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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2008/04/29  いよいよ出陣♪
Eiko
 
いよいよ明日、Eikoは入院します。
 
よく5/1に脊髄に造影剤を入れて、どこが詰まっているのか検査♪
5/2には、検査結果に基づいて今後の方針が決まります♪
 
みなさまには、この結果を、だれかに頼んで掲示板に書き込んでもらうとか、なんらかの形でご報告したいと思っています。
 
では、そういうことで、手術になるにしても、リハビリにしても、みなさまの応援の声を心に感じて、適当に息抜きしながら(エヘ♪)がんばってきます♪
 
今回は、お供に「大吉」というおしゃべりな子犬を連れて行きます。ものすごいオシャベリなので退屈しないでしょう♪
 
それでは、みなさま、またお目にかかれる日まで、ごきげんよう♪♪♪
 
Mog
ぼくも、大吉といっしょに、おねえちゃんに付いていきます。ぼくは、おねえちゃんとちがって一生懸命サポートしてきますので、みなさま、ご安心ください♪ それでは、行って参ります♪
 

2008/04/21  お覚悟召されよ、驚きの展開♪
Eiko
びっくり仰天、おどろきの展開です。Eikoは4/30から入院することになりました♪
 
今までのことを、あらため順を追ってお話ししましょう。
 
さくねん、旅行から帰ってすぐに手が動かなくなったとき、Eikoは、完全に「旅の疲れだ」と信じて疑いませんでした。しかし、手先がしびれだした時点で「これは頸椎だ」と確信しました。でもEikoの周りには頸椎を手術して見事に快復した方がいなかったのです。それで内科的な方法で、どうにかならないか、と考え、昨年5月、神経内科を受診し、入院しました。
 
入院検査の結果、頸椎には手術を必要とするような欠陥は見つからず「地球一周の旅の疲れが尾を引いているのでしょう」と言われ、両親もEikoも、その言葉をそのまま信じました。それから、しばらくして歩行も困難になり始めたため、カイロプラッティック、訪問リハビリ、針治療、など、手術以外の考えられるすべての治療を受けることにしました。
 
しかし、それだけのことをしても、夏以降、体調は悪化の一途でした。秋頃、Eikoは「これは、ただの疲れではない」と、確信し、体の少しでも良くなるような病院を早くさがして、診てもらいたいと、母に言い始めたのです。
その頃から、母の体はEikoの介護疲れから極限状態にあったのでしょう。叔父が来年になれば退職するので、それから病院をさがそう、と。そして、10月末、母の腰が爆発、母の寝たきり状態は四ヶ月つづきました。
 
そこで、Eikoの体調は少しずつは力が付いていくものの芳しくないし、母もガタガタ状態で、なんとか、この抑鬱状態から飛び出したいような気になり、「一人暮らし」を思うようになったのですがね♪
 
先日、やっと仕事から解放された叔父の車で、母と少し遠い病院をたずねました。以前、そこに脊髄専門の良い先生がいらっしゃると聞いていたので、まず手始めにそこへ行くことにしたのです♪
 
その病院には脊椎脊髄センターというのがあり、聞いていた先生はそこの院長でした。でも院長は紹介状がないと診察しない、ということになっていました。でも、Eikoをひとめ診た整形外科の先生が、「ぼくは専門ではないので、遠くから来てもらっているので、院長に連絡しましょう」と♪
 
背骨をあらゆる角度からレントゲンを撮り、院長のまえに。「いつからこの状態に?」との問いに「昨年、二月に旅行から帰ったとたんです」と。「う〜ん、それは手遅れだねえ…」。「ぎゃあ〜〜〜」とは言いませんでしたが、、、♪
 
しかし、食事はお箸でしているとか、手すりがあれば少しは歩ける、というEikoの話を聞いて、ちょっとビックリされたようでした。たぶん、それは色々な治療のおかげでしょう♪
「それなら、その機能を失わないうちに徹底的にリハビリをしましょう。とにかく、すぐに入院の手続きをしてください」それから「検査して、手術が可能ならしましょう。ほかにも仙骨の上の骨が分離しているので、いずれは激痛がおこります。ついでに、これも治しましょう」と、なんともいえない、ものすごいことを、自信と威厳と、そのすきまに優しさをのぞかせながら先生はおっしゃいました。
 
Eikoが少し前から確信していた、ちゃんとした専門的なリハビリが必要だ、ということや、ほかにも、長い間おなじ姿勢をしていると痛くなる部分があり、それが仙骨の少し上、ということも、いとも簡単に、納得いくように説明してくださったので、なんだか、この先生なら信頼しても間違いなさそうだ、と、Eikoは心から思いました♪
 
