3月25日
今日は朝から早くおき、6時半のヴィエンチャン行きのバスに乗ります。
宿には、5時半過ぎにでて、あらかじめ頼んでおいたトクトクで、南方面バスターミナルに向います。
気候は涼しいくらい、夜中でもエアコンを入れていなければ、寝苦しい気温です。
今回の旅行はバスに乗りたくて、ただ単に、周りの景色を眺めながら、ただ単に走っていく、ペルーでもネパールでもトルコでも、大好きなバスのたびです。
時間はとても掛かります。ヴィエンチャンまでは10時間位、丸々1日何もしないで、バスの車窓から外を眺め、時に止まって休憩をする、こんな旅行がとても楽しいのです。村や山の尾根を時にはがたごと道を時には、息を切らせて上る坂バスは、力強く走ります。

早朝のルアンパバーン市内はお坊さんの托鉢の列によく出くわします。住民の人たちは、ご飯やおかずを
持って待っています。大乗仏教では、喜捨をすることにより自分たちも、徳を積むと考えられ、その考えに守られて、お坊さんの托鉢制度が、今でも盛んに行われているのです。

バスターミナルに着くとすでにバスの乗車手続き始まっていました。水を購入してバスに乗り込みます。席は自由席7割くらいのお客さんで埋まっています。6時半時間少し過ぎにバスは発車します。すぐに、道端で2人の欧米人の男性を勧誘します「乗っていかない? 何処まで」話がまとまり大きなキャンプマットなどの荷物をトランクスペースに入れます。
そのように、途中で歩いている旅行者や村に立ち寄っては、乗客が増えていきます。
最初は、旅行客用かなの思っていたこのバスも、道中 徐々に地元の人が多くの荷物を抱えて乗り込んできました。バスはすぐに市街地を離れ、山岳地帯に入ります。
山の尾根を伝うように走っていきますさっき通った道がはるかかなたに見えます。
この地帯から少し危険な、銃撃強盗地帯ですが、時々ある村々は、とてものどかで、山にへばりつくように建っています。大学生風の人たちが1人2人と
乗ってきます。
ふとバスが山の頂上付近の道端で止まりました。まわりは何もないところで、車にもすれ違わないし、「何だろう?」と思っていると、乗客たちは平然と降りていきます「そうか、トイレ休憩だな」それにしても、女性もバスのすぐ横でしゃがんで用を足しているし、若い女子大学生も当たり前のように、すぐそこの
草むらでしゃがんでいる。これは、ラオススタイルでのどかな国を改めて感じさせられます。外国人の女性の旅行者にとって このことが一番大変と聞いた事があります。
山の尾根伝いの村は、萱葺になっていて少し床が浮かせて作ってあるいます。窓やきちんとした扉はなく、いい雰囲気を
出しています。昼が近くなったころ、小さな街道沿いの街に出ました。国道13号はラオスの一番の主要国道で、北から南に長いラオスの国を縦断しています。バスが、駐車場のようなとこに止まりました、トイレと簡単な昼食ですがそんなに時間がないのと、他のローカルバスも止まっていて、食堂が忙しそうで私は、缶コーヒ(激甘)を飲んで、近くを
ぶらぶらします。食堂の前には、パンク修理のタイヤ屋さんがあり、空気を入れるコンプレッサーひとつで勝負しています。

強い紫外線防止にタイヤカバーが着く

昼時は畑から耕運機で帰って昼食

屋根に荷物を載せすぎて
尻が下がった働き者のバス

ただっ広いバスターミナルは
マイクロバスが主役という感じです。

さすが我がVIPバスは屋根つき発着場から出発する。

↓ ウルトラマン7と書かれた
   Tシャツ 

バスはまた、延々と山道を走り、だんだん南に来るにしたがって、より暑くなってきました。
山道を抜けると、窓を開け気持ちいのいい風を車内に入れます。

のんびり焼畑をしている風景を見ながら、さらに走ります。(焼畑は今では、環境問題や緑化対策で少なくなってきたが、ここでは計画により1年焼畑をして、その後、何年もそこを寝かせて、木々が生い茂ったころに、また、焼畑をすると言う、ローテーションでやっているそうです)

道も広くバスもスピードを上げだしました。
もうすぐヴィエンチャンです
時間は15時過ぎ、そのときです。
バーーン と言う音とともに、ガタガタガタと
振動が「おっこれはパンクだな」と
すぐに感じました。
そのあと、ゴムの焼けるような臭いが
思ったとおり、バスの後輪がパンク
してバースト(粉々)になっていました。

