高島は、長崎港の南西約14.5キロメートルの洋上に浮かぶ島です。
近隣に浮かぶ、
端島(軍艦島)、
中ノ島、飛島
と合わせて4つの島で高島町を形成しており、
その4つの島のうち、有人島は高島だけです。
高島では江戸時代初期から採掘が始まっており、
明治時代初期に英国商人トーマス・グラバーと佐賀藩によって高島炭鉱は本格的な近代炭鉱として開発されました。
その後1881年(明治14年)に三菱社の岩崎彌太郎へ譲渡されると、三菱は次々に坑区を開坑・買収するなどして規模を拡大して行きました。
1884年(明治17年)には中ノ島にある中ノ島炭鉱を取得し、1890年(明治23年)には端島にある端島炭鉱を買収、
三菱経営の炭鉱が全盛期を迎えました。