とにかく、ここに入院して検査を受けよう。納得いくなら手術も考えよう。そして、何はともあれリハビリをがんばろう、とEikoは決めたのです♪  
遠いので、母もそんなには来られないと言いましたが、まっ、一人暮らしの模擬体験って感じで、がんばるつもり♪ それで、良い方向になればバンバンザイ♪ だしね♪ 悪くいっても「寝たきり」だし♪ まあ、どちらにしても命は奪われないさ♪♪♪ 
 
Mog
ふむふむ、なるほど。おねえちゃんがそこまで覚悟しているのなら、ぼくは何もいえない。ダメだと分かれば、さっさと逃げ出したらいいさ♪ 天国応援団はいつもおねえちゃんの味方だからね♪♪♪

2008/04/10  いま、考えていること♪
Eiko
春ですね♪ 哲学の道の桜は、きのうときょうの雨で散ってしまっていると思いますが、これから色とりどりのお花が咲きそろって、お出かけにいい季節になりますね♪
 
Eikoの体は相変わらずです。春になって、あたたかくなれば、少しは良くなると思ってはいますが、よほどの奇蹟が起こらない限りは全面的快復は難しいかもしれません。
母も圧迫骨折は治りつつあるものの、Eikoの介護をしながらなので、なかなか思うように快復しません。
 
そこで、Eikoは重度訪問介護などの支援を受けて、一人暮らしをした方がいいのではないか、と思い始めました。その方が母への負担も軽くなるし、これから年老いていく母に迷惑をかけずにすむかな、と考えました。そして、Eikoがひとりでちゃんと暮らせることが分かれば、母はこれからの老後を少しは安心して過ごせるのでは、と(ま、これは完全な思い上がりだ、とは解ってますが♪)。母との話し合いを重ねて、すこしは資金援助してもいいと言ってくれました♪
 
Eikoはバンバンザイ♪ やっと、親の目から解放されて、24時間すべて自由に、Eikoの思うように生活できる、とバリアフリーのマンションで、ヘルパーさんに助けてもらいながらの生活に夢をふくらませました♪ その方向でマンションの資料を取り寄せたのも事実です。
 
こんなことを書くと、普通の方たちにはとんでもない、突拍子もないこと、のように感じられるかもしれません。しかし、重度障害者が社会にとけ込み、普通に生活する方法のひとつとして、最近認められいてきています♪
 
が、しかし、しかし、、、Eikoは、ある疑問に、ふと到達してしまいました。。。一人暮らしの当初は何もかもが目新しく、面白くあるかもしれない。でも落ち着いてくると、いま家で生活するのと変わらないのでは? 母への負担を軽減するなら、家を少し改造して、ヘルパーさんに入ってもらう時間を多くすることで解決できるのではないのか? 親のうるささは今に始まったことではないし、、、 だったら、Eikoは、いまの生活の何に不満を感じて「一人暮らし」を考えるようになったんだろう。。。Eikoの生きる最終目的は「一人暮らし」なのか?と。
それならば、Eikoが一人っ子である以上、いずれは、いやでも一人暮らしになるんですよね♪
 
ひょっとしたら「一人暮らし」という目標をかかげ、本質的な問題から目をそらせているだけかも??? そして気付いたことは、Eikoの本当の不満は、「生き甲斐を見失っている自分」になのだと。
 
Eikoは以前から、七宝は体力的に一生つづけられないだろう、と考えていました。それで、体力がなくてもパソコンで文章を打つくらいはできるだろうし、童話やエッセイを書いて老後を楽しもうと思っていたのです。ところが、手も思うように動かなくなりつつあり、パソコンもできなくなるかも、という不安もでてきました。そしたら、これから何をして生きていけばいいのだろうか。。。
 
読書といってもページをめくるのがたいへんだし、テレビやCDにしたところで、少しは楽しめても「生き甲斐」にはなりません。結婚していれば、だんなさんのために、こどものために、と何か考えることもできるでしょう、って言えば、どこからかクレームが来そうですが♪
 
あつかましいことをいうなら、Eikoの心のなかにあるものを何かのかたちで発信していきたい、とだけは思っているのです、、、そして、それを興味を持ってみていてくださる方がひとりでもいてくださるなら、なんて幸せなのだろう♪ それさえ出来ていれば、べつに「一人暮らし」しなくても、自由に、幸せに、生まれてきてよかった、と思える人生を歩めるのではないだろうか、、、と???
 
これからも、時間は、まだまだたっぷりとあるはずなので、ゆっくり悩もうと思います♪
 
Mog
なにをイイカッコしてるんだい? ボクは知ってるぞ。おねえちゃんが「これから本格的に男あさりをしよう♪」って考えていることを! まあ、もうムリだ、ってボクはおもうけどね♪



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