9月26日(火)

靴磨きのおじさんとその友達

公園近くには必ず、靴磨きが店を開く

これが靴磨き七つ道具です。

今日は、ここのホテルでウシュマル遺跡見学と夜の光と音のショウを見に行く予約を入れました。
どこの旅行代理店に頼もうかと、思っていたらここで予約できるよ、とのことです。料金は350ペソスです。やはり宿泊代に比べると高めですが、交通手段があまりないウシュマルでなおかつナイトショウが見れるので頼みました。(ワゴン車でしばらく走って行かなくては行けません。)

二泊で300ソリス

時間が14時からツアーなのでまずは、町を探検します。セントロは当然あって、そこから歩いて10分位のところにホテルはあります。近くの銀行に行って、両替です。しかし、そこの銀行の人が横柄で、細かいお金でほしいといったのに、ほとんど500ソリスでしかくれない、「小さいお金にして」と頼んでも、ノン!とにべもない、何を言ってもノン!としか言わない、彼女に英語で、あなたはいつもそうゆう風になんでもノン!って言っているんだね。と言うと、またしてもノン!あきらめて銀行を後にしました。しかし、500ソリスなんて、その辺では使おうとすると、断られてしまいます。
まずは、それを両替できそうな店を見つける、繁盛してそうなサンドイッチ屋さんを見つけ、地元の人が先を争って、サンドイッチを買っています。ここで朝食を買って両替に成功です。

先ほど銀行に行って気がついていたのですが、旅費がそろそろさびしくなってきました、今まで以上に今回は米ドルを持っていったんですが、やはり あれもしたいこれもしたいということで、予想以上に浪費していたのです。
このままでは、カンクンにてまともな宿に泊まれない、宿はカードで何とかなるが、バス代&ツアー代が出ない、今まで散々現地ツアーを効率のよさから利用していましたが、これがなかなか外国人料金でバカにならなかった、しかし、現地ツアーを利用しなければ、ここまでこれほど無駄なく旅行は出来なかったであろうし、ベリーズでのシュノーケリングにもいけなかっただろう。そう思うといたしかゆしです。
でも、現実お金がなくなってきて、不安感がつのる、カンクンには日本円を両替できる銀行もあるということなので、最後は日本円を出そう。でもこれは最後の最後の手段です。あああ〜ずいぶん使ったかも、前にこのコースを回ると、モットいいホテルでしょうが、総額50万円は下らないと、言われたことがあり それに比べればかなり安いのですが・・・・

14時にワゴンが迎えに来ました。乗っている人たちはメキシコから来た、国内旅行の人達で、老夫婦の2組です。
メキシコシテイ〜来たと言っていた人は、ウシュマルはとってもいいところでぜひ見たかったんだ。ところでメキシコシティはどこに泊まったんだい、来たのは、独立記念日だったね」と運転手の人が通訳してくれながら、スペイン語←英語と会話をしました。こんなときに少しでもスペイン語が話せたらなあ、と感じます。今度はスペイン語も習いに行きたくなりました。(電子辞書にもスペイン語はないのです、あまり身近ではないが世界中で一番多くの国が使っている言語だそうです)
「セントロに泊まった」と言うと「よくあの時にあそこに泊まったね、興奮して喧嘩になることも多いので、フェステバル時にはあまり近づかないほうがいいよ」と言われてしまった。
そうこうしている内に、ウシュマルにつきました。
とても仲のよさそうなそれぞれの夫婦は、遺跡の坂をお互いが支えあうように、ゆっくり階段を上って行きました、とてもほほえましい感じでした。
ここで、他のツアーのガイドの人と私たちの運転手兼ガイドの人は、相談してそれぞれ、スペイン語圏の人と英語圏の人と分けて
連れて行こうと話がまとまり(言葉を1回の説明で済むから、)
私は、若いドイツ人の2人組の男性と一緒になりました。
そのドイツ人は、どうして?の連発で私もガイドもうんざりするくらい、WHY?を連発します、もう少し考えればわかることも、WHY?で、足が止まりなかなか先に進みません、時間もなくなってきます。自由時間だよとガイドが言っても、「まだまだ説明不足だから
いやだ まだここから離れない」とい子供じみたことまで言い出し、私が「もう十分だから、自分で見てきな 説明は十分だった」と
ガイドをようやく解放してあげます。

丸みを帯びた綺麗な形のピラミッドが特徴

ウシュマルの遺跡は私が行った中でも、とても気に入っている形のピラミッドです。7世紀初頭のマヤ古典期のこのピラミッドは、3層になっていて、最初のピラミッドを覆うように二番目その上を3番目とだんだん、時代とともに大きくなっていき、この形になったそうで、一晩で小人が作り上げた。通称魔法使いのピラミッドと呼ばれています。

