ホーム プロフィール 楽書きの原っぱ 七宝と詩の森T 七宝と詩の森U
物語の風景 エッセイの風 京都・初夏の旅 ポーランド・ドイツの旅 T ポーランド・ドイツの旅 U
うすきの旅 個展の会場へ 心のひだまり 虹色のこもれび 掲示板
脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



戻る 目次 次へ

2006/10/08  結婚式♪ そして展覧会ふたつ♪
Eiko
きょうは秋らしいイイお天気ですね♪
 
きのうEikoは、唯一、お年頃で独身だった弟子の結婚披露宴に行ってきました♪
大津の、びわこが一望できるホテルでの披露宴♪ 
受付には、彼女のお気に入りの七宝作品が飾られていました♪
 
Eikoの席からは花嫁のよく見えて、宴は始まりました♪ まずは紋付き袴の新郎に、色打ち掛けの花嫁♪ お仲人さんを立てないスタイルだったようで、お二人の経歴などは、ふたりのお母さまが自分の息子、娘のことを手紙で語る、というスタイルで、心温まりました♪
Eikoもお祝いの言葉を手紙にして、同席したもう一人の弟子に代読してもらったんですよ♪
 
新婦は、もともと色が白くて優しい顔立ちなので、ほんとにとっても綺麗でした♪
新郎は、先日、Eikoの家にきてくださったんですが、優しくて、とても感じのいい方でした。でもちょっぴり野獣系の雰囲気で、こんな綺麗な女の子、あげたくないな、と思わなくもなかったですね♪
でも、ひな壇の上で、二人とも幸せそうに微笑み合ったり、ささやき合ったりされていて、やっぱりいいものだなあって♪心から♪
 
さすがに三十代同士の結婚なので、お二人はもちろん、来られている方々もキャピキャピしない、華やかななかにも落ち着いた宴でした♪ ご挨拶の方々も、そのほかの方々も、みんながそれぞれ本当に祝ってられるんだな、と感じる温かいもので、Eikoもうれしくなりました♪
 
Eikoが、美味しいフランス料理に舌鼓を打っていたら、新婦のご両親がわざわざご挨拶に来てくださって、びっくりしました。それがね、大きなお肉をお口に入れたとたんのことで、飲み込みも出来ず、お口の中でお肉がモゴモゴ。どうしようと思いました… でも隣にいてくれた弟子がうまく挨拶してくれて、ホッ♪♪♪
 
お料理はみんな美味しかったのだけど、絶対作りたいと思ったのが、お口直しのロゼワインのシャーベット♪ 「おかわり」って言いたかったな♪
 
それでね、新婦が七宝で何か作って式に来てくださった方へプレゼントしたい、ということで、でも全員にはちょっと大変なので、スプーンを五組だけ作り、当たった人は幸せ、ということにしました。Eikoも制作の時に手伝ってたんだけど「もしかして、これ、私が当たったりして♪」と笑ってました… で、帰って、引き出物のなかをみたら、やっぱり入っていて、ビックリ♪
いつもクジ運は悪いのに、80分の5という確率で当たってしまいました♪ ほかのお客さまに当たれば、ものすごく喜ばれたはずなのに。 世の中、こういうものなんですね♪
 
そして盛会のうちに「おひらき」となり、車で大津市内を走っていると、なにやらお囃子が聞こえ、ふと路地を目をやると祇園祭のような鉾や提灯が見えました♪ 曳山祭りの宵山(っていうのかな? 一般的に言えば前夜祭♪)だったみたい♪ 
ほんとに運のついてる日でした♪♪♪
 
話は前後しますが、先日、ルーブル展、マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展を観てきました。
 
ルーブル展は、ルーブル美術館から古代ギリシャ彫刻など134点が展示されていました。中には本家のルーブルでは、まだ未公開の「ニケ」(闘いで勝利する方に舞い降りるという羽のある女神)なども並んでいるというので、興味深かったです…
 
その時代は、出産のときの母体の死亡率、子どもの死亡率がものすごく高かったので、母子やこどもの墓標が多く出土しています。その墓標には、母子の幸せそうな風景が彫られていたり、こどもたちだけの墓標には好きだったおもちゃや小鳥などが彫られていて、当時のこどもを失った親の思いが、いま観ているものにもしみじみ伝わってきました。
 
そして戦士の像やビーナスたち、古代オリンピックの勝者に贈られたという陶器の壺や皿、賢人肖像など、ほんとうに盛りだくさんでした♪
 
でもね、Eikoはルーブル美術館へ何回も行っているのですが、ギリシャ彫刻の部屋はいつも静かで落ち着いているんですね。それに引き替え、京都の美術館には、ひとつのひとつの彫刻にワンサカの人だかり♪ 女神も賢人も戦士たちも心の中でビビッてたりなんかして…とみていたら、やっぱり微妙にまぶたが震えそうになったり、唇がゆがみそうになるのを我慢したり、してましたよ♪♪♪
 
