9月20日(土)

朝起きたら、朝食つきで パンとコーヒーがついた、今日はフェズの町を歩き回るつもりです。そうこうしていたら、昨日の片割れがやってきた今日は「ナメシガワ」に行こう そこはタンネリって言って 革製品のなめしや染色をするところだ、「この野郎」って思いながら、そこまで連れて行ってくれ「その後は、自分で行くから帰れ」と言ったら、わかったと答えて、クネクネ曲がった 路地を歩いていった。

タンネリは、職人の人たちが中庭に 共同で作った作業場で、革を中に入れて水車のようにジャブジャブ水で洗うところが、3ヶ所ある、真ん中の仕切られているところは、染色をするところで、色はサフランやミントの葉などを使って 染める ケミカルは使わないって言っていた。

これを見るためには、人のうちの屋根に上らなければ、見れない、うまい具合にお店の屋上を このように開放している、もちろんそれなりのチップや商品の購入を 迫られる。

これまたそのおやぢが写真のおやぢで 腹がすこし黒い ぼったくり覚悟で、交渉することとなる、できれば 5DHくらいのチップを置いて出てきた方がいい、私は ラクダの革でできたベルトに興味がわいて、散々 あーだこーだ 言いながら200DHで リベットをいっぱい打ったラクダの革(確かではないが・・)ベルトを買ったが・・・後から 他のモロッカン(モロッコ人)に いいとこ100DHだな って 言われた・・・
倍とられたかぁ・・・くそじじい・・
店を後にしてメディナの中心の カラウィン・モスクに行く、道は迷路のようにクネクネしていてわかりずらいけど、尖塔を見ながら歩いていくと、すこし路地の広いところに出た。

水車 ⇒

メディの中の様子 この中には2本のメインストリートが 平行して2本通っているが、上の写真がメインストリートです。

カラウィン・モスクからプーシュールド門のほうに行くと、すり鉢状になった、町を登るようになります。
結構 足に来ますが、ペロラの比ではありません、のんびり往復します。

メディナは 城壁で囲まれています、その城壁の外から見てみたくなり、フェズ北通りをテクテク歩いていきました。

肉を狙う 猫 しばらくこのまま

ブーイナニア・マドラサマルーン朝の神学校あと(10dh)

町には 肉や八百屋、文房具や 金物や ありとあらゆる 店が狭い路地の左右のひしめく。

鶏肉屋は 左の写真のように
奥に鶏がいて 手前に肉が並んでいる。

あいにく 有名なブージュルード門は改装中でしたが、そこから外壁の外に出てみました。
すこし汗ばむ気候でしたが。テクテク歩いている人は少なく 塀沿いをブラブラ 眺めのよさそうな場所を探し歩いてみました。

ブージュルード門
ブージュルード門
城壁の外を歩いて、また モスクの近くに来ました、ラマダンだけどのどが渇いて 仕方がない観光客にまぎれて コーラーを飲む・・・・
ネジャーリン広場で一休みしていると、ハマムがそこにあるよ と言われ「汗もかいたし 足も疲れたので マッサージをしてもらおう」と思い ネジャーリング広場の10mくらい坂をのばって右側のハマムに入った。
受付のおやぢは まったく 英語がわからなかった、つれて来て貰ったにーちゃんに通訳をしてもらうと、スペシャル マッサージ込みで250だよってことだった、大衆的な 昔からある ハマムでどんなマッサージがあるのか?興味があったので、さっそく入った。


大失敗の連続のボッタクリハマム!

いままで ハマムはいろいろな国で 行ったことがあり なんとなくシステムはわかっていたが、250DHはこの国では高いなぁ。
おやぢも地元の人を相手にしているし、そんなにひどいところじゃないだろう・・・・

と 思っていたら、なんと パンツは自分がはいていた下着をそのまま履いて入るんだ・・・洗濯ついでの入浴ってことかぁ・・・・・
しまったなぁ、今はいているのしかないし、かといって モロだしもないし・・・・・
まあ、いいか とはいていた ボクサートランクスのまま入っていった、ケサジのおじさんが、ついて来いって 洞窟のようなハマムの中に入る、桶で水をバシャバシャかけられて、「しばらく待ってろ」と床にそのままぺたんと座って 待つ 少しずつ汗が出てきて、おっちゃんが垢すりタオルを持ってきた、それでごしごしして(約10分)水をかけて おしまい・・・・???
これだけ??  もう終わりだ ハラースって 言っていってしまった。

完全にぼられた こんなに庶民が来るところでも 外国人は 珍しい  あまりスレていないと思った私が 甘かった、この国のやつらの根本は ここにある、何でもボッタクってやろう という根性だ。

もう払ってしまったものは 決して戻らない。
濡れた海パン状態になった、パンツを 持ち合わせていた みやげ物の入ったビニール袋に入れて、ノーパン状態でズボンをはいて、250dh?って もう一度 受付のおやじに 聞きなおし、カウンターを 蹴飛ばして 出てきた。
相場では、庶民の行くようなハマムは入場料5DHくらいで、マッサージも20も出せばいいとこらしい、かなりボラレタ でも もっと変わったマッサージがあるのかと、最初は思っていたので、ずいぶん高いなぁと思いつつ 出してしまった 自分がなさけない・・・

昨日から ボラレっぱなしで なおかつ そのボラレかたが、尋常でない倍率100倍とかで、さすがに 自分の馬鹿さ加減に 情けなくなってきた・・・・・

今回 モロッコに来る前に 散々悩んで モチベーションが あがらないまま 旅行を始めて、昨日今日で余計に 旅の楽しさがしぼんでいくのが、感じられた。

外に出ると 夕方になって少し涼しくなって 日が傾いてきた。
また メディナの中をトボトボ 肩を落として「何で こんなとこに着ちゃったのかぁ」と ため息をつきながら 歩いてホテルのほうに帰って行った。

「もう早く この町を出よう」と思い、メディナのバスターミナルに向かった、昨日も時間を調べにきたときは、夜行の私営バス22:00に乗ろうと思っていたのだが、国営のCTMが20:00にあることを知り、そちらのチケットを 迷わず買った (140DH)そう 砂漠の町リッサーニ行きだぁ 急遽リッサーニに行くことに決めた、ここの人間に閉口していたからだ。

宿に戻り 荷物をとりに行く、宿には相変わらず 子供しかいなかった。ここの経営者の大人たちは一度も姿を見せなかった。

暗くなりかけた 町では ラマダン明けのアザーーンが 鳴り響いていた、今日はじめての食事を私も摂った。
お酒はもちろん ここでは提供されない、のんびり メディナの町並みを眺めながら、20:00近くまで晩飯を食う、(ケバブとオレンジジュース 水で95DH)

30分くらい前に バスターミナルに着く 。
バスターミナルに行く前に リッサーニからサハラ砂漠のオアシス メズルーカまで行って そこかららくだの1泊ツアーに参加しようと思っていたので、評判のよさそうなメズルーカの宿に 電話をして(海外対応携帯はこうゆう時に便利です)朝6時にリッサーニに迎えに来てもらうことにしました。

あとは 明日どうなるか?     ちゃんと迎えが来るかなぁ?  着いてみないとわかりません

アレヨアレヨと言う間に ボラレまくった FEZともお別れです。「もう二度とこないだろうな・・・」正直こう心の中で思いました。

思ったより きれいな バスの座席に身を沈め、夜行バスでの10時間の移動が始まります。