9月25日(木)
朝 7時には目が醒め8時のバスに乗ろうと考える、昨日の夜に「6時から毎時あるよ」って聞いていたのだった。
とりあえず、南まで一気に行こうと思う、5日間しかない日にちをすでに昨日の飛行機の遅れで、1日無駄にしてしまったからだ・・メトウライから 高原列車 レーザールージュ 「通称赤とかげ」に乗るためには、今日中に南部に行っておかなければならない、早速 フランス門近くでタクシーを拾う南部方面のバスの発着所 Bab
Aliua バブ アリウアに向かう 小さな建物の中に 3社位の会社が見える文字はアラビア語で 全く読めない・・・・
適当に 窓口に行って地図を見せるが、「ないよ」との事 やばいもう行っちゃったか?長距離バスだからなぁ、ラマダン中だしなぁ・・・・不安がよぎる。
その辺にいた人に聞くと「トズーーール!」と叫んで、むこうのバスを指差す 「おおお やったぁ!」チケット売り場も教えてもらう、運がよかった バス出発の5分前で なおかつバスは超満員だった、もうすぐ ラマダンが開けるので故郷に帰る人が多いそうだ。
値段は22D バスは順調に出発した 町のところどころで お客を乗せながら 気がつけば立って乗っている人もいる位です。でも 何人かは近くで降りていきました。
途中ではナツメヤシや干しブドウなどをみんな購入する、すごい量だ ラマダンの夜が着たら腹ごしらえするものだ。
快適な高速道路を走る チュニジアの人には立って乗り込む人もいてウトウトしてガクッってなると 周りの人が「大丈夫かぁ?」って手を差し伸べている。
晴天の午後三時過ぎに、バスは砂漠地帯トズールのバスターミナルに着く、外に出ると 乾燥したさわやかな風が頬を撫でる。
「さあ どうしょうかなぁ?」毎日が 行き当たりばったり前日に ここに行こうって決めて旅行していると、計画にいきずまる事がたびたびあります。
今までも何度となくありましたので、とりあえず宿でも探すか まだまだ陽が高いうちに着くと なんだかゆっくり 腰をすえてホテル選びもできます。それとともに明日のメトウライまでの足とできたら山岳民族地域も行きたいなぁ・・・・
町の古い地域メデナまで 少しありそうな気がした(あとですぐ近くとわかった)タクシーに乗ると1Dで オテル ダル ガウアルに着いた、外から見るとよくわからないが、こちらは中庭が広いつくりになっていて外からは様子がわからない、中に入り値段と部屋を聞いてみると、20Dで シャワートイレつきでバルコニーのある部屋を見せてくれた、今回の旅行で一番いい部屋だ、まだ 太陽がサンサンと輝く時間にチェックインする、そうだ 一気に洗濯してしまおう。
ベランダに干しておけば 砂漠地帯だから一気に乾くだろう。
遠くで子供の遊ぶ声が聞こえて静かな広大な芝生の中庭越しに 洗濯をしまくる。
洗濯が終わってもまだまだ 時間はたっぷりある、まずはメデナの中を歩いてみる、きれいなモザイクの壁が続く、イスラムのモスクが見えてきた 大きなチュニジアの国旗がきれいだ。
のんびりした時間をすごして 町に戻ると もうすぐラマダンの一日の終わりが伝えられるのを いまかいまかと待っている子供たちもいます。子供や体力のない老人 異教徒 妊婦は基本的に 除外されるのですが 町にはレストランとか 商店が 閉まっていて 手に入らない・・・
ヤギが立ち木の葉をむしゃむしゃ食っている、放し飼いで町をうろうろしているようだ(笑)
小さな子供には 鉛筆を渡して 町の中をブラブラします。
町の中に 床屋を発見! 髪の毛を短くしようと思い入っていくと、「もうすぐラマダン明けで飯を食うから その後にきてくれ」って 言われた。
もうすぐ日没だ、明日の足を確保するために、ルアージュ(グランタクシーと同じ乗り合いタクシー)乗り場に行って下見をする、そのとき空砲が鳴り響き アザーンのよな放送があり、町にいた人たちは 一気に車に乗り合いして家に帰っていく 途中でパンを買って・・町の中は渋滞状態 それからものの10分もすると、町の中はゴーストタウンのような状態に、全く人がいなくなってしまったのだ。
薄暗い町の中はシーーンと静まり返り 家の中から子供の声が聞こえます。家族の団欒の時間です。
私もいろいろ ガイドブックを見て レストランを探します、あった!と思ったが 休み どうやら 聞いてみると ラマダン明けが近いので お店を休んで故郷に帰っているそうです。残念! やっているレストランは外国人がいます。そこでキョフテを注文して、見ますイスラム圏ではキョフテが定番 しかし・・・・パサパサでまずかった・・・
食事をした後は さっきの床屋に行こうと思います。今まで 何度も外国で床屋に行き 髪の毛を切ってきました。どんな風になるのかなぁ と 思うとドキドキします。
床屋に行くと 「おお 来たかぁ」という感じで、前にやっていたおにいちゃんが タバコすうか? って タバコをくれました。スプリングの抜けたソファに座って順番を待ちます。私の順番になり 前の人と同じようにしてって 指差して頼みました。前の人もこの髪型はいかしてるだろ って 言葉は現地語しか話せなので 身振り手振りです。丁寧に主にバリカンを使って出来上がりました。外国でははさみでチョキチョキするよりも バリカンとクシで短くしていくスタイルが多いようです、日本人のように手先が器用ではないからだと思います。
かみそりもちゃんと 使い捨てを使用していて 安心しました。
髪の毛を切ってからは BEERを探しに ホテルダル トズールに行きます、ここトズールで一番大きなホテルです。
中に入ってフロントに「BEER飲める?」って聞くと 「そこで飲めるよ」と そことは 玄関脇の小さなカウンターバーで 誰もいませんし、テーブルは2つだけ ここに泊まっている外国人は部屋に持ってきてもらって飲むようです。
BEER1缶とジントニック1缶を飲んで 早々にホテルを後にしました。
明日は、山岳列車に乗るぞ。