熱気球で空へ
2001年1月23日(火)AM4:00〜10:00:ケアンズ熱気球ツアー
ケアンズ到着後,早速,お目当ての熱気球ツアーを申し込んだ。
申し込んだのは,Hot Air Ballooningの60分(30分×2本)コース。
AM3:00起床。Sueの家でpickupのバスを待つ。AM4:06ちょっと遅れてバスが到着。バスは市内のホテルを回ってお客を拾った後,アサートン高原に向かった。 ←現地に着いても霧が晴れず,バスで待つこと30分,パイロットが離陸可能と判断,気球を準備し始めた。 ▼ →ゴンドラを寝かせたまま,バーナーを炊き,気球を膨らませて行く。 |
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←いよいよ離陸。バーナーを全開で炊く。頭が暑い。帽子を持ってくれば良かった。 →徐々にゴンドラは上昇を開始。隣のゴンドラもまもなく離陸してきた。 |
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←後半30コースの人を残して,気球は徐々に高度を上げて行く。木の後ろにあるのが,乗ってきたバス。 ▼ →隣の気球が小さくなって行く。バルーンは,頭上に残る霧の中に吸い込まれて行く。霧でも大丈夫なのかなぁ?? やがて,周りは真っ白。なにも見えない。パラグライダーで雲中飛行している時を思い出す。 |
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←霧と思ったのは雲だった。雲を突き抜けると,山の向こうに太陽が見え始めた。日の出だ。とても美しい。 ▼ →気球のパイロット。気球は航空法上,最も優先度の高い航空機だ。昔,パラグライダーのパイロット講習会の時,パラはハングより優先度が高いが,気球だけは避けろと教えられた。それほど運動性能は低いのだ。 |
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←いよいよ高度が上がり,他の気球も雲の上に出てきた。風の音は聞こえず,時々,バーナーがボーッと激しい音をたてるだけ。何とも不思議な世界だ。 ▼ →後続の気球も追いついてきた。気球は,高度300m〜750mの範囲で上がったり下がったりする。パイロットの頭の近くにデジタルの高度計が取り付けられていた。 |
←益々,太陽が上がってきた。乗客は,うっとりと見とれるだけ。写真上に見える小さな箱はカメラ。パイロットが時々リモコンを使い,ゴンドラにいるの我々の記念写真を撮る。 ▼ →気球の数が増えてきた。全部で10機近く飛んでいるようだ。同様に,上がったり下がったりしている。 |
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←太陽を背にし,気球の陰が雲に映し出されると,その回りがボーッと虹のような光輪が現れた。(ブロッケン現象) ▼ →パイロットは機体を上下させて,色々なブロッケン現象を見せてくれる。見渡す限りの雲海が気球の陰を映し出し,何とも幻想的な光景を見せてくれる。 |
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←さて,前半30分コースも終わりの時間となったが,気球はなかなか降りない。パイロットがGPSと無線を駆使し,着陸地点を探している。周りの機体も降り始めたが果たして大丈夫か?やがて,高度が下がると,眼下に木が迫る。続いて農家のTVアンテナが! ▼ →農家の屋根をかすめ,農家の前の道路に降りた。結局,30分のところ70分以上飛んでしまった。ともあれ,パイロットの腕前に拍手!ここで,乗客交代。私は乗り続ける。 |
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←2回目のフライトでは,見る見る雲が取れ,視界が開けてきた。 ▼ →アサートン高原の全景が見えるようになった。野生のカンガルーがいないか,一生懸命探すが,残念ながら見つからない。 |
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←2本目の30分はあっと言う間に過ぎ,パイロットは着陸地点を探し始めた。広いグランドや畑があるが,どうもそこには降りないようだ。 ▼ →他のバルーンも既に着陸態勢。我々の機体だけは何故か降りない。風の問題か?午後便で日本に帰るというご夫妻が焦り始める。大丈夫かなぁ?? |
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←突如,パイロットが,着陸姿勢(ロープをもって衝撃に備える)を取れ!と号令した。見れば,ユーカリの葉の葉脈が見えるところまで降りている。あの道路に降りるつもり?パラグライダーだって無理じゃない?どう見てもツリーランディングのコースだ! ▼ →やがて,ゴンドラがユーカリの木に突っ込み,バリバリと枝を折る。パイロットが手で枝を払ってユーカリ林の間の道路に着陸。あぁー,ヤバかった! |
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←バーナーを止め,地上で待機していたサポート部隊がゴンドラを固定,乗客を降ろすと,バルーンはゆっくりしぼみ始めた ▼ →とうとう,バルーンは地面についてしまった。ご苦労様,とても楽しかったよ。 |
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←パイロットと回収の地上班がバルーンの中に入って布をチェックしている。安全には気をつけている。 ▼ →乗客も協力して,バルーンを畳み始めた。よく働くのが体の大きなドイツ人。ビデオ撮りながら遊んでいるのが中国人(私も?)。頑張ってはいるが力が無く,役に立たないのが我々日本人?機体の布は,パラグライダーのキャノピーと同じ,ナイロン製だった。 |
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←乗客全員の力を合わせて,機体を畳み終え,トレーラーに載せた。かなりの重量だった。 ▼ →やがて,迎えのバスが来て乗客を乗せ,朝食会場へ。でも,何故か大回り,しかもガソリンスタンドに寄り道して到着が大幅に遅れる。シャンペンが用意されていたが,そんなもの飲んでいる暇もなく,大慌てでケアンズ市内に戻った。なぜなら,この後,グリーン島行きのジェットフォイルに乗らなければならなかったのだから! |
感想
なんといっても素晴らしい景色だった。スカイスポーツファンの私としては,パラグライダーとはまた違った空の世界を見ることが出来た。ランディングは,スリル満点だったが安全性は高いと思う。1月のケアンズは雨期で,この季節はフライト確率が低下するそうだ。気球をメインにするならこの季節は避けた方が無難かもしれない?。それにしても,このツアーは絶対に外せない「ケアンズ名物」だと思う。
なお,午後の便で帰国予定のご夫妻,10:00にグリーン島に行かなくてはならなかった私共々,日本人スタッフの手配で,定刻にはギリギリ間に合った。私はまだしも,帰国便の時間を気にしながらのご夫妻のフライトは楽しくなかったことだろう。みなさんは,時間に余裕を持って参加して下さい。
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