朝6時にはおきて、身支度をする。今日中にホテルの人が列車のチケットをとってきてくれたので、そのまま駅に行く、バスで行きたかったのだけど、「アスワンに行くには、列車がベストだ」「それでもバスのほうが面白そうだ」「バスでは疲れてしまって、その後観光が大変だぞ」などとやり取りをしていて、結局、7時の列車(外国人乗車可)で行くこととする。駅まで、自家用車で送ってもらう「荷物はこれだけか????」と聞かれたが、「とってもコンパクトにしてきたんだ」と答え「これなら荷物を背負ってどこでも行けるでしょ?」と言うと「他の旅行客を指さし、あれぐらいいるものじゃないのか」と大きなコロ付きスーツケースを指差した。
たいていの観光客のバスは屋根にうづ高く、スーツケースが載せてあった。ここエジプトではリックのみのバックパッカーをほとんど見ることがなかった、もちろんいるはずなんですが、あまりにも各国の団体旅行客が多くて、かすんでしまっています。(笑) 

夜のホテル周辺はスークから伸びてきた小道で
イロイロな飲食店や、香辛料売りの屋台でにぎ
わっています

アスワン行きの切符。アラビア数字がこの国ではメインで使われているので、まずはこれを覚えた、ホームの番号、列車の番号など

朝のルクソールは、風も吹いてとっても寒い、日本から薄手のブルゾンとトレーナー、ハイネックセーター(薄手)では寒く、横の短パンの外国人たちは震えていました。
電車もエジプト時間で、一向に来ない・・・
隣で待っていた、おじさんが「どこから来たの、アスワンは初めてですか?」などと聞いてきました。
その人は、イギリスのチェルシーからアスワンの方に遺跡を見に行くと言う、学校の先生でした。
3回目のエジプとだそうで、イギリスからだと5時間くらいでこれると言っていました。

何本も列車をやり過ごして、いいかげんどうなってんだ?と思い始めた7時45分警官が先頭に乗った外国人用車両がやってきました。
カイロからのようで、多くの外国人ゾクゾクルクソールの駅に降りてきました。
日本人もちらほらいます。
さっそく列車に乗りこみます、車内からはナイル川沿いの町ののどかな風景が見れます。多くの人が家畜を飼っていて、田舎のほうでは人々の足はロバで、必ず畑の近くには、ロバがたたずんで、「ロバだけかな?」と良く見ると 人が畑の中に入り畑仕事をしています。昼時になると一斉にロバにまたがって、ポコポコ家に帰っていきます。
快適な時間が過ぎ10時くらいにはアスワンに着きました。
駅にはアスワンのホテルの人が迎えに着てくれているはずだ、、むこうの人の名前を聞いてあるミスター ハマーダです。彼に昨日払ったお金の一部を渡しように、言われている。
現金が入っている袋には、アスワンの旅行会社の「分け前が」入っている「中を見ちゃダメだよ」と念を押され、出向かいに来た、使いの子供とともに駅を出る、「近いのか? と聞くと歩いて5分」と答え住宅街の中を横切ると、ナイル川から1本入ったとこに、比較的綺麗な ニュー アブシンベル ホテルがあった。

ホテルに行ってまずは、旅行日程の確認をする
今から、タクシーに乗って、ボートー乗り場に行ってフルーカーと言うヨットかモーターボートでナイル川に出る今は閉鎖されてアガ・ハーン廊を川面からみて、昔のイギリス駐留軍のキッチナーがすんでいて、島には多くの植物が植えられ植物園のようになっている。
後は、ナイル川を回って、いったんホテルに帰るというものです。11時からでて14時には帰ってこいよといわれていました

フルーカ乗り場に行くと、思いのほか風が強い、他の大型のフルーカーは大変そうだった。
「今日は風が強く、小さいフルーカは横転する恐れがあるから、モーターボートーでいいか」と聞いてくる。
「問題ないよ」と言うと、「彼がナイルマスターだ」と先ほど、ホテルから案内してきた自称「ナイルマスター」が言う、何人ナイルマスターがいるのだか・・・・
ボートはナイロメーターやクヌム神殿の横を過ぎていく、向こうに高台に見えるは、アガ・ハーン廊です。

途中で、ボートの運転を代わって
私もちゃんとボートのライセンスを持っています(1級小型船舶免許)ので、「私は日本のシーマスターだ」と言って
交代していました。貸切状態でのクルーズです。
アガ・ハーン廊は1959年没したアガハーンはイスラムの指導者で、この地に墓を立てることを希望したそうです。
以前は内部も見学できたのですが、今は、遺族の希望によって閉鎖されています。
川面からの見学になります。
キッチナー島は、アスワンのナイル川に多く存在する島のひとつで、19世紀末の英国将校の住んでいた島で、彼の趣味の熱帯林を植樹して、植物園のような状態で綺麗に整備されています。
地元民は無料なため、遠足気分の人が多く、外国人観光客は皆無です。(のんびりできるが。これは5LE払って入るには、なにも珍しい物はなく、コーヒーが飲みたくて入ったような物です。)

キッチナー島で、飲んだコーヒー
エジプとスタイルと言うか、
ポットに入ったお湯と、カップにはネスカフェの袋が入ってくる

リバーサルでの写真の特徴は色のあざやかさやきめの細かさ以外にも綺麗な陰影が出ると言うことです、その分真っ
黒になることもしばしばです。
難しいけれど、かけがえのない写真はやっぱり、圧倒的な仕上りです。