を後にしました。
いつも寝台車に乗るときや、ホテルで寝る時は、きちんとリックのパッキングをしてから寝るので、忘れ物もなく、いつもやっていて癖にしていた甲斐がありました。

駅を出たら、左に曲がり雨に打たれながらも、ホテル・ジェリコを目指します。近くに来たはずなのに、なかなか 看板が見つけられない、通りを歩く人に聞きながら、一本路地にはいったところにある、ホテルを見つけました。1000タカでしたが、もう交渉する気力もなく、ここに荷を降ろしました。
時間は22時過ぎ、着替えをして町に出るも、レストランはなかなか見つからず、ガイドブックに書いてあるところも、23時までで、もう 終わりに近い時間になっていました。
今日は、昼から何も食べていなかったのですが、仕方なく・・・・・ホテルに戻って、寝てしまいました。
バングラでは、食べることのストレスが溜まっています・


乗り込んだときの、列車の様子 

ラジャンヒ駅ののどかな様子