Eiko
Mreey Christmas !!
みなさま、ご無沙汰しました。お変わりございませんか?
きょうは、いちねんのなかでいちばん好きな日 クリスマスイヴで〜す!
Eikoの部屋には、年中クリスマスのグッズが飾ってあるんです。いつも、どんなときも心はクリスマス気分。だからかな、悩みがなくてノーテンキなのは…
高校卒業くらいまで、毎年12月になると、本物のモミの木を買ってもらって、飾りつけをしていました。
それで、ちいさい頃なんか、夜に父と母が「今年はどこのケーキにしましょうか」とか相談している声なんかが聞こえてきて、ベッドのなかでワクワクしてました。
なんの悩みもなくて、サンタさんが赤いお鼻のトナカイさんのソリに乗って、ついそこまで来てるんじゃないか、とか、どんなプレゼントくれるのかな? とか思ってドキドキしながら眠りについた日のこと、思い出しますね。
もう少し大きくなると、今はいない○○とディズニーの「ファンタジア」なんか観に行って、食事して、プレゼント交換して… あのときも幸せだったよなー
ことしも、Eikoは大好きなケーキやお菓子に囲まれて、しあわせなイヴ。
先日、21日でピアカウンセリング講座も半分がすんで冬休みに入りました。
きょうは、すこしその報告をします。
「ピアカウンセリング」って初めて聞かれる方も多いと思います。
ピアは、PEER、と書きます。けっして、PURE、ではありません。
つまり仲間とか同士とかいう意味です。なんらかのハンディのあるものが同じようなハンディのあるひとをカウンセリングする、というものです。
ふつう一般的にカウンセリングなんて、余程のことがないと受けに行きませんよね。
それは解りやすくいうなら、普通のひとが深刻な病気で大病院へ行くような気持ち、だと思うんです。
でもピアカウンセリングの場合は、ちょっと風邪気味で売薬を買う、というくらいの感じ、って私は考えています。
でも、ちょっとした売薬でも処方を間違うとヒドイことになりますから、それなりに専門知識が必要になりますよね。それに、それだけシンドイなら大病院へ行った方がいい、というくらいの判断もしなければならない。そういう感じだと思うんです。ピアカウンセリングって。
そのためには、なんといっても私が私自身のことを客観的に把握していないとダメなのだそうで、講座の大方の中身は「自己覚知」に費やされています。
そこで、おもしろいことがありました。ピアカウンセリングの講習で親しくなったひとたちと毎回一緒に昼食に行きます。私以外は全員視覚障害の方で全盲や弱視、視野の95%欠損などです。
食事をしながら話していると、弱視の方から、今少しは見えていてもいずれ全盲になるだろう、という話を聞きました。私は、自分の問題としてそれを思うとき、きっと耐えられない、と思ったのです。
それを微笑みながら話されるのをみて、思い切って「怖くない?」聞いてみたんです。
すると「めちゃめちゃ怖い。そやから考えないようにしてる」。もうひとりが「今わずかでも見えてるのに、先のこと思って暗くなっても仕方ない。今のうちに見えるものを見とかないと」という応えが返ってきました。
そうか、このひとたちはそういう思いで強く生きているのか、と本心から感動をおぼえました。そして、これをテーマに童話も書けるなあ、とずいぶん得をしたように感じたんです。
家に帰るなり、母に「今日、なんか得したわあ」とその話をしたのです。
すると母はニヤリとして、「あんたはどうなん? このごろ体の動きが悪くなった、って言うてるやん。これで私が死んだり、あんたが寝たきりになること思うたら、他人は、あんたのこと、よう笑って生きてる、って思うたはるで」と。
「そんな将来のことまで考えてたら生きてられへん。今やれること、しとかな…」と言いつつ吹き出していました。もうもう大笑い。いま思い出しても笑えてきます。
でね、ここで思ったんですけど、私はよく普通の健康な体を持った方から、「障害にもめげず強く生きている」って言われるのです。
でもね、そう言ってくださる方たちだって、明日には事故で死ぬかも知れないし、一瞬のうちに首から下が動かなくなるかも知れないでしょう。そんなこと、だあれも分んないんだよ。神のみぞ知る!
そんな中でほとんどのひとたちは、自分だけは大丈夫、とか思って、死んだりする恐怖から目をそらせて生きてるんですよね。
そろそろ夜、サンタさんちでは、世界中のこどもたちへのプレゼントをソリに積み終えて、出発準備完了でしょうね。
Eikoのところへは、きのうの朝、プレゼントが届きましたよ。すてきなサンタさんからね。ルンルン…
Mog
おねえちゃんは、いつもいつも幸せでいいよねー!
出来そこないのおねえちゃんをあたたかい目で見守ってくださっている皆さま、どうぞ素敵なクリスマス・イヴをお過ごしください。
メリー・クリスマス!!
|