9月27日(木)

朝早くおきて、外を覗く 天気はどうかな?毎回旅行に行くと癖になるほどやっています。 バックパッカーにとって雨は大敵 今日も天気はいいようです。
駅に行って、ウーティ行きのチケットを購入しなくては、指定席は売り切れ、でも自由席はあるはず、インド人に聞いても「大丈夫、ローカルチケットがあるはずだよ」と 
ニルギリ登山鉄道は2区間に分かれていて、ここメットゥパーラヤムからクーヌールまでとクーヌールからウーティまでで、メットゥーパーラヤムからは勾配がきつく、歯車の車輪の蒸気機関車が曳き そこからはディーゼル機関車に変わっていくのです。
醍醐味は、ここから、クーヌールまでです。是非とも乗り込むぞ!と意気込んで朝日の中リックを背負って、駅に向かいます。
昨日もここの券買所に来たのですが、閉まっていました。
ニルギリ マウンテントレインのチケットくださいというと「もう完売で、自由席もないんだよ」と「ええええっと 何しにここまで来たのか」呆然としていると「でも クーヌールからなら乗れるよ、そこまでバスで行って乗ると良いよ」って教えてくれた、「クーヌールなら本当に乗れるのかなぁ、ここで乗れないのに何でクーヌールなら乗れるのかな?」
英語力がもう少しあればたぶん説明を聞くことも出来るんだけど、私の英語力のなさと、インド英語のなまりの強さでまったく 何を言っているのか解らないときもある・・・・・

メットゥーパーラヤム駅に止まるチェンナイからの
特急列車

メットゥーパーラヤムから山道を走って
クーヌールまでバスで移動

空いていると思って喜んでいたら、すぐ満員に、人口が多いなぁ

バスの切符の一部、140ルピーのものは8時間ぐらい乗っていたバス、210円くらい鉄道のほうが安い、二等で50ルピーを超えることはまずなかった。
色は、距離によって色分けされて値段が違う

クーヌールからの一等車のチケット
運賃80ルピープラス指定席25ルピー
あわせて105ルピー158円位です。

クーヌール駅舎

←ここで蒸気機関車を外して
ディゼル機関車に代わる

クーヌール駅前で客待ちをする、
多くのオートリクシャ 

クーヌールからは、勾配が緩やかになって、二両の客車が連結されます、1等・2等各一両づつ、これでここから乗れるって言っていた意味が解りました。でも二等車は、地元のインド人でギュウギュウ詰めです。インド人にもこの列車は人気で、ちょっとした旅行を楽しむには、ちょうどいい場所みたいです。とてもじゃないけれど二等車では、景色も楽しめません
ウーティまでは、のんびり茶畑を見ながら、高度を上げていきます。
ウーティについて 帰りの列車の時間を聞くと15時と言うことでした、切符を買って 帰りは2等ならあるということで 購入しました。 駅ではチョットもめました。バスで帰っても良いかな?と思い購入したチケットを払い戻しできない?って聞いたら係員が、急に「そんなことは出来ない、それはお前の勝手だからキャンセルなんて出来ない、って格子越しに渡したチケットを放り投げたので、何だこのやろう、投げることないじゃないか、」って言って怒鳴ってやったら、つばを吐きかけるまねをしたので、やり返したら、駅員が一人で興奮しだして、駅長室に来いって、いわれそのまま一緒に言ったら、駅員は「こいつの態度が悪い」見たいな事を言って、常駐している警官も着てすったもんだして、駅員を馬鹿にしてはいけないって 逆に駅長に業務妨害したら、逮捕拘留もあるぞ、見たいな事を言われ、20分ぐらいすったもんだしたが言葉が通じないので説明がつかない、結局 こっちが怒鳴って悪かったと謝った駅舎を後にしたが、非常に後味が悪く、駅長の高飛車な態度も胸糞が悪かった。こんなとき欧米人のように英語でクレームをきちんと言えれば、なめられることもないのになぁと、悔しい思いをした。

帰りは二等で全線乗って29ルピー

きれいに手入れされた茶畑

ティープランテーションを見学して、緑茶を購入する

13時に駅に到着してからすったもんだして、それから茶畑に行って、お茶が出来るまでの工程を見た後、お土産に緑茶を購入しいたら、あっという間に15時近くになりました、あんまりいい印象のないウーティから早々と立ち去ります。
帰りは二等車両で椅子には座れたのですが、トロッコ列車なので向かい合わせに座って、1つのドアから6人がけの対面シートがありますそこに8人座って、足元にはそれぞれの荷物でいっぱい、窓際にはガキが大騒ぎで立ち見して、これで3時間半 狭すぎて 楽しくも景色を見るも なんにも出来ない状態で本当にがまん大会状態です。
この列車に乗りたい人は、1等車両のチケットをあらかじめ手に入れることをお勧めします。当日では指定席はほとんど手に入りませんので、前もって予約しておかないとただ座っているだけの二等席は大変です。

機関車の作業員のおじさんたち

メッウパーラヤムからコインパートルまでは、通勤列車で行きます、何分も前からすごい列が出来ています、きちんと並んでいます。コインパートルに行けば、遅い時間でもバスがあるよと聞いて、コインパートルのバスターミナルに行ってみると、ムンバイ行きのバスがあって途中のコーチンでおろしてくれるよとの事で22時発のバスに乗りました、このバスは、初めての民間バスで、リクライニングにもなるシートで快適です。
快適にうとうとしながら、時計を見ると深夜1時を過ぎ結構いいペースで走っているので、ずいぶん来ているはずです、ふと周りを見ると前に座っていた人も上で寝ていた人もいません。ふと「これは自分でおろしてくれって」言わないと、止まってくれないのかもと思い、運転席に行って、「ここってコーチン?」って聞いてみると、「ああもうすぐだよ」やっぱりかぁ 危ない危ない 危うく熟睡していたらムンバイまで乗って行っちゃうところでした。
しばらくして、コーチンのメインバススタンドの横の道路で降ろされましたが、時間は深夜2時半くらい、街は真っ暗、もちろんホテルもありません、まさしくポツーーンという感じです。バススタンドも誰もいない・・・・
近くのオートリクシャに コーチンサウス駅に行ってくれ と頼みました。あそこにはリタイヤリングルームといって、簡易宿泊施設があると聞いたからです。
駅に着くと薄暗い駅に大勢の人が野宿しています。おのおの列車を待っているのか、私も明日アレッピーに向かうのでここで休んでおきたいのですが、係りの人を見つけて「リタイヤリングルームを使いたいんのだけど」と聞いてみると、「やめておいたほうが良いよ、ダニが発生していて苦情が来ているから」 あちゃ ダニはイやだなぁ、駅に遅く着いた人たちは、おのおの迎えの車で家路に着きます。時間は3時過ぎ、仕方ない3時間くらいこのまま仮眠するかぁと駅舎を出て花壇でリックを背もたれに、かばんを盗られないように抱えて、ウトウトしました。しばらくすると、目を覚まして周りをキョロキョロ またウトウトこの繰り返しです。今日はいろいろあったなぁ、一日中移動ばかりしていたなぁと思いながら、ウトウト キョロキョロです。