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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2002/12/24  きょうは、大好きなクリスマス・イヴです!
Eiko
Mreey Christmas !!
 
みなさま、ご無沙汰しました。お変わりございませんか?
きょうは、いちねんのなかでいちばん好きな日 クリスマスイヴで〜す!
 
Eikoの部屋には、年中クリスマスのグッズが飾ってあるんです。いつも、どんなときも心はクリスマス気分。だからかな、悩みがなくてノーテンキなのは…
高校卒業くらいまで、毎年12月になると、本物のモミの木を買ってもらって、飾りつけをしていました。
それで、ちいさい頃なんか、夜に父と母が「今年はどこのケーキにしましょうか」とか相談している声なんかが聞こえてきて、ベッドのなかでワクワクしてました。
 
なんの悩みもなくて、サンタさんが赤いお鼻のトナカイさんのソリに乗って、ついそこまで来てるんじゃないか、とか、どんなプレゼントくれるのかな? とか思ってドキドキしながら眠りについた日のこと、思い出しますね。
 
もう少し大きくなると、今はいない○○とディズニーの「ファンタジア」なんか観に行って、食事して、プレゼント交換して… あのときも幸せだったよなー
 
ことしも、Eikoは大好きなケーキやお菓子に囲まれて、しあわせなイヴ。
 
 
先日、21日でピアカウンセリング講座も半分がすんで冬休みに入りました。
きょうは、すこしその報告をします。
 
「ピアカウンセリング」って初めて聞かれる方も多いと思います。
ピアは、PEER、と書きます。けっして、PURE、ではありません。
つまり仲間とか同士とかいう意味です。なんらかのハンディのあるものが同じようなハンディのあるひとをカウンセリングする、というものです。
 
ふつう一般的にカウンセリングなんて、余程のことがないと受けに行きませんよね。
それは解りやすくいうなら、普通のひとが深刻な病気で大病院へ行くような気持ち、だと思うんです。
でもピアカウンセリングの場合は、ちょっと風邪気味で売薬を買う、というくらいの感じ、って私は考えています。
 
でも、ちょっとした売薬でも処方を間違うとヒドイことになりますから、それなりに専門知識が必要になりますよね。それに、それだけシンドイなら大病院へ行った方がいい、というくらいの判断もしなければならない。そういう感じだと思うんです。ピアカウンセリングって。
 
そのためには、なんといっても私が私自身のことを客観的に把握していないとダメなのだそうで、講座の大方の中身は「自己覚知」に費やされています。
 
そこで、おもしろいことがありました。ピアカウンセリングの講習で親しくなったひとたちと毎回一緒に昼食に行きます。私以外は全員視覚障害の方で全盲や弱視、視野の95%欠損などです。
 
食事をしながら話していると、弱視の方から、今少しは見えていてもいずれ全盲になるだろう、という話を聞きました。私は、自分の問題としてそれを思うとき、きっと耐えられない、と思ったのです。
 
それを微笑みながら話されるのをみて、思い切って「怖くない?」聞いてみたんです。
すると「めちゃめちゃ怖い。そやから考えないようにしてる」。もうひとりが「今わずかでも見えてるのに、先のこと思って暗くなっても仕方ない。今のうちに見えるものを見とかないと」という応えが返ってきました。
 
そうか、このひとたちはそういう思いで強く生きているのか、と本心から感動をおぼえました。そして、これをテーマに童話も書けるなあ、とずいぶん得をしたように感じたんです。
 
家に帰るなり、母に「今日、なんか得したわあ」とその話をしたのです。
すると母はニヤリとして、「あんたはどうなん? このごろ体の動きが悪くなった、って言うてるやん。これで私が死んだり、あんたが寝たきりになること思うたら、他人は、あんたのこと、よう笑って生きてる、って思うたはるで」と。
 
「そんな将来のことまで考えてたら生きてられへん。今やれること、しとかな…」と言いつつ吹き出していました。もうもう大笑い。いま思い出しても笑えてきます。
 
でね、ここで思ったんですけど、私はよく普通の健康な体を持った方から、「障害にもめげず強く生きている」って言われるのです。
 
でもね、そう言ってくださる方たちだって、明日には事故で死ぬかも知れないし、一瞬のうちに首から下が動かなくなるかも知れないでしょう。そんなこと、だあれも分んないんだよ。神のみぞ知る!
そんな中でほとんどのひとたちは、自分だけは大丈夫、とか思って、死んだりする恐怖から目をそらせて生きてるんですよね。
 
