次に廻ったのは、ダフシュールの屈折ピラミッドです、先ほどのピラミッドより、後にできた物で、メイドュームのピラミッドを父のフニ王から、受け継いで作っていた、スネフェル王が途中でメイドュームのピラミッドの外壁が滑り落ちると言う事態があり、平行して作っていたスネフェル王が計画を変更して、屈折したものとなった、と言われている。
スネフェル王は4つものピラミッドを建てています。屈折ピラミッド 通称 赤のピラミッド もそのうちのひとつです。
息子は有名な、クフ王です。
屈折ピラミッドは高さ105mで、下のほうの角度は52度 上部は43度です。
プランテーションで植林させて、畑を作る
道を登っていくと、最初に見えるのは、赤のピラミッドです。
これは、初の真正ピラミッドとして有名なのので、綺麗な二等辺三角形の物です。
高さは105m 辺は219m
※43.22度この角度は、握った砂を地面に落としたときの角度とされています。それほど安定した角度なのです。(砂でも崩れない)傾斜角は42度で、ギザのものに比べると、なだらかになっていて、息子の代になると、技術の進歩が見られます。
ガイドのアブドと手で三角を作って、ポーズをとったが、手が下がってパシャ 失敗!赤のピラミッドにて、下の部分は砂に覆われている。このピラミッドは、観光客も少なく中も容易にはいれました。
1m×0.6くらいの下り斜面をズット降りていくと、広い三角屋根の空間があり、そこから、階段を登ったところに、玄室はあった。
新王国時代の(ルクソール王家の墓)物とは違い、内部には神を描くものは、何もない、この時代(古王朝時代)は自らが神であったと言われ。
新王朝時代は、神との共存で、アムン神やラー神などの太陽神が祭られている。
ミイラにして、再生を願う事も、新王朝時代のほうが強く、エジプト考古学博物館に、展示されている、ミイラは全部新王朝時代のものである。
一概にエジプトと言っても、時代によって混同しないように、把握しないといけない。
山形の山寺(岩の上に立つお寺)の階段を、一気に走って登って降りた脚力で、・・うわさに寄れば,中腰姿勢で,急な坂道の上り下りは、ギザの内部よりきつく、たいていの人は,筋肉痛になると聞いていたが、全然たいしたことはなかた。どこでも歩き回ることに慣れているため,脚力は問題なかった。
赤のピラミッド前の警備の警官、写真撮影は彼らのいわば
アルバイト 要パクシーン
← この入場料にもびっくりのギザのスケールです。(ちなみに王家の谷55LE)ちなみにこのチケットは,今日のものではなくて,明日また,リトライして買ったものです。
ギザに行くとさすがに、多くの人が訪れています。
アブドに「ラクダか馬に乗りたい、交渉してくれないか?」と言うと、「お安いご用さ」とスフィンクス横の、店につれていってくれました、交渉すると、らくだのほうが,馬より安い、馬は速いが,らくだは遅い、しかし,らくだは背が高いので良く見える、らくだを座らせて、見学に行ってもらくだは逃げ出さない(ズット座って待っている)
比較した結果,らくだ君に決定,雰囲気もあるし・・・
値段は,今からだと14時位、夕方まで馬のガイドををつけて、90LEまあ1時間30LE位(1時間500円くらい)まあ、まあ良い値段するな,と思っていると「裏の砂漠から入るから、エントリ、フィーはただだよ」ってガイドはウインクしていました。
最初は、乗る位置が馬などと違うので、ポコポコ揺れがきます、首に近いところを乗るように教えられました。
竹の棒でたまに,後ろ足の受け根を、ピシッと叩くと、テケテケ走り出します。痛いと言うほどではないのですが、ガイドによれば、「もっとしっかり叩かないと、ラクダが,人をなめる」と言っていました。ペットではないので、きちんと仕事をさせるという観念です。
さあ,こっそりピラミッドエリアに入り、丘を登ると
