3月15日
今日は、朝起きて早めにホテルを出ます、台北駅9:00発の自強号1011に乗る予定です。
駅に行き、時刻表を確認して、嘉義までのチケットを購入します。
昨日までは、どこに行こうか?決めていませんでした。気が変わらないうちに台北駅にきます台北駅へはMRT一駅です、そのまま地下に鉄道駅があります。
チケット購入600元です、公共料金はやはり、お手ごろ値段です。電車は12:30分ごろに嘉義駅に着きました。ここで山岳列車に乗り換えます。
ガイドブックには、13:00出発のみということで、切符があるか心配でした。
※ここの電車の時間は
土日は上り9:00嘉義発ー12:32有里山着 13:30嘉義発ー17:12有里山着の二本
 〃  下り13:18有里山発ー16:52嘉義着13:40有里山発ー17:23嘉義着の二本
平日は上り13:30嘉義発ー17:12有里山着  下り13:18有里山発ー16:52嘉義着の各一本のみです

何とかキップの手配もできて、時間が小一時間ありました。その時一人のおばちゃんが、「有里山に行くのならホテルの予約を取っていかないか?」とたどたどしい日本語で話し掛けてきました。
「怪しいかな?」ともいつつ様子を見ていましたがというのもその前、お兄さんのホテル斡旋業者が「もう列車の席はないよ」と嘘を言って、嘉義に泊まらせようとしていたので、ちょっと警戒していたのですが。
おばちゃんは切符係の人に「この人の席を窓がわに替えてあげて」と頼んでくれていました。
この人から買おうと思い、戻っていっておばちゃんのお勧めのホテルに決めました。
200元まけてくれました。その時「写真をとらせて」と頼むと、恥ずかしがりながら撮らせてくれました・
後で、名刺もいただき、出来上がった写真を送ってあげるつもりです・

最速西部幹線の自強号(嘉義駅にて)

駅の前で写真を撮りました。その後、トロッコ列車発車のときに
近くの人に、「この人日本人で、駅で降りたらわからない
かもしれないので、ここのホテルに連れて行ってあげて、
と頼んでくれました。ホテルの場所はそんなに駅から離れて
いないので、迷うことはないのですが、心配してくれたようです。

いつまでも元気で、おばちゃん

その後、駅の周りでタバコをすっていたら、車椅子のお兄ちゃんがきました、かばんを持っていてその中に、ピカチュやら熊のプーさんやらのキーホルダーを売っていました。
あまり必要でなかったので「要らないよ」って言っていたら、すぐあきらめていた。
自分のタバコを差し出して、ニコニコしながら、「これ吸うか?」と聞いてきました。ニンチーバマー?だったか、チーバって確かタバコを吸うという意味だとうる覚えの中国語で聞き取れました。少し中国語を習っておいてよかった。
その代わりに、私の日本たばこを箱ごと上げると、喜んで、商売物のキーホルダーをくれると言い出したので、くまのぷーさんを2つ買いました、「いくらでうっているの?」と聞くと、100元と申し訳なさそうに答えていました。多分ずいぶん高い値段だけれど、まあ、車椅子で毎日ここにきて、ほとんど売れないであろうと想像できたので、何も言わずに買った。
再会(さよなら)を言って、電車に乗りました。
ホームでは,台湾のおばちゃんたちが、わくわくしながらトロッコガ来るのを待っていました。
汽笛が聞こえトロッコが、特急電車が止まるホームの隅っこにやってきました。レール幅が明らかに狭いこの0番ホームは、明らかにこのトロッコ専用です。

嘉義駅 駅まえ,統一選挙が近いことを
あらわす横断幕が・・・

自転車置き場に埋もれそうな
森林鉄道の駅の看板

有里山鉄道の勾配はアジア屈指ということで
電車は,後ろから客車を押す形で登っていきます 料金は399元で約30`くらいのスピードで、くねくね曲がって登ります。
多くのスイッチバックと三重ループが珍しい線です.この路線を設計したのが,日本人で元は切り出した材木を運び出すためのものだったそうです。
いよいよ電車が動き出します。
一日1から2往復しかしないので、線路は家の軒ギリギリを最初は市内を抜けるまでゆっくり走ります。たまに、裏口のドアを開けっ放しにしている家に差し掛かり
ドアを閉めてもらい(線路上にドアが掛かっていた)また出発というのどかな感じです。