今日も快晴で、朝9時に、ほかのホテルの客とタクシーでギザに向かう、昨日のらくだでの見学が、あわただしかったので、「明日もう一度、自分でギザにいってくる」というと、ガイドのアブドが「それでは、明日ギザにいく人たちが、タクシーを予約しているので、運転手に頼んで、一緒にいけるように、手配するよ」といってくれた、もちろん、昨日のフォローということでただで、乗せていってくれるそうだ。
一緒にきたのは、美男美女の南アフリカのカップルです。気さくな彼女は、日本はどんなところ?などと聞いてきました。ギザまではすぐに到着、「ここで二時間後に集合」とスフィンクス側の入り口付近で降ろしてくれました。
チケットセンターでチケットを購入して、ゆっくりスフィンクスの坂を登っていきます。二時間で、3つを全部回ってぎりぎりかな と思っていましたが、思いのほか順調に回れました。、
少しずつ団体客が増えてきましたが、歩いて回るコースは、静かです。
クフ王の近くの墳墓群もゆっくり回ります。
歩いてクフ王⇒カフラー王⇒メンカウラー王⇒リビア砂漠からのビューポイントと回りました。本に書いてあるほど、大変ではありませでした。
前回に、詳しく説明をしたので、説明は抜きです。
後ろから見たスフィンクス
手前の小さなピラミッドは女王のもの
クフ王のピラミッドとスフィンクス
ピラミッドのふもとの白い建物は。太陽の船博物館といって、
クフ王が死後天空を旅するときに使うものといわれている木製の船が収められている 博物館です。
発見当時っはばらばらの状態だったものを、14年という歳月により復元された。
観光バスの大きさから船の大きさもわかると思います、長さは43mもある船です。
ピラミッドのふもとには、NO CLIMBING
と書いてある
石の積み方がよくわかる、角を見上げた写真
ギザを2時間みっちり見た後は、いったんホテルに戻り、南アフリカの人たちを送って、目の前にある、エジプト考古学博物館に行きます。
ここは、カメラの持込がとても厳しく、入り口の横に預け場所があります、中に入る時は、かばんの中まで開けて確認させられます。
博物館は2階建てですが、とても見ごたえがあり、私は結局、3時間はいました。
ツターンカーメンのマスクや棺、王家の谷に埋葬されていた、ミイラになったファラオたち、ルクソールからこちらに持ってこられたもので、とてもよい状態で保存されており、髪の毛や爪まであります。
しかし、ここのミイラ室に入るには、飛び切り破格の70LEを別に払わなくてはいけません。
私の泊まっているホテルより高い値段です。タクシードライバーも「昔はこんなに高くなかったのに、そのうち観光客が誰もこなくなってしまう。」と嘆いていました
当時の王たちが、死後の世界について、現世の続きと考えていたようで、多くの装飾品や、生活用品、家来までも持っていこうと考ええいました。
面白いのは、ウシャプティという、「こたえる者」という意味の10センチくらいの土器の人形は、来世で、畑を耕す時の労働者として墓に埋葬された、だんだんエスカレートして、1年分365体のウシャプティを埋葬したり、セティ1世は1000体のも、ウシャプティを専用の箱に入れて、埋葬されてあったそうです。
そのほかにも、臓器を入れる4つのカノプス壷があります、ミイラにする時に、体から出した臓器を、復活の際になくさないように、壷に入れられていました。
大切な心臓は、死後に審判にかけられる時に、使うもので、ほかの場所に保管されていました。
博物館を出ると、すぐ横には、ナイルヒルトンがあります。
ラムセス駅にはがきを出しにいこうと思っていたのですが、ヒルトンでも出せるということを聞いたので、お茶をのみがてら、手紙を出します。
入り口は厳重なセキュリティーチェックがあります。
コーヒーを1パイ頼んだら、20LEです、なんと高い!この値段にびっくりするとともに、日本のホテルラウンジでも400円くらいとることを考えれば、ツアー客の人にとっては、問題ないのでしょうか?
切手は本屋に売っています、ここで切手を買い、ホテルフロントに持っていけば完了です。
しかし、切手1.5LEとスタンプに書いてあるのに値段は2LEとられます、1.5じゃないの?と聞くと、「ソーリー」っていわれました。この時点で、手数料がついているようです。
その後、宿の近くのインターネットカフェで、日本にメールを打ち、ホテルに帰ると、すでに時間は19時です。
そろそろ、朝のタクシー運転手が迎えにきて、ナイル川クルーズに行きます、格安で夕食つきです。最後のエジプトの夜を満喫します。
タクシーの運転手が、ドレスアップしてきました。
車でナイル川を渡りギザ市に入ります。ボートは、3階建てになっています。20時出航22時帰航です、この船をはじめ、ナイル川クルーズのボーとは多く同じ時間に出ます。
急に川がにぎやかになってきます。船は、毎日二回、このあとは22時出航です。食べ物はビュッフェ(バイキングは和製英語)スタイルです。飲み物は別料金、私は白ワインと、ジンレモンを交互に頼みました。
ボートは、ナイロメーターの方までの上り、そのあとは市街地横のカイロタワーの近くを回っていきます。船のラウンジでは、ベリーダンスをしたり、歌手が歌ったり、ヌビア人の演奏があったりしました。
私は、船の3階屋外ラウンジで、外の景色を眺めながら、ジンを飲んでいました。
風が少し吹き、薄手のジャケットを着ていても寒いくらいですが、きれいな夜景を眺めていると、運転手が「下でベリーダンスが始まったぞ、見ないと損だぞ」と呼びにきました、少し見てからまた、誰もいない屋上でマッタリしていまた。「忙しかったな〜今回の旅行は・・・・・」と思いながら、船から下りると、また、タクシーでホテルまで送ってもらい、23時くらいでしたが、また、昨日立ち寄った、レストランバー「ESTORIL」で、ビールを飲んでいました。