ナット作成

ナットの形状です。専門家ではないのではっきりしたことは分からないのですが、ネットで調べた範囲内で作成していきました。ナットの外形の寸法(厚み)と溝の幅、傾斜角で弦があたる部分を調整していきます

パターン1. 点あたり

パターン2. 部分あたり

パターン3. 面あたり

 

サドルの絵の青い線で溝の断面の傾斜角を表しています

パターン1. 点あたり
音の輪郭がクッキリ
 
   
パターン2. 
部分あたり
一般的な改造方法。平均的
 
   
パターン3. 
面あたり
音の輪郭が少し甘い

私の場合、次の通り加工していきます

1〜3弦 パターン1のクッキリ
4〜6弦 パターン3の甘い輪郭

もともと付いていたエピフォンのギターのナット。タイプは見た目が面あたりのパターン3だと判断。

メーカーによって形状などが違うと思いますが、多分、未調整の状態で出荷されていて購入後に自由に改造できるようになっているのでしょう。

作成したナットです。

1〜3弦側と4〜6弦側とは溝の形状が半分ずつ違います。

幅も薄くしました

モーリスのMD502の場合は、はじめから付いていたナットの形状は結構よくできていると思います。溝も面あたりでないし形状もちゃんと作られているという感じです。

横から見た状態。きちんと形いなっている。さすが日本のメーカーはきっちりとしてます。

しかし、エピフォン1台分の作成では物足りず、モーリスのナットも作成しました。

牛骨の無漂白タイプを購入し加工しました。