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小麦粉や米粉を主原料としたベーカリー製品や米菓の製造において、化学的変化によって発生する炭酸ガスまたはアンモニアガスの力で、菓子の生地を膨張させて多孔性をなし、菓子の形状を改良して物理的味覚を向上させる製剤のことを言います。
重曹(炭酸水素ナトリウム)単体の加熱では、炭酸ガスの発生量が少なく、また残渣の炭酸ナトリウムが強いアルカリ性を示すため、小麦粉中のフラボノイド色素を黄変するため製品は黄色になり、かつ特有の苦みを伴い、味覚が損なわれます。
合成膨脹剤は、重曹に酸性剤などを配合することにより、ガスの発生量や発生速度、pHなどを製品に合わせてコントロールしています。
合成膨脹剤はその原料の種類によって、生地が上面に膨らんだり、側面に伸長したりします。周囲に拡がりながら生地の粘質の抵抗に逆らって上面に向かって膨脹するアンモニアタイプと、内部からのガスが多く発生し、側面の固化していない柔らかい部分にガスが逃げる重曹タイプがあります。
1.合成膨脹剤(ベーキングパウダー)
重曹(炭酸水素ナトリウム)に酸性剤を混合した製剤です。
2.アンモニア系合成膨脹剤(イスパタ)
アンモニウム塩を主成分として重曹(炭酸水素ナトリウム)と酸性剤を混合した製剤です。
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