9月22日(月)
気持ちよくサマーベットにもぐりこんで、らくだの毛で出来た、重い毛布を被ったら??????「なんだか 臭いぞ、臭い臭い」 何のにおいだ><? 獣のような臭い ううううーーん たいていの事は 大丈夫なんですが、臭いはたまらない・・・
毛布かなぁ? 恐る恐る臭いをかぐと、臭わない よかった 多分テントの中にらくだの臭いとかがついたんだ。
こんなこともあろうかと(時々ゲストハウスで かび臭かったり するので) インドの香を持って来たんだ、これを焚いて寝よう。
その後は、ゆっくり 寝れると思ったら、しばらくすると ここにいる ちょっと 大きな人懐っこい猫が、「寒いから そこに入れてくれよう」と ニャニャ おねだり しばらく ほって置いたけれど、あきらめない・・・・・・仕方ないので、ベットの隅に入れてあげると、頭だけ 毛布から出して、グルグル 言っている、普段は あまり猫は好きじゃないけれど、食事のときも ちゃんと お残り待っていて、賢い猫だった、ガイドに「ここの猫?」って聞くと、サハラの猫 だよって 笑っていました。
その後も、夜中に大粒の豪雨が砂漠に降った 信じられないくらいの 勢いだ、砂漠のテントの屋根は、らくだの毛を編んだ、物なので
隙間からドンドン雨が顔にかかる 冷たい冷たい 目が覚めて、猫と共に毛布を被って しのぎます。
しかし、この雨は砂漠のみならず 町にも大きな災害を起こしていたのです。それが明日の行動に 支障をきたしたのです。
朝方、顔を出して静かに寝ていた相棒は彼女が砂漠に現れたらしく、ムクッ って起き上がって、出してくれ って もがいて 一目散に砂漠に走り出ていってしまった。
朝まだ 暗いときに トイレに行った、砂漠を テクテク歩いていって.…まだ 陽は昇る気配はない 何も聞こえない 無音 ガイドはいつの間にか 外で寝ていた。「ベルベルは外で寝るのが好きだ と 言っていたなぁ。
二度寝したが、いつも旅行中は 朝日を見るために自然に目が覚める。
よし、砂漠の見渡せる所まで 歩いてみるか、小山のような砂山が延々と続くような感じですが、高いところからなら見渡せるはず。
砂は昨日の雨で少し硬くなってはいますが、表面を掘ると すぐに、乾いた砂が出てきます。昨日結構雨が降ったのですが、表面を流れて行っちゃったのかなぁ?
その分歩きやすくなっています。
砂の色は 本当に赤土のようなレンガ色、サンドカラーの私のTactical Bootsは 中東の砂漠の色で、ここでは全く保護色になっていません。(軽くて すぐ乾くし、蒸れにくく、歩きやすい靴です。いつもはダナーを使っていますが、今回はこれ)
小山を何個も越えて、また小山が見えて、あそこなら と思っていくと、また小山があって ようやく ちょっと 見晴らしのいい所についたときには、明るくなりかけていました。向こうのほうの 小山には ポーランド人達が 起きて来て歩いているのが見えます。
誰も歩いていない場所には 延々と私の足跡がついています。
夏になると熱いんだろうなぁ、ドンドン行くと どうなるんだろうな などと考えながら、一番高い小山で腰を下ろします。
地平線のところには うっすらと雲があり きれいには見えなかったのですが、光の線が山から出てきました。
日の出だぁ、いたるところで 日の出を見たなぁ、ガテマラ ミャンマー シリア ヨルダン ネパール ・・・・etc
いつの間にか、暗いうちにおきて テクテク歩くことが当たり前のようになってきています。
誰もいないところを 歩くとなんだか 得したような気持ちになります。
のんびり 誰もいない砂漠で お気に入りのインド香を焚いて ゆっくり深呼吸です、そして また来た道と違うところを通って キャンプに帰ります。
ガイドの人が 簡単な食事を用意してくれて、らくだにも水や草を与えています。 昨日の雨で クッションはビチョビチョです。その上に鞍をつけています。
キャンプが見えてきた
昨日使った毛布を テントに干して 出発します。
しばらくは らくだに乗らずに 歩いていきます。
向こう側にらくだの列が見えます。
昨日より天気はいいようです。
のんびり のんびり また 砂漠の中を歩いて、
ホテルに帰ります。
ホテルに着いたら、すぐシャワーを浴びて
出発の準備をします。
でも いやな話を聞きました。
「どうも、ワルザザートへは、行けそうもないよ」
なぁにぃ〜 やっちまったなぁ
朝の光にらくだの影が
陽気な ポーランド人
なんて 言っていられない、
要は 昨日砂漠で降った雨 砂漠であれだけ降っていたけれど、こちらでは 記録的な豪雨で各地で川が氾濫して、道路が寸断されているらしい、それはワルザザートに行く 途中が一番ひどくて道がなくなっている って テレビで言っているって ホテルの人が教えてくれた。
今は、晴れてきているんだけど、水が引かないんだ。
やばいぞ!! どうしよう