乾清花苑  太白廡  略伝引得

巻家

 菱湖━━鴎州━━菱潭

菱湖 巻大任(1777〜1843)
 越後国巻(新潟県西蒲原郡巻町)生まれ、幼少より新潟に移住。19歳のとき江戸に出て、亀田鵬斎(1752〜1826)に書法と漢詩を学んだ。江戸第一の書家となり、弟子1万人。書は平正明快。篆書・隷書・楷書・行書・草書・かな・飛白体を巧妙に書し、手本は200種刊行と言う。立原杏所(1785〜1840)から「上下千年」印を贈られその能書をたたえられた。書丹碑あり

大任


(縮小)

大任

澹如二字

酔頌

六對 五對 浩然句
巻鴎洲  1824‐1869
 江戸時代後期の書家。文政7年生まれ。江戸の人。父巻菱湖にまなぶという。明治2年9月25日死去。46歳。名は之紀。字は百里。通称は柳輔。別号に掖々山人。
巻菱潭 1846‐1886
 幕末-明治時代の書家。弘化3年生まれ。巻菱湖の子鴎洲の門にまなび、巻家をついだ。明治19年2月28日死去。41歳。本姓は深沢。

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