そうそう日本の神話ではイザナギの尊、イザナミの尊が結婚することで、世界やほかの神さまが生まれるのだけど、ギリシャ神話でおおもとは、誰と誰が結婚して世界が始まったのか、ご存じですか? 「天空」と「大地(ガイア)」なのだそうです♪ ギリシャ神話、小さいときに全部読んでもらったんだけど、忘れてました。。。三つ子の魂百まで、とはいきませんでしたね。トホホ…
 
もうひとつのマリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展。
Eikoは、ウィーンに一回行ったことがあって、シェーンブルン宮殿を訪れたことがあります。レモンイエローのほんとに綺麗な宮殿でした。マリア・テレジアとは、マリー・アントワネットのお母さまです。モーツァルトが6才のときマリー・アントワネットに結婚を申し込んだというのも、この宮殿でのお話です♪
 
主に肖像画や食器、調度品、衣装、宝石などが並べてありました。
どれもロココ全盛で、Eikoの大好きな雰囲気でした♪ セーブル窯がこの宮殿で使われるためだけにデザインしたという緑のリボンの食器は、とくに気に入りました♪ Eikoも使ってみたかったな♪
 
それから驚いたことに(ってEikoだけかも?)マリア・テレジアは日本のものがお好きだったようで、古伊万里のティカップやジュガーポット、日本の風景が描かれている漆のチェストや長持ちなどを愛用されていたんですよね♪
 
マリア・テレジアは、当時の女帝としてはめずらしく自由恋愛のような形で結婚して、とても幸せだったようです。そして夫のフランツ・シュテファンが亡くなると死ぬまで喪服で通したそう♪ でも彼女の16人の子どもたちは全員、政略結婚だったようで、女帝になるとやはり政治が第一に考えるようになるようで、少しさびしい気も。。。
 
しかし、ここでもおバカを露呈するようだけど、神聖ローマ帝国というのはプロシア(いまのドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部の連合体)のことだって知らなかったわ♪ 古代ローマ帝国を継承する体制になっているのだとか、、、???
 
最後に、シェーンブルンとは「美の泉」という意味だとか。シェーンブルン宮殿にはすごくきれいで広大な庭園があって、実際にとても美しい泉も造られています。で、その泉を指しているのか、はたまた宮殿内部の超一級の調度品やそこに住まわれていた女帝や王女たちを指して、あふれ出る美しさがいう意味でのことなのか、どっちかな?と思いつつ、Eikoは帰りました♪
 
そこで、Eikoとしたことが大失敗♪ まあ、帰り道の三条通に和菓子屋さんがなかったのがひとつの原因なのですが、まさにその日、お月見団子をたべる日だったのです♪ だいたい花より団子を自負しているEikoなのに、花を考えながら歩いていたら、お団子をすっかり忘れてしまって… なんたる失態。。。ことしのお月見団子はたべず終いになりました。。。う〜〜〜ん、ショック。。。
 
でも、なんといっても、さすが芸術の秋だけあって、魅力的な展覧会がこれからも目白押し♪ お月見団子の分まで、今月中、大いに芸術を楽しみたいと思ってます♪♪♪
 
Mog
おねえちゃん、花嫁さん、きれいだったね♪ 
もし、天国に来るまでもらい手がみつからなかったら、ぼくがお嫁さんにしてやるからね♪
しかし、おねえちゃんがお月見団子を忘れるなんて、、、とうとう認知症はじまった???

2006/10/02  九月の展覧会 と う〜ん凱旋賞♪
Eiko
みなさま、お変わりこざいませんか?
ずいぶんご無沙汰してしまいました。まるまるひと月ぶりの更新です。ごめんなさい。
 
九月は、いろんなことがありました。さまざまな展覧会にも行きました。さりながら、特に記すべき展覧作品に出会うことができませんでした。でも、少しだけ思ったことを書いてみましょう♪
 
まず日中交流絵画展
日本における南画の画家たちの作品は「月」をテーマに選び、月明かりのもとでのいろんな場面がしっくりと描かれていました。
そして中国の作品。Eikoは現代の中国の画家たちはどんな絵を描いているのだろう、と興味があったのですが、ひとりを除いて、ゼンゼン、マッタク、お話にならない作品ばかりが並んでいました。
 
今回のことだけで判断するのは間違っている、とは思いますが、あの文化大革命で、素晴らしい芸術を捨ててしまった影響の大きさをつくづく感じました。
絵画だけでもこうなのですから、文化芸術面での中国のこれからは大変でしょうね。
 
そして、世界マンガ展。これは京都精華大学が主になり開催されたもので、まあ楽しめました♪
 
院展
これほど記すべきもののない院展は、Eikoにとって初めての経験でした。
上村松篁、加山又造、片岡珠子、秋山ふき、これらの方々のいない院展なんて、クリープを入れない超極薄アメリカンみたいなものでした。
 
