松本零士の世界と言っても、他にもページをつくられている方がいると思います。

作品との出会い、そして思いを書いていきたいと考えています。

作品のリストも作ってみようと考えています。

また、松本零士の世界に関連があるものについてもまとめられたらと考えています。

since 8 October, 2000

出会い

 中学2年生の時だったと記憶しています。今でも仲良くしている友人Nが貸してくれた一冊の漫画それが松本零士の「セクサロイド」でした。今まで手塚治虫や石森章太郎(あえて石森)、横山光輝、永井豪のどちらかといえば正統派(子供向き)の漫画を読んでいました。(こう書くと失礼かもしれませんが、)当時、松本零士の作品に触れたときにはそう感じました。

「セクサロイド」、初めて読んだときに表紙の絵を見ただけでそこに描かれている女性の表現にひかれてしまいました。内容もちょっと大人の内容なところもありましたが、SFしていて全巻いっきに読んでしまいました。話の内容といい、人物の表現、なんといってもメカ、計器の単なる冷たさの表現でない何か切なく感じる良さ(表現がむづかしい‥)が。

 その年にあの「宇宙戦艦ヤマト」が放映されたのです。放映予定まえに「冒険王」(今は無き月刊誌)で「宇宙戦艦ヤマト」が連載されました。もちろん買ってコレクションしています。のっていたページだけ切り抜いて。「小学6年生」にも物語版「宇宙戦艦ヤマト」が掲載されていたので零士さんの挿し絵付きで切り抜いて持っています。ビックコミック(青年誌)に連載中で単行本が出ていた「戦場まんがシリーズ」も。「戦場まんがシリーズ」は単なる戦記ものではなく、戦争のはかなさや空しさを描いていたように思います。使われる兵器にしてもその性能や形が美しくそしてすばらしいのに、人殺しの道具であるが上の悲しさが伝わっていました。(詳しくは、またそのコーナーをつくったときにでも書きたいとおもいます。)

 とにかく急に零士ファンになりましたので、「男おいどん」「ワダチ」「スパー99」「高速エスパー」「ガンフロンティア」「電光オズマ」「大四畳半シリーズ」「インセクト」等々を探しては購入し読みあさりました。なんでも収集していたのを覚えています。少年キングに「銀河鉄道999」が連載され始めたときには毎週キングを買ってました。(今でも当時のキングは大切にもっています。)また、ヤングコミックの表紙絵を毎回描いていらしたので購入していました。おまけに綴じ込みにセクサロイドやハーロックのポスターが着いていました。中高生が買い求めるような本ではなかったので、買うのに勇気がいったのを覚えています。

「キャプテン・ハーロック」は、長編になるまえに短編で何度かいろいろな雑誌に掲載されていたので、連載漫画になったときは非常に嬉しかったの覚えています。漫画版「宇宙戦艦ヤマト」で古代守がハーロックとなる話にしてしまったのは、もの悲しさを感じました。ハーロックの漫画の中でアルカディア号が画面の中で逆さまに描かれているのを見て驚いたものです。「たしかに宇宙に上下はないなあ。」と。余談ですが、松本漫画のなかでは、ハーロックと言う名前は、ドイツ系の名前ということで使われていますが、実際はイギリス系の名前だそうです。

 「男おいどん」は講談社の当時の単行本をもっています。「少年マガジン」に連載されていた頃は、「巨人の星」「無用の介」「あしたのジョー」「仮面ライダー」などに気がいってました。そのため、あまり気にとめてませんでした。年齢的にも興味がわくような時期出なかったのもたしかです。一回目に買った単行本はぼろぼろになり、また買いました。なんども読んだものです。今でも見なくて大山昇太をかけますよ。下宿のおばさんに、やーこう、らーめん屋のおじさん、いつもでてくる綺麗なおねえさん、とどのキャラクターも大好きです。

 特別かっこいい訳でもなく、才能がある訳でもなく、どもにでもいるとは言わないが隣にいそうな男。それが、大山昇太。

始まりの、「そのころ 日本中が おおむね ぜんぶ春だった」をとっても何とも言い回しが平凡さを感じ(わたしなりに)いいです。言葉の表現にもよってしまい、「○○なんよね〜。」と北九州弁を使ったものです。「おいどんは」とは普段、九州人は使いませんが、仲間内ではこの話題だと使ったものです。

 擬音も面白く、旗がはためく時に「へんぽん」とか、パトカーがサイレンを鳴らし走ると「へ〜ぽ〜 ぷ〜ぽ〜」とか、喧嘩をすると「どて、ぼき、ぐしゃ」、太陽が出ていると「さん さん」など、普通に使っている言葉とは違った表現を使っているのが、驚きであり、楽しみでした。

 大山昇太はいつもうまくいかずに、その日を終えることが多く、「おいどん さみしか」「おいどん 生きちょれん」などと独り言をいっては、サルマタや新聞の布団で寝入るのが、なんとも良かった。(なにがいいのか説明になってません。すみません。)

 主人公の大山昇太になりきり、縞々のサルマタを着用し、白いランニングシャツを愛用していました。ジーパンに下駄を履いてましたね。目は悪くなかったので眼鏡はつけてません。高校に下駄で登校もしました。さすがに先生から「うるさいから靴をはいてこい。」と言われてしまいました。押入にサルマタを洗濯せずに入れておくと「サルマタケ」(きのこです)が本当にはえてくるのかといつも思っていました。大学時代に不精者の友人が押入に着古した下着を洗濯もせず、沢山入れっぱなしにしていたところにキノコが生息しているのを見たときは、本当にはえるんだと関心したものです。

 「男おいどん」と言えば、ラーメンライス。自宅でラーメンをつくると麺を食べたら、残った汁に白飯を入れて食べていました。また、カップラーメンも必須アイテムでしたね。

 また、高校3年の夏休みには、ランニングにジーパン、下駄、そして、腰にはタオルをベルトにかけていました。「おいどん」のつもりですね。今から思えばやりすぎかも。自分自身にコンプレックスがあったので、「おいどん」に共感していたかなと今ではおもいます。

 大山昇太が口癖のように言っていた言葉で好きなのは、「せくな さわぐな おいどんの人生は長い」

 

         

私が持っている松本作品のリストです。 03.10.26更新

松本零士が表紙絵・挿し絵を描いている本

早川SF文庫の作品に表紙絵と挿し絵を描いていたものです。

松本零士LINK

すごいかたがたのHPへのリンクです。

 

      

松本零士先生のオフィシャルHP

http://www.leiji-matsumoto.ne.jp/

・このHPは,

* 完全に個人の趣味の範囲で作成しています。

* 製作会社 及び 関連会社とは、一切関係ありません。

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