富士見台クリニック　内科・外科・整形外科　　 　　　

昨日、患者さんがまだ待合室にいるのにはなが2階から降り待合室に現れた。「はなちゃん、おいで」。知らない人には怖くて近づけず逃げていたはな。どうするのか見ているとスタスタと患者さんに近づき頭を撫でられた。受付でじっと見守っていたスタッフ達から「はなちゃんすごい」の歓声。逞しい猫に一歩踏み出しました。

38.6度の発熱出現後20時間経過し受診された患者さん。
発症後3時間で診断できるインフルエンザキット(写真のFlu−Neo)を使うも判定時間5分で変化なく陰性と判断。
「インフルエンザじゃなさそうだ」と説明し感冒薬処方し診察を終える。
が判定時間5分を超し20分経過するとキットのA型の部分に淡く境界不鮮明な線が出現。
検査キットは判定時間を越えると非特異的な変化が出ることがありインフルエンザ感染と断定ができない。
念のため従来のインフルエンザキットImuno-Ace(写真のFlu)で再検査してみたら判定時間5分でA型の部分に淡い線が出現。帰り支度の患者さんに改めて診察室に入ってもらいゾフルーザ投与。

38.4度の発熱後20時間経過した患者さんでも同じようなことを経験し今回が2例目。
Flu-Neoは発症早期から診断できる患者さんがいるのは確かですが、発症後20時間経過しても判断が難しい患者さんもいるため判定に気をつける必要がありそうです。

自動車で猫たちと一緒に出勤するため朝夕の自転車通勤はお休み。自転車使うのは昼食時だけになりちょっと運動が足りない。運動補うため夜中に近所の農道を歩いてます。広いアスファルト舗装で見通しがよく人にも会わないので不審者と間違われにくい快適な散歩道。先日目の前を狸が歩いてたのは嬉しかった。

道の駅でキンギョソウ、デルフィニウム、アルストロメリア、カスミソウを手に入れ待合室を飾りました。

窓から外を眺めるさくら。楽しかったな…。
「さくらがいない」事務かずえさんの声。患者さんほったらかしてスタッフ全員でさくら探し。玄関から庭に出たさくらを見つけ捕まえようとするが遊びたくて逃げまわるさくら。ヤマモモの木の下を通って駐車場へ。駐車場の垣根の隅でやっと捕まえることができさくらの冒険は無事終了。
ポスター貼り出しました。

赤い菊と白いキンギョソウ。赤いグラジオラスと白いユリ。紅白の花で飾ってみました。

インフルエンザ検査キットのお話　第2話。
発熱で顔が赤くぼーっとしたインフルエンザ顔の患者さん。
「インフルエンザの検査は陰性だね。熱が下がらなかったら明日もう一度検査しましょう」
翌日熱が下がらず受診。
「今日もインフルエンザ検査は陰性なんだけどなんか怪しい。熱が下がらなかったら明日もう一度検査しましょう」
翌々日も熱が続き受診。
「やはりインフルエンザA型でした」
インフルエンザ患者さんが多い診療所ではないのに今季はこんな患者さんが3人。

発症早期から診断できるという新しいインフルエンザ検査キットを信用しすぎ？。
患者さんに協力してもらい2回目の検査を新旧両キットで行い反応を比べてみようと従来の検査キットを自腹で取り寄せ。乞うご期待。

ここからは愚痴。先日インフルエンザ検査3回目で陽性になった患者さんの保険請求。検査は2回までで3回目は支払できませんと査定されてしまいました。インフルエンザであっても3回目の検査代は払いませんと。抗インフルエンザ薬の効果が期待できる48時間以内なのに…。

毎日猫たち出勤。患者さんの視線を気にせずきままに待合室や診察室を歩き回るさくら。ほっこりした空気が流れ癒やし系スタッフとしてしっかりお仕事。顔が一段と黒くなりブサ度アップしてますがかわいいと人気者。ビビりのはなは患者さんのいない時間帯に待合室と診察室の見回りしてます。忙しいわけではないけど今年も猫の手借りてます。

今年も富士見台クリニックよろしくお願い申し上げます。

みなさまにとって今年が素敵な年となりますようにお祈り申し上げます。