彼らの作品、例え小品であったとしても、それが会場のところどころにある、というだけで展覧会全体がピリッとしまる感じがするのです♪ それだけでなく会全体の品格も上げていました♪
でも今回は、平山郁夫氏がひとりバカデカイ作品を出されていて… でもね、大きけりゃいい、というものでもないし、金箔を使えばいいというものでもございません。彼の作品をお好きな方、ごめんなさい。Eikoは、彼が金箔を多用することにものすごく反発を感じています。
 
例えば、着物や帯に金箔が乱用されていれば、それは「きず」を隠したり、誤魔化したりしている、と思って間違いありません。七宝でも、失敗作の上に金箔を散りばめると、もうそれだけで失敗作でなくなるのです。要するに「金」というものは、どんなカタチになっても、人の目を誤魔化し、引きつけ、魅了するものらしいですね♪
 
平山郁夫氏の作品から金箔を取ってしまったら、まったく誰の作品か分からなくなってしまいます。出世作の「仏教伝来」には金箔は使っていず、玄奘三蔵が仏典を求めての旅の情景が胸に迫ってくるいい絵なのに、その絵の方向を追求していけばよかったのに、どこで妥協してしまったのでしょうね〜 彼は。。。
 
そして京都市美術館コレクション展 第三期「表面への意志」。
絵というものは永い間、現実の奥行きのある空間を、画面上に再現することだと考えられてきました。しかし、そのもとでは、絵の具やキャンバスの存在は意識されてはならず、画面は筆跡を消してなめらかに仕上げるものだったのです。
 
ところが次第に絵は、平らな面であり、絵の具に覆われた表面、と認識が変わってきます。それにともない、絵の表面が新たな表現の場になり、筆触に変化を持たせて絵の具の物質感を強調したり、異質なものをキャンバスに貼り付けたり、という絵画にそなわる二次元性の特質をより際立たせる作品が現れてきます。
たとえば七宝でもね、金属の表面に装飾をして奥行きをみせる技法なんですよね♪
 
そんなふうに、絵画や作品の表面に重きを置いた作品が多く並んでいて、地味だけど非常に興味深く、おもしろみのある展覧会でした♪
 
それからお話はガラッと変わりまして、
夕べ、ディープインパクトが、フランスの凱旋賞という世界一の競走馬を決めるような大会に出走しましたね♪
Eikoは、夜中なのにLIVEで見たんですよね〜 これがほんとの野次馬♪なーんちゃって。。。
 
ディープインパクトは、だいたいは後ろの方にいて、最終コーナーあたりから突如、羽が生えたかのような感じで走り込んで、そのままトップになる、というのが得意なカタチなんだと思うんですね♪
 
でも、今回はゲートが一番だったこともあって、内側よりの二番手に走ることになっちゃって、あの位置で走ることはめずらしいことだったので、これはマズイんじゃないかって思いながら見ていたら、、、それに自分の得意なスタイルを、自分がやられるというのも初めての経験だったろうし、、、やっぱりでしたね。。。
 
でも、まあ三位だったので、アウェイではよくがんばったと♪
勝ち馬投票券の一番人気だったんだから、それだけでもスゴイことですよね♪
それに初めての外国で、自分の力を出し切って走ったんだから、それでヨシ♪としましょう。
来年も、もし挑戦できたらいいのに、って思いました♪
 
そうそう騎手は武豊だったんですが、彼のお家はご近所というわけではないけど、うちからでも歩いて行ける距離なんですよ。
バスに乗って出かけるときは、たいていそのお家の前を通ります。すごく大きな洋館のお家だけど、、、???
 
さて、Eikoの船旅出発まで、いよいよ後ひと月になりました♪ 旅行社には多少ムカツくこともあったのですが、今はそんなことを気にしている時期でも、場合でもございません♪ 足らないものは買い物に行って〜 ボチボチ荷造りを始めないといけないかなあ〜 と心のなかでは思うものの〜 とにかくギリギリにならないと出来ない性分なので…♪ 
まあディープインパクトもがんばったことですから、Eikoも気合いを入れてがんばりましょう♪
 
それから、みなさまにお願いがあります。100日間の船旅に持参する本、オススメのものがありましたら、お教えてください♪
予定としては「ゲド戦記」、一度じっくり読みたかったので持って行こうと思ってますが♪
 
Mog
おねえちゃんの体調は今のところ、まあまあです♪ ただこの時期、菊科の花粉にすごく反応して、ちょっと大変なのですが、それは病気じゃないので安心しています。
でもね、おねえちゃんの相変わらずのノンビリに、おかあさんは超イライラ、ぼくも、ちょっぴり噛みつきたい心境、、、♪



yume_110ne@yahoo.co.jpメールはこちらまで。