そろそろ夜、サンタさんちでは、世界中のこどもたちへのプレゼントをソリに積み終えて、出発準備完了でしょうね。
Eikoのところへは、きのうの朝、プレゼントが届きましたよ。すてきなサンタさんからね。ルンルン…
 
Mog
おねえちゃんは、いつもいつも幸せでいいよねー! 
出来そこないのおねえちゃんをあたたかい目で見守ってくださっている皆さま、どうぞ素敵なクリスマス・イヴをお過ごしください。
メリー・クリスマス!!
 
 

2002/12/08  「オペラ座の怪人」そして独立展・二科展
Eiko
先日、念願の「オペラ座の怪人」を観てきました。席があまり良いところではなかったのと、それにおもな場面は地下室とか楽屋なので、照明が薄暗くて、メガネをかけたのだけど、ハッキリバッチリとは見えなかったんですね。
 
でも、歌唱力がすごくて、薄暗いことなんか全く気にならなかったくらいです。とくに「怪人」さんは、低い、心の寂しさがそのまま伝わってくるような、ホントに魅力的な声でした。
 
クリスチィーヌは、なんともいえない可愛い声で、どんな顔なのか見えるようでした。怪人とのデュエットも聞かせる〜って感じだったし、ラウルとのデュエットは本当の恋人どうしのようにあま〜く心に響いてきました。
 
物語も、怪人がクリスティーヌを思う気持ちが切なくなるくらい解りましたし、クリスティーヌがラウルに惹かれる心は、誰もが納得するでしょうね。これらは、みんながいつも新鮮に感じる、まさに永遠のテーマなのだなあ、と思ってしまいました。
 
怪人が、だれかに持っている力を認めてもらっていたら、若いふたりの恋にあそこまで傷つかなかったかも知れないなー、とか思って複雑な気持ちになりました。
 
歌も踊りもさすが「四季」でしたが、ひとつクラシックバレエの場面だけは、いただけませんでしたね。やはりクラシックとモダンは全くちがうものなんだ、と認識を新たにしました。
でも、みなさん、観に行く価値は十分あります。
 
さて、毎年いまごろになるとやってくる独立と二科。12月はそれに加えて日展もありますから、うれしい師走です。
独立展、いつもこちらから観ます。なぜだろう? と思っていたのですが、今年は
HPに書かないといけない、と注意深く観ました。
 
いつもながら芝田耕氏の作品は、アンティークチェストの上に、皮製の馬、磁器のお皿、素焼きの入れ物、というように素材が全部わかる!描き方。絵のなかの絵もおもしろくて、よかったですね。
 
もうひとり芝田米三氏の作品は、音楽家三人プッチーニ、ロッシーニ、あと一人は忘れてしまったのだけど、この画家の描く人物は、みんな品が香ってくるような描き方で、私は大好き! とくに女性はすきですね。今年は男性ばかりだったけれど。
 
それから二科展の方に行って、ハタと感じました。独立の絵って総体に、絵のすみずみまで「緊張感」が張り詰めているんですね。
 
それに引き換え、二科は自由です。「いいかげん」と言ってもいいような感じです。でも表現方法がちがうだけで、どちらが良いとかいうことではありません。
 
私の感じたままを書くと、独立の絵は構成もデッサンもキチッとしてから描かれているように思うし、二科はそういうことはしているのだろうけど、あまり観るものに感じさせない。ある意味「ホッ」とする絵が多いですね。
ただ、それぞれ会としての個性がある、ってことは素晴らしいと思いました。
 
さて、これから年賀状は書かないといけないし、忘年会には行かなきゃなんないし、楽しいことばっかりなんだけど、お正月は来てほしくございません。だって、すぐに誕生日で年がひとつふえて、ちょうど、になるんだよ。いやになりますわ…
 
Mog
こないだ注文受けた七宝の額、早く仕上げたものだから、この調子で小品展しようかな、って思ってるみたいだけど、あまい考えでやらないように。…ふふふ、また威張ってしまったかな??? 怒られないうちに退散、たいさん…



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