9月17日(月)
バガモヨとは、黒人奴隷時代に、部族闘争に敗れたり、お金に困って、奴隷狩りされてなど いろいろな理由からアラブの国に、売られていったアフリカンネイティブが、この浜から船に乗せられた場所なのです。
東アフリカは主に アラブに売られていき、西のアフリカなどはアメリカに渡ったと言われています。
小船に乗って、対岸のザンジバル島に 連れて行かれそこから 大きな帆船でアラブに連れて行かれたのです。
そして、故郷の大地が見える 最後の場所として、小船に乗ったアフリカンが「バガモヨ!!」って 叫んだのです。
その意味は、「我が魂 ここにあり!」という言葉です。遠く離れても 魂はいつもふるさとにあるって 言いながら 旅立っていったのです。
二度と帰ることのなかった、故郷を思いながら、過酷な労働で死んで行く者もいたでしょう、そんな 名前のついた街を 訪れてみたかったのです。
ウブンゴ・バスターミナルから、乗り合いでバガモヨ行のダラダラ乗り場に行きます、ハイエースのダラダラで3時間位で バガモヨに着きます。
バガモヨのダラダラ乗り場は、町からすこしだけ離れていたようです、そこからタクシーに乗って、目星をつけておいたホテルに行く、コテージタイプで、20ドルにまけてもらって バガモヨ ビーチ リゾート ホテルにしました。
のんびりとした感じのホテルです。
とりあえず、まだ 午前中なのですこし 寝ることにしました。
ホテルで すこし昼寝をしたら、浜にいって見よう、浜の近くでは獲れたての魚を、焼いて夕日を見ながらビールが飲めるって、ガイドブックには書いてあった。これは楽しみだぁ
昼過ぎに 宿を出て周りを歩いてみる、まずは東アフリカ最古の 教会といわれるところに、ここはアフリカの
探検調査布教活動をしていた、イギリス人リビング・ストーンが、奥地にて亡くなったその遺体を、忠実な、
召使が ここまで運んできて、その後、船でイギリスに運ばれたという教会です。
その前には、精霊が宿るとされる、強大なバオバブの木、そしてその裏には、小さな博物館がありました。
奴隷博物館です、アラブの商人によって連れて行かれるアフリカンがここに集められた記録が残っています、頑丈な足かせや手錠、その歴史を忘れないように、展示されています。
展示物もほとんどないのですが、記帳にはドイツ人の名前が多く書かれていました、タンザニアは以前はドイツ統治だったのです。
そのドイツ人キリスト関係者によって 奴隷は解放され、キリスト教に改宗されていったのです。
私もすこし ここの維持費を寄付してあとにします。
のんびりした村を抜けて、海岸に出ます。
砂浜が広がる海岸では 多くのダウ舟(簡単なヨットのような船 エジプトのフルーカみたいな舟です。)が浜に漂っています。
どうやら 漁師の舟のようです。カラフルな服を着た 人たちが浜に集まって 魚を品定めしています、売人の威勢のいい声が聞こえてきます。
それぞれ、舟ごとに魚を売りに出しているので、あちらこちらで、人が群がっています。
カラフルな衣装で魚を買って、すごく盛り上がっている、ところを写真に撮りたくて、近くにいる人たちにしぐさで「写真を撮ってもいい?」って
断って、写真を撮っていました。
近くの何十人の人たちは ニコニコしながらも 自分たちの探している魚を争っていました。
すると 向こうにいた、若者の3人くらいが、「なに 写真を撮っているんだ」と 騒ぎ出しました。
私は「ちゃんと断ったから、いいでしょ」と おれは「良いっていっていないぞ」「あんたは撮ってないよ」 「俺を撮っただろ、フイルムを捨てるか、金をよこせ」って やけにテンションが高い、
すると 近くにいた ほかの若者が「写真ぐらいとってもいいだろ、俺たちが 良いって 言ったんだ」と 加勢してくれました。
向こうは3人こっちは1人で 口げんかで言い合いをはじめました。腕まくりまでして、加勢してくれているのです。
ほかの 年配の人は その様子を見ています、私はその人たちに「良いって言ってでしょ」って念を押したら、「うん いいよ」とその人たちは、再度そう言ってくれました。
「じゃあ 彼を 助けてあげてよ」そう言って タバコを差し出しました。
わかったと 10人くらいの男たちが加勢してくれて「おまえは 関係ないから向こうに行け」と その3人をたしなめました。
そうすると、彼らは ニヤニヤ笑いながら、「冗談だよ 俺にもタバコくれ」って 作戦変更 しかし、「いやだよ。お前は嫌いだから」と拒否
みんなで タバコを吸いながら「ああ言うのは タンザニアの恥だ」と・・・・・
よかった きちんと良い悪いが判断ができる人たちで・・・
しかし、浜には食事ができるような ところはなく、ガイドブックに書いてあったような 光景は見えませんでした。宿に帰って楽しみにしていた、ロブスターを食べちゃおう、昨日はバスでほとんど食べていないし、今日も昼寝して食い損ねたので、ほとんど絶食状態だった、豪華にロブスターを食べようと決めていたんです。
今回の旅行で一番の料理に、アルコールもすすみます。これでも 21ドル 白ワインを2杯飲んだら いい気分になってきました。
部屋に帰り、持参した蚊取り線香を焚いて寝ます。
明日は、朝一番でダルに戻り、お昼にはザンジバルに行きたい。
俺の魚は、おいしいぜ
さかなを入れる バケツを持って移動
ロブスターを食って 体力回復
ようやく インスタントではない
コーヒーを飲んだ
牛も水浴び