←ピラミッドの入り口

ウシュマルの特徴は、プウク様式と呼ばれ、壁一面に彫刻を施した外壁や複雑なモザイクといわれています。そしてここに祭られているのは、雨の神様チャックです。おびただしいほどのチャックの像が彫られています、このあたりは雨が降らず雨神信仰が強いそうです。

高さ32mのグランピラミッド頂上から尼僧院&魔法使いのピラミッドを見る

鳩の家と名づけられた建物、外壁のみ現存。
何に使われていたかは、NOBODY KNOWS ようは誰も知らない。

とても静かにのんびり見学できる、ウシュマルはとても気に入りました。魔法使いのピラミッドから入り、尼僧院の広場、競技場、グランピラミッド鳩の家、そしてマヤ建築でも最も調和の取れた建物といわれる提督の宮殿、長さ180m 奥行153m 高さ12mの基壇のテラスがありその上に3層に盛り上がり、建物が建つ、綺麗じゃモザイクやチャック目を見張るような彫刻がなされた建物です。手前の広場には、いけにえのチャックモールがあり、これは多分、
後の時代のものと思われます。チャックモールは、インカでよく見かけてました、あのマチュピチュにもあり、この後訪れる、チェチェンイチァでも見かけました、いけにえの 心臓を乗せる台で、
人が仰向けにひざを立てて座っている形で、腹の部分にいけにえの心臓を乗せるのです。
後期のマヤやインカ文明は自己犠牲の文化といわれ たとえば、ティオティワカンの月のピラミッドに太陽のピラミッドには、それぞれ月と太陽になるための選ばれた神が修行をする場として作られていて、修行後 それぞれ火に身を投じて太陽と月になったが、月も太陽も動かなかった、それで残されたほかの神が身を投げその身を捧げ、ようやく動くようになったという神話がある。
だから願いをかなえるためには(雨を降らすなど、特にミトラなどを見ても渇水はこの国の人々を苦しめてきた)生贄を捧げて願うというもので、一説には、純粋無垢な者や勇者などが、良いとされ、少女・赤ん坊・競技の勝者などが、生贄に捧げられたとされている。

雨の神チャックの効果が現れたのか、突然 空が曇りだし。
あっと言う間に、土砂降りです・・・・・遺跡の中に一時避難します。雨を大切にしたという現象が、雨どいから流れる水が、地下の貯めますに水が行くようになっています。雨はあっと言う間に通り過ぎ、暑かった気温が少し下がってきます。ここユカタン半島は、今までの気候よりずいぶん湿度の高い、暑さで、日中は40度近くなることもあります。
しかし、夜になると少し涼しくなってきます。一度、閉園して夜からまた、ナイトショーのみ開園します。しかし、尼僧院の広場のみ、入れるようになっています。一度外に出て、レストランやお土産屋で時間をつぶします。他の人達は、夕食つきのツアーで来ているようで、レストランで夕食を取っています

提督の宮殿

レストラン前で、ごろごろしていた遺跡犬

私もレストランに入り、夕食をとります、メキシコから来た人たちは、すでに大方食べてしまってこれとこれが、おいしかった と 教えてくれました。メニュを見ても判らないので、その薦めによって、料理を頼みました。

チキンのモーレソースをつけて食べる、料理に コロナビールにサラダを頼んで夕食です。
20時からのナイトショーです。今は、サマータームで、冬季は(11月〜)19時からです。外は、もう真っ暗になってきます。お土産屋では、ハバネロのドレッシングを何本かかって、お土産にします。

提督の宮殿 ↓

魔法使いのピラミッド↓

尼僧院の広場に置かれた、いすに座り、左手側に、魔法使いのピラミッド、正面遠く左手に提督の宮殿 その横にグランピラミドがライトに照らされて見えます。物語は、ここの町ができそこに、雨の神や、他の神を祭っていく、神話のような話が、宮殿の人が話すと、そこの電気がともり、雷が鳴り、王様が発言すると、ピラミッドが明るくなるような、感じで、アブシンベル(エジプト)のようなレーザー光線を使ってというものではありません。

ナイトショーの全景

ショウーは約40分、30人くらいの観客は、終了すると。それぞれのツアーのワゴンやレンタカーに乗って、遺跡を後にします。私たちも、遺跡を後に、一路メリダの街に帰り、宿の前まで、戻って修了です。明日は、自分でバスターミナルに行き、チェチェンイッァ行きの、バスに乗って、待望の第二弾、チェチェン・イッァの見学をします。