syanghai

上  海


 中国旅行最後の都市上海。しかし今回の旅行では上海で1泊するが北京から上海に着いたのが午後4時で、最終日は上海を出発するだけで、実質的にはあまり見学する時間はなかった。
 空港に着き、用意された車に乗り空港から出ようとするが空港前の駐車場が混み合いなかなか外に出られない。車もお互いに先を譲ろうとしないため余計に混雑している。中国はどこに行ってもフォークスワーゲンの車が目立つ。20分位してようやく駐車場から出られる。車の中で上海雑伎団をみたいかと言われ希望する。一人200元。上海の街は北京とは異なった雰囲気で自由主義国の町並みのように見え高層ビルも多い。

東方明珠タワー

  黄浦江沿岸に立つピンクの球体とメタリックシルバーのボディをしたテレビ塔は高さ468mありアジア1とのこと。モダンなデザインであり、また周辺部のビル群も色々な形の近未来的ビルが建ち並び感心する。展望台まで登り四方を眺める。ここからは上海市街が一望できすばらしい眺望であった。
 

上海雑伎団

 日本でもよく知られた上海雑伎団は、種も仕掛けもない全ては訓練のたまものの人間業とは思えないようなすばらしいショウで、次々に変わる各演技に酔いしれあっという間に90分が経ってしまった。子供達も大喜びの様子。長男も先日来の具合の悪さを忘れて見入っていた。中国での最後の夜を堪能することができた。
 今回の旅行では、各都市毎にそれぞれの地方の演劇を見てきた。今回はまさに見ることに主眼をおいた旅であり、それぞれのショウはそれぞれに特徴がありすばらしいものであった。ただしその反面今回は買い物らしい買い物はほとんどしないで終わった。中国には価格がないからお客さんの納得した価格で買い物をするようにとガイドさんから旅行当初に言われていたが、こうした習慣に慣れない我々にとっては買い物をする度に疑心暗鬼となり、購買意欲が失せてしまっていたのであった。そのために帰国後にあの時あれを買っておけば良かったと思うことが若干の心残りとしてある。