9月28日(日)
朝 日の出前に目が覚める 何となくどんよりした空だ・・・・
日のでは見えるのかなぁ? 昨日 朝起きたら 起こしてね という事だったので、みんなを起こして 砂漠のほうに歩いていく。

あいにく日の出は見ることができず、朝食となった。戻ったらすぐに朝食で 運転手がせかす、早く帰りたいようだ・・・帰りはドゥーズではなくて マトマタでもいいぞ!と盛んに勧めてくるが 私はもうチュニスに帰り 帰国しなくてはいけない。マトマタはスターウォーズの地下都市のロケ地で有名ですが アクセスが悪くここに泊まると 明後日の帰国便に間に合わない恐れがあるので、今日 一気にできればルアージュでチュニスに行けないかなぁ と思っているのです。同行の愛ちゃんはこの後 マトマタに行くつもりなので 非常に行きたそうでしたが後の3人が行かないので あきらめたようです。トミーさんはマトマタから 来てそこの町は何もなくて 今の季節観光客も見学だけして泊まっていかないので 夜は誰もいなくて 寂しかった。
行かなくてもいいところだよ。って アドバイスしている。彩ちゃんは チュニジア人のアクの強さに早く出国したいみたいです。昨日バスでドゥースに来て 砂漠も見たことだしこのままとんぼ返りで、チュニスに行きドイツに行くそうです。
トミーさんはトズールのほうに行き その後チュニスに戻り その後は アフリカを南下していくか、トルコの方から中央アジアに入るか悩んでいます。
愛ちゃんは 一度チュニスに行き 警察署に行きその後 エジプトでも行って また チュニスに戻り(航空券の関係で) イタリアに行くといっています。
それぞれの本来の一人旅に戻ります。それまでは 行き先が同じならば同行しましょうということです。

帽子を狙っている  モジャ

あまりに欲しそうだったので あげたけど 頭が大きい過ぎる モジャ

クサール・ギレンからの帰り道は単調、期待感があった行きとは違い無言の車内

静かにグッタリしているうちに、ドゥーズに到着 時間は思ったより早く10時半くらいです、8時くらいに向こうを出てきたので これぐらいの時間になります。

女性たちは一度宿に戻り シャワーを浴びて バスターミナルに向かいます。トミーさんもトズール行きのバスかルアージュを探します。ここで いったんみんなとお別れです。愛ちゃんはガベス行きのルアージュを探す、私と彩ちゃんはダイレクトでチュニスに行く ルアージュに乗ります。出発までしばらく時間があります。

バスターミナルには この砂漠ツアーを企画した 通称モジャがいました、モジャが「ツアーはどうだった?」と聞いてきたので みんなで「よくなかった、特にラクダ使いがふざけていた」と言うと それはいけない ここにどのようだったか書いてくれないか、今度クサールギレンに行ったら文句を言うから と将来ツアー会社を自分でやりたいモジャとしては、リサーチをしておかなくてはと思ったようです。彼は砂漠の民のベルベル人です、今では小さな商店をやっていますが、根は悪いやつではないようです、でもサービス業と言うのが良くわからなくて、いろいろ聞きたいみたいですが、きちんと話は通じるのは フランス語が堪能な彩ちゃんだけです。めんどくさそうに 彩ちゃんはちゃんと差し出されたノートに 事態の顛末をフランス語で書いていました。

しばらく愛ちゃんもガフサに行くルアージュを探していましたが なかなか 人が集まらない それと気になることをいわれたそうです。
最初に泊まった スプレンダーホテルの おやぢに チュニスでのひったくりの件を話していたそうです、そのときは親身になって、「それは大変だったね」と慰めてくれたそうです。そのおやぢが「昨日 チュニスの警察から電話があって 引ったくり犯が捕まったそうだよ」と バスターミナルで話しかけてきたそうです。
彼女にとって それはすごくうれしいことで 今までの思い出の写真の入ったカメラや手帳やi−potなど 出てくるかも と 期待感と何かうそくさい 嫌われた憂さ晴らしに でたらめ言っているような気もする、わざわざ 電話をチュニス警察がしてくるのか? こんなところまで・・・そのおやぢが言うには、「私が気になって チュニス警察に問い合わせてわかった」そうだ、それを聞いて 愛ちゃんもチュニスに行こうと決めた、マトマタ一人も寂しいし、ルアージュもないし、 それで 3人でチュニスに行くこととなった。
ラマダンのチュニジアも 日中腹がすく ぐっと我慢して ルージュに乗り込む、ルアージュは 街の中のアシの様な物で編んだ 生垣を何枚も座席の下に強引に押し込むと、他のチュニジア人3人と共に出発した。
ズーート 高速道路を走り続けて ラマダン明けの空砲がなる18時半ごろ チュニスに着いた。
チュニスのどこに着いたのかはよくわからない 運転手の常宿のホテルのようだった。ホテルの薄暗い地下駐車場のようなとこまで乗せられ「ハイ ここで終わり」26.4Dを払い 道に出てみる。シェスタホテルに 愛ちゃんは 以前泊まっていたと言うことで、そこを目指して行く、タクシーを拾って行くが 結局タクシーは近くまで行ってこの辺だと言われ ラチがあかないので 歩いて探す・・・
バルセロナ駅のすぐ近くにそのホテルは見つかったが、ダブル1部屋しか空いていない彼女たちはシェアーして泊まることとして 私は向かいのアグリホテルにシングル20Dで泊まることとした。

シャワーを浴びて 街に繰り出す さすが首都だけあって ハビフ・プルキバ通りはすごい人でにぎわっている、ガイドブック載っているレストランを根気よく廻るが 軒並み 休業 仕方なく 通りに面したレストランで食事をとる。
その後 ブラブラ歩いてホテルに帰る。

長かったような 短かったような 今回の旅行も 明日を持って終了
モロッコに入って フェズでやられっぱなしの時が ずいぶん前のような気がする。
いろいろあったけれど 今回も何とか帰国できそうだ、楽しい出会いもあったし、マクレブ諸国は いまいちだったけれど、それもこれも旅行の楽しみのうちと思う。