丘を降りて、おじさんのお土産屋野前を通り、宿に帰ります。
今回泊まった宿は、前から泊まってみたかった、サフランボルの旧家を民宿にした。ペンションです。
隣は、旧家を博物館にそのまま、公開しているオープンハウスです。(4軒の民家が見れる)
HOW TO USE HAMAMU?
その前に、シジハマムに行きます、ハマム=公衆浴場=銭湯です。
ここは、歴史が古く作りもドーム型になっていて、ジャーミイのような感じです。
男性側と女性側は、入り口が離れています。(南側と東側のように)中に入ると、広い休憩所のようなところがあり、チャイ(有料)を飲んでくつろいだりできます。
腰に巻くスカートのような織物の薄い布をくれます、それを横にある小部屋(ベットが置いてある)に行き、着替えます。
ガイドブックの中には、パンツをはかなければいけないと書いてありますが、ここで聞いてみたところ、すべて脱いでそれを腰に巻いて入れと言うことです。
シャンプーは自分で持っていったほうがいいでしょう、石鹸・タオルは入り口でくれました。
木の戸を押して中に入ります、ここはトイレや次の部屋に入る通路のようなものです、またすぐ木の扉を押して中に入ります。真ん中に大理石の大きな丸い段があり、ここでゴロゴロするようです。
周りは、ドームのような小部屋があり(戸はない)各自体や頭を洗う、大理石を丸く繰り抜いた直径20センチくらいの貯め升があり、ここにお湯を貯めて、桶ですくって湯をかぶります。
ジジ・ハマム↓
※ ハマムとジャーヤミイ−の違い
左の写真を見てわかるように、トルコはドーム型の建築物が多く、代表的なものはジャーミイー(お寺)ですが、ジャーミイーには尖塔と呼ばれる、とんがった塔が必ず周りに建っていて、ここからアザーンや連絡放送を流します。
田舎のお寺には(道中多くのお寺を見た、集落のるところには必ず、ジャーミイーはあります)尖塔は1本ところが多く、イスタンブールのような大きなお寺では4本(四方)スルタンアフメット・ジャーミイーにいたっては、6本も建っています。
その中で、1か所だけ戸のある小部屋があります、そこはサウナのようになっています、しかし、湿度もあり温度もそんなに高くないです。そこに入り また、大理石のところに行きゴロゴロするようです。(地元の人のやることを観察していた)
今回、入り口で、マッサージと垢すりも頼んでおきました。
まもなく、ケセジ(三助)が現れました。マリオブラザースのような髭の、体格の良いおじさんです。(女性のほうはここシジ・ハマムには女性のケセジがいます)都会のハマムと違いお客も少なくのんびりできます。
まずは洗い場に座り垢すりをしてもらいます、そんなに痛くも無く、よく聞くタオルでバシバシ叩かれる事も無く、終了。さっぱりします。
その後、頭も洗ってもらい、全身にお湯をかけてもらいます。中は桶を置いても響くような音響効果?です・次は大理石のテーブルに寝転んで、マッサージです。これはつぼを押すというより、揉んでほぐすという感じで、感想は「うううーーん いまいち」でした。
私は、今までアジアなどでいく先々でマッサージをします、一日歩き回るので、足や腰が張ってきたりして、また、次の日にもハードに歩き回るということで、寄っているのですが、そのうち国別マッサージ評価でも作ろうと思っています(笑)あくまでも、健全なマッサージの話です。(爆)
※ 今回トルコに行くと言うと、10人中8人までが「トルコといえば、トルコ風呂・・・」と言われました(笑)しかし、日本のいやらしい文化はイスラム圏のこの国にはあるはずも無く、変な誤解ですね。これは・トルコのイメージが日本人にはいまいち、沸いてこないというのが原因でしょうね。
その後は、マッタリした後風呂を出ると、腰に巻いた布を乾いたものに交換してくれ、椅子に座るように促されてバスタオルで体を拭いて、少し方を揉んでくれます。
ここまででしめて¥1600くらいです。
ハマムを後にして町をぶらつきます、すでに夜7時過ぎそろそろ、ペンションの夕食の時間です。
今日は最初にペンションに荷物を降ろしてから、半日いろいろな人に出会い、丘にいたときも日本人の一人旅の女性にも知り合い、充実した日でした。
そういえば、ここのバストンジュペンションには、1匹の飼い犬がいて、非常におとなしくて・かしこい犬です。彼はお客さんが、街に出て行くと着いてきて、行く先を先導します、本当に先導していくんです!
時々、振り返って確認しながら前を歩いていきます。オープンハウスの前に来ると立ち止まり、私は最初「ただついてきているだけなのかな?」と思っていましたが、ちゃんと私がオープンハウスから出てくるまで待っていて、次のオープンハウスまでまた先導して、私が道を間違えると舞い戻ってきて、また正しいほうに先導するという感じです。その間一言も吠えることはありません。
グルット街を廻り、街のバスターミナルのあたりまで来ると、自然にペンションまで走って戻っていきます。
賢いペンションの飼い犬
オープンハウスの「ミュウタズナル・コナウ」
BASTONCU/PANSIYON(ペンション)
ペンションに戻るともう犬はゴロゴロしていました、一仕事を終えたようでした。
ここのお母さんに大変なついており、ついて廻っていました。
ここでは、二人のオーストラリアからの元気なおばさんと、日本人のおじさん一人旅(連泊でオーストラリアの人と息が合うみたいで、「早く、チャイを入れてよ」と頼まれていました(笑))、そして、先ほど丘の上であった日本人女性、(彼女は明日イスタンブールに行きそのまま、帰国するそうです)もう一人は、その彼女とドミトリー(相部屋方式の部屋)と同室の人、(この後、シリアからレバノン、イスラエル、エジプトに行くそうです(驚)夕食の前に、向こうを向いて仕事をして他のお客さんに日本語でしゃべっていた従業員らしき人に「何時から食事ですか?」と日本語ではなしかけて見ると、向こうを向いたまま、「8時くらいから、そこの庭で食べますよ」と本当に流暢な、日本人と代わらぬイントネーションで帰ってきて、思わず「日本語上手だね!!」と言うと「だって日本人ですもん」と・・「ええっ??」「失礼しました」と答えた、瞬間「うそ、デース」と振り返ったのは、ここの娘のYASEMINでした。
ガイドブックにも「トルコの宮沢りえ」と紹介されている彼女は、日本語べらべらで、可愛らしい素朴な子です。自分で「トルコの宮沢りえです♪」と・・
↑バストンジュ・ペンション 杖職人の宿という名のペンションは、古い民家を改造して作られています。主人は杖職人で、工房があります。
Maneger のAhmet Yapiciさん 奥さん(右) 娘のYasemin(左)と二人の弟でやっている。ファミーリーペンションです(トルコではペンションが多く、中には名前を変えず経営者が1年2年で代わる事があり、その点ファミリーペンションは、信用のおける目安になります。)
今回の宿の中でも一番のお勧めです。
日本の衛星放送もインターネット(日本語版)のあり、予約は日本語でもOK,電話も国際電話で日本から日本語で、ヤセミンに直接電話すれば,問題無く会話できますよ。
バスターミナルのお迎えもします。
住所 KAYMAKMLAR MUZESI ALTI Safranbolu TURKEY 電話 (0370)712-3411
1泊$10〜(シングル) e−mail yasemin_yapic@yahoo.co.uk
(2005年現在)