やれやれと言った感じで、乗客はバスを降り、タイヤ交換を見守ります。さすがに手馴れた作業100キロ近いバスのタイヤを、スタッフや
機関銃を持った、ガードマン!(このとき各バスに、機関銃を持ったガードマンがいることを知った)5人くらいが、のんびりしかし、的確に作業を進めて、30分くらいで作業を終了、その後、1時間くらいで、ヴィエンチャンの北方面バスターミナルに 夕方5時過ぎに到着、乗っていた人たちは、三々五々どこかに言ってしまい、3・4人の乗客は、ソンテウに乗って、ナンプというラオスの街にはよくある、中心部の噴水ローターリに行きます。そこから宿探しです。
少し歩くと、地球の歩き方に乗っている宿があり そこを通り過ぎたところで、明日の晩のパクセーからヴィエンチャンに帰る、夜行バスのチケットを入手しておきます。向こうに ルアンパバーンで予約した飛行機で明日向い、その夜のバスで帰ってくると言う強行軍です。
時間お無駄を避けるために、あらかじめバス会社で買っておこうという算段です。
バス会社はあっさり見つかり、バスのチケットを購入 最初はパクセー行きのチケットを買うものと向こうは思っているので、それを説明して、向こうからこちらに来るバスのチケットを予約しました。「あまり、そうゆう買い方する人はいない」と言われた。
その後は、先ほどの宿に行くが、あいにく満室で、仕方なく、メコン川の近くの宿を探すこととする。
川の近くの宿をリックを背負って、4件目のホテル、ここは綺麗なホテルだったが、値段を聞くと18ドルと言うことでしたが、15ドルなら・・
と交渉すると「チョット むりです」と言われ、他を探そうと道に出ると、先ほどのフロントマンが「もうこんな時間で他に客も来ないから15ドルでいいよ」と言うことで、部屋を見せてもらう、そこはまだ新しくて、部屋は広い3人部屋ベランダもあり、エアコンも日本製のもの、テレビは25インチくらいの立派なもの、バンコクで行くと2000バーツクラスのホテル 「すごくいい部屋ですね」と二つ返事で 決まり、15ドルとは安い、30ドルでも安い位でした。
早速、明日の朝のトクトクの予約を頼む 明日は4時半に飛行場に行かなくてはいけないため、3時半起きです。

ヴィエンチャンでは絶対お勧めの、リバーサイドホテル、なんたってホテルですよ
それで15ドルは 破格の値段、確か通常はエアコン・ホットシャワー・石鹸・シャンプー付で、広い部屋 大きな窓で20ドルくらいだったと思います。
フロントも親切です。シャワーを浴びたら、行きたいところがあります。ホテル探しをしていて見つけた、マッサージ ルアンパバーンで 足つばマッサージをして
ぜんぜんよくなくてがっかりしたので、ここではボディマッサージです。
中国系のおじさんがやっている、メコン川沿いのオーキッドホテルの並びです。13000kipで1時間 とても安い、やり方はなんだか、わからないハーブ系のオイルを塗って揉んで行くもので、やっぱりいまいちだった・・・
時間はすでに21時くらい、飯を食うべく歩いてレストランを探す、川沿いにも屋台があるが、あまり飯を食うものはなさそうで、地球の歩き方にも載っている、ヴィライラック で飯を食う、ワットチャンの裏手にある、ひっそりとしている路地にあった。
綺麗なテーブルクロスなどいい感じの、店だったが、時間が遅いのか、お客さんは、私一人であった。
写真のものは、ラオス特有な、もち米の入った、カオニャオです。
ラオスでほとんど、もち米でス。それにラープと言う、挽肉にレモン汁と、パクチーなどの香菜が入ったもので、食べ方は、もち米をピンポン球くらいの右手でつかんで、少し練って、片手で平たくして、その真ん中にラープなどを挟んで、一緒に食べるもので、慣れればインドのカレーのように手も汚れずに、快適に食べれます。
それにサイウア・ソムと言う、手作りソーセージを、食べます。
酒はラオ・ラーオをロックで飲んで、ビールをチェイサー代わりの飲みます。時間は23時近くすっかり、人通りも少なくなって、ネットカフェでメールをして、ホテルに帰ります。
明日は、3時半起き、今の時間は0時過ぎ、すなわち睡眠時間は3時間半弱、あと二日間、スケジュールはきつくなってきたけど、がんばるぞ。