カフラー王のピラミッドがそびえます。
すんごい迫力です。なおかつ綺麗な四角錐です。エジプト人もカフラーが一番綺麗だ,と言っていました。
なぜかというと,それは傾斜角にあるのです。
それと頂上部分に残された化粧岩です。このピラミッドはスフィンクスを持つ物です。
この3つのピラミッドの配置はオリオン座の中の3つの星と同じ配列とも言われています。
右がカフラーのピラミッド その横は少し小さい、メンカウラー王のものです。
それでは、またギザのエリアを見る前に、薀蓄を語ります,勉強になるね〜
先ほど行った、ダフシュールのスネフェル王の息子のクフが作ったのが、「クフの地平線」と言われた、スフィンクスから見て一番右にあるもの、本来の高さは146mですが,今は頂上部分がなくなって,代わりに鉄の棒が高さを表しているそうです。
(ここを登った,猛者もいますが、当然遺産ですので登頂禁止です、よくもまあ無事で帰ってきたと思います、早朝こっそり警備の目を盗んで登ったそうですが、1個2m近い高さの石を登って,下りはさぞかし怖かったのではないでしょうか?頂上部はかなりの風が吹いています。決してそんなことはしないように、日本人の恥じですルールを守りましょう)
クフのピラミッドは、傾斜角51.50度で、以前のものより急な角度になり,それが壮大な感じに見えるのでしょう。
1辺が230m平均2.3トンの石を230万個!!積み上げて基底部には15トンもの石もあるそうです。
このピラミッドは、どうやって作ったのか?と言うのは未だなぞの部分が多く、坂路を作り、石をそりで上げていたという説はいまでは、少々無理ではないかとも言われ(そりは発見されている)
石を下から少しずつ積み上げて、周りを砂で埋めて,順次埋めて最後に,また掘り起こしたとか諸説あります。
基底部の水平を図るには、川の水を引き入れて、溝に流し込んで計ったと言われています。
クフのピラミッドの王の玄室の換気口には、動かない星として知られる,北極星が差し込むようになっているそうです。
それに、これだけの巨石を積み上げると、下の方の石が重さに絶えれなくて、崩壊する恐れがあるので、中に空間を作り、重さを分散するようになっているそうです。
それが重力分散の部屋と呼ばれる,広い空洞です。(すごい技術です)
カフラーのピラミッドは、さらに角度がきつくなり、53.10度となり,高さは143.5m 1辺が215mです、高さは遜色ないが、角度がきつい分基底部は短いようです。
このピラミッドには葬祭殿が付属して、大スフィンクスが付属しています。
高さ20m 長さ57mの大きさだそうです。メンカウラーのピラミッドは、上記2つに比べると、随分小さい(遠くの街の景色からでは、ビルがじゃまして見えない)高さが65mで傾斜角は51.20度 1辺104.6mで今までのピラミッドと違い表面化粧石は花岡岩で少し赤っぽいものだったと思われる(今までは石灰岩で白っぽい)
それぞれのピラミッドの近くには、王妃の小さなピラミッドが3つくらい並んで建っています。
さて、らくだに乗りつつ、カフラー王のピラミッドまで行って、直接石を触ったりします。らくだは、前足を、ピシィっと叩くと、しゃがみ、降ります。
その状態で、口をモゴモゴさせながら、ズーート座っています、そうそう ラクダは一こぶらくだです。ガイドの少年は、しきりに「ラクダは楽だー♪」と口にしています。(笑)耳にたこができそうなくらい・・・
わりと。綺麗に撮れたカフラーのピラミッド
空の青さと化粧石の白さはなんだか富士山のようなコントラストです。
このむこう側に,クフのピラミッドが隠れています。
今回はラクダに乗っての見学であまり奥のほうまで行かなかった。
カフラーのピラミッドの一番下の石の部分、思ったより大きいでしょ
これはピラミッド内部に入る,入り口 元は盗賊が,爆